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固体重水素NMRに用いる標準試料のうち、安価で手に入るものを探しています。何社かに問い合わせたところ、どれも高価で困っています。

また、できれば重メタンスルホン酸メチルが手に入ればうれしいのですが、これについては取扱いが見つかりませんでした。どなたか取り扱っている業者をご存知でしょうか?

宜しくお願いします

A 回答 (2件)

> DL-アラニン-3,3,3-d3 (CD3CH(NH2)COOH) の入手先



和光純薬のサイト http://www.siyaku.com/ を見たら1グラムで38,800円ですね(試薬検索に DLM-176-1 と入れて検索)。在庫ゼロになっていますけど、問い合わせてみてはいかがでしょうか。製造元はCambridge Isotope Laboratories, Inc. (CIL)です。
http://www.isotope.com/cil/

大陽日酸ですと1グラムで46,100円です(製品番号 488933 で検索)。こちらはISOTEC(アイソテック)の製品です。
http://stableisotope.tn-sanso.co.jp/sihome/find/ …
http://www.sigmaaldrich.com/Area_of_Interest/Che …


> その際に重メタンスルホン酸メチルを標準として用いておりました。

それなら確かに重メタンスルホン酸メチルが欲しいですよね。失礼しました。

上記のCILとアイソテックのサイトで私も検索してみたのですけど、残念ながら methyl methanesulfonate (CD3SO2OCD3) は見つかりませんでした。ただ、CILに Methanesulfonyl Chloride (メタンスルホニルクロリド CD3SO2Cl) と METHANESULFONIC ACID (メタンスルホン酸 CD3SO2OD) がありましたので、このどちらかと重メタノール(CD3OD)から CD3SO2OCD3 を合成する、という手はあります。……時間と費用とがかかるので、やはりお勧めはできませんが。

CD3SO2OCD3ではなく、CH3SO2OCD3でもいいのでしたら、これはCH3SO2ClとCD3ODから合成できますので時間と費用は格段に抑えることができます(CH3SO2OCH3のつくり方が実験化学講座に載っています)。有機化学の人に聞けば、CD3OD(または他の安価なNMR用溶媒)からCD3SO2Clをつくる方法も分かるかも知れないです。


> プローブ内のコイル径を細く(3mm程度)して実験を行う

90°パルスの長さを決めるだけなら、やはりアセトン-d6(アンプル入りで小分けになっているもの)がいいんじゃないかなあと思います。少なくとも当座のしのぎにはなるのではないでしょうか。封入は面倒なので使い切る形で。

あとは、すでにNMR測定をした試料で重メチル基CD3を含むものがあれば、固体標準試料として使えるかもです。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。

只今、教えていただいた標準を様々に検討しているところです。
やはり価格はどれもかなり高価で予算との相談になりますが、多くの可能性を教えていただけましたので、それを基になんとか実験を進めていこうと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/29 14:05

固体試料なら、DL-アラニン-3,3,3-d3 (CD3CH(NH2)COOH) がいいです。


液体試料なら、NMR用溶媒として売られているものならば何を使ってもいいです。アセトン-d6 は安いのでお勧めです。

重メチル基CD3を含む固体試料で安価なものに、メチルアミン塩酸塩 (CD3NH3ClまたはCD3NH2・HCl) がありますけど、これは固体重水素NMRに用いる標準試料としてはお勧めできません。どんなNMRスペクトルがでるのかが前もって分かっていないと、標準試料としては使えないからです。重メチル基CD3がなくてもいいなら、MgCl2などの水和物結晶を重水から析出させるのが最も安上がりになると思いますけど、同じ理由で勧められないです。

入手しにくいものを標準試料にするのは、何かが間違っているように思います。なぜ重メタンスルホン酸メチルが必要なのでしょうか?

この回答への補足

迅速な回答、ありがとうございます

DL-アラニン-3,3,3-d3 (CD3CH(NH2)COOH) の入手先などご存知でしたら教えて頂けますか?一件問い合わせてみたところ、5gで10万円以上でした..ちょっと予算をこえています。

実はすでにNMR測定はある程度行っておりまして、その際に重メタンスルホン酸メチルを標準として用いておりました。このたび、プローブ内のコイル径を細く(3mm程度)して実験を行う事になりましたが、重メタンスルホン酸メチルは5mm管に封入してありコイルに入りません。また、その管理責任も当方にないため、開封することもできない状況です。
できるならば、同一の条件でということで、重メタンスルホン酸メチルを求めている次第です。

補足日時:2008/09/24 20:34
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