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着物初心者です。
訪問着と色留袖はどう違うのですか?
上半身と袖に柄が無いのが留袖 全身模様が縫い目にかぶさってついているのが訪問着  地味な模様が主に裾だけ、縫い目にかぶらないようについているのが付け下げ であっているのでしょうか?
よくきく比翼て何ですか? 比翼があるかどうか 紋をつけているかで
訪問着か 色留袖か 分かれたりするのですか?

すみませんよろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

      黒留袖    色留袖     訪問着    つけ下げ



比翼仕立て  ○      ○

紋      5    5ケ3ケ1ケ    無か1ヶ
           
柄付け  絵羽裾模様   絵羽裾模様   全体絵羽   上向柄
見分け方  仮仕立て   仮仕立て     仮仕立て   反物
応用           ★下記     ☆★下記
                           
★色留袖⇔訪問着に仕立て方で応用出来る。
 帯から上に柄が付いていない絵羽付のもの。
☆紋が隠れないように、帯から上の部分は柄が無い。
 背や肩先の部分の柄を少なくするものがあります。

色留袖は、紋をいれる為の白の染め抜きがありました。
柄の格も高くハッキリとしていたのですが、
やはり、需要が減って来たのでしょうね。

>>訪問着と色留袖はどう違うのですか?
<<仕立て方が違います。

>>上半身と袖に柄が無いのが留袖
<<とりあえずハイ
 縮緬・5つ紋・絵羽・比翼仕立てが必須です。

>> 全身模様が縫い目にかぶさってついているのが訪問着
<<とりあえずハイ 
 白生地を仮仕立てをしてから柄をつけますから、(絵羽)
 柄が縫い目できれいにつながるようになっていますが、
 体系によって多少、かぶさる事はあります。

>> 地味な模様が主に裾だけ、縫い目にかぶらないようについているのが付け下げ 
<<違います。
  大きな違いは、反物で販売されている事です。
  縫い合わせて柄が合うように、大体の位置で柄つけをします。
  上向きの柄になるよう、袖山・肩山で振り分けます。
  全体に柄のあるもの裾だけにあるものがあります。
  体系によって縫い目で、柄が多少ずれる事はしかたがありません。
  多少地味目かなと思う柄もありますし、
 仕立て上がった物を見ると、訪問着かと思える立派な柄もあります。


>>比翼て何ですか? 
<<2枚の着物を重ねて着る本重ね・・見た目は同じ様に
簡略化する仕立て方です。
一枚の着物に襟・袖・胴から下だけをつける(比翼部分)。

>>比翼があるかどうか 紋をつけているかで
訪問着か 色留袖か 分かれたりするのですか?
<<仕立て方で決まります。
 紋の有無で分かれる事はありません。
紋は有無と数で、それぞれ、色留袖、訪問着の中での格が決まります。

回答の順序がかわりました。
表として見たのですが、ずれないで見えると良いのですが・・。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。詳細な回答をいただきありがとうございます。
着付けを学び始めたばかりですがこれからもがんばりたいと思います

お礼日時:2008/10/12 06:09

>よくきく比翼て何ですか?



比翼のとこだけ補足させてください。

あれ、本来は「白の着物」なんです。
時代劇で、敵討ちとか、切腹とか、花嫁さんが白ですね?

それとおなじ感覚での「覚悟の白」。
オークションなどでは今でも、黄色く変色した「白無垢」の下重ねが出てきます。
嫁入りには白い着物を持たせた。
親族としての葬儀はこの白でした。
今は「黒」ですが。

戦後、白い着物として重ねるのは「不経済」ということでのみえるとこだけ「ナンチャンって白」ということで「比翼」というネーミングで残しました。
デ、葬儀は「黒」になった。

だから、着物文化として生きていたころにはなかった風習です。
インチキだから。
インチキ?にもグレードがあるのか、近頃は袖の振りは省略されているのが多いです。
それ以前なら、袖として一枚余分(無双袖として)についていたものが、袖の振りだけに
白の鉢巻がぐるっとついているようなつくりが増えている。
すそも、おくみの分だけ白がついているのと、
すそ回し分ぐるっと「白きもの」として見せてついているのとグレードがあるようです。
もちろん、化繊で間に合わせているのも多い。

色留袖も一つ紋ぐらいになると、何もナシで白の伊達襟で間に合わせる様になってきてます。

家族として、血族としての連合というか、
儀式の白なんです。

だから、留袖には省略できない、比翼です。
と同時に、そういう時(儀式)に着るのが留袖ということにもナル。

ちなみに、長じゅばんも白が決まりですから、でも、これは下着です。

それと、振袖など、訪問着での伊達襟しますね、重ね襟とも言うが、
あれは、十二単ではないですが、たくさん着物を重ねてきるという上等なおしゃれの名残です。(マーたくさんもっていますというデモンストレーションでもあるし、色重ねのおしゃれができる、セレブということでもある)
襟だけたくさん見せて、これだけ着ています、という、
「ナンチャッテ、重ね着」ということです。

戦前まではちゃんとした席に出るような
ちゃんとした着物を着るようなときというのは2枚きるのは普通。
そして、そういう人々しかちゃんとした着物というのを持っていなかったというのが実情。

今は庶民が持っていて、それを「ちゃんと着ようと」うるさいことを言うから大変。
ちなみに、黒留袖は民間だけで通用するもので色留袖と同格ですが、
宮中ではだめです。
文化勲章の記念写真のご婦人はみな色留袖です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。詳細な回答をいただきありがとうございます。
こんなに深い意味があったんですね。
着付けを学び始めたばかりですがこれからもがんばりたいと思います

お礼日時:2008/10/12 06:11

こんばんは


黒留袖に関してのみ、余談です。
黒紋付染めとして、江戸時代に武士階級で着られるようになり、
明治以後、裃が廃止され、武家男子の略礼装であった、紋付羽織袴が国民の礼装(下級官吏用として)採用されたそうです。それが、一般に広まり、それに準じて西洋のブラックフォーマルを取り入れ、女性の礼装が黒留袖となったようです。(と、着付け教室では、先生から習いました)
なので、武士から発祥した国民の礼装であり、黒を喪の色とするので、宮中の方々は、黒留袖をお召しになりません。ドレスを礼装にされ、着物では色留袖を正式に使います。(婚礼等の祭事の際は別として)
宮中の方々に合わせて、bekky1さんのおっしゃるとおり、祝典に参内される一般の方も、 五つ紋に比翼仕立ての 色留袖が正装となり、 黒留袖は着ていきません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。詳細な回答をいただきありがとうございます。
こんな歴史的なことがあったんですね。
着付けを学び始めたばかりですがこれからもがんばりたいと思います

お礼日時:2008/10/12 06:11

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