
中二の娘の部屋に、娘が中一の時に使っていた国語の教科書がたまたま
見つかって、それに収録されていた芥川 龍之介「トロッコ」を思わず
最後まで一気に読み通して懐かしかったです、小生 昭和三十年代半ば生まれですが、「トロッコ」を三十数年振りに読んだような気がします。読んだ後、ふっと思ったのですが、まさか芥川は「子供は暗くなる前にお家に帰りましょう」と訴えたいために「トロッコ」を書いた訳ではあるまいし、暗くなった山間の路を心細げに走って、我が家に着いて
母に抱かれてすすり泣く良平の心理に仮託して、何を訴えたかったのでしょうか。何か寓話のようにも思えます。「トロッコ」についてのおすすめの解説がありましたら、ご紹介下さいませんでしょうか。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
最後の段落が抜けてます。
*良平は二十六の年、妻子(さいし)と一しょに東京へ出て来た。今では或雑誌社の二階に、校正の朱筆(しゅふで)を握っている。が、彼はどうかすると、全然何の理由もないのに、その時の彼を思い出す事がある。全然何の理由もないのに?――塵労(じんろう)に疲れた彼の前には今でもやはりその時のように、薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している。*
そう幸せではない青年の心の中には、今でも少年の日の思い出として不安が消えない。
早速のご回答 ありがとうございます。
確かに、ご指摘いただいた最後の段落がありました。
「そう幸せではない青年の心の中には、今でも少年の日の思い出として不安が消えない。」
まさにこのとおりかもしれませんね。
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