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まず、太宰治を好きな人は、その放蕩さがいいとか、駄目人間な感じが面白い、みたいなことを言いますよね。
でもそれは皮肉なんじゃないか? と思ってしまいます。好き、というよりは馬鹿にしているような、見世物駄目人間太宰治をただ怖いもの見たさの笑いものにしているだけのような気がするのです。酒の席に一興投じる不幸話、その堕落ぶりが他人ごとだからみたいな。情けない駄目人間の馬鹿道化を代わりに演じて醜態を晒してくれて、その分かりきった結末の恐怖を見て楽しませろ、いいぞ、もっとやれ! みたいな、とか。

そして太宰治を嫌う人は、その放蕩さと駄目人間が受付ない。不幸自慢の自己陶酔、弱さを切り売りする詐話師、読んでて気持ち悪いとかなんとか、色々言われてますよね。

私はまだ、彼の方の人間失格しか、それもまだ読み途中なのですが、それくらいしか触れ合ったことがないので、まだ意見を言える立場ではないのですが、しかし、好く人も嫌う人も、誰も太宰を軽く扱っているような気がして、なんだか切ないです。人は分かり合えないと大きな話をするわけではないのですし、もっと彼を重んじろとは言いたいのではないのですが、扱いを見てみると、何と言えばいいのか、言葉が見当たらなくて、眉潜め俯いてしまいます。私も色々と人間失格だから、憐憫や同情があるのでしょうか。

太宰治が好きな方、そうじゃないけどお答えしていただける方、どなたかご意見ください。
太宰は嗤われて嫌われる、負の遺産なのでしょうか? 世に出ても愚者の道化で立場はないのでしょうか? 彼のような小説や人間は、今の世ではどう扱われるのでしょう?

でも、太宰は人間失格を自伝としていますので、もしかしたら、彼の思惑通りなのかもしれませんが。

A 回答 (3件)

>太宰は嗤われて嫌われる、負の遺産なのでしょうか?



小説を残さなかったら、あるいはそういう人間として忘れられていたかもしれませんね。そういう仮定的なことは回答が難しいと思います。
でも彼は生前も熱烈なファングループに囲まれていましたから、小説だけではない、彼自身の人間にも魅力があったのだろうと思います。
ひとついえることは、太宰治は彼の書いた小説で高名になり、彼自身もその小説もいまだに多くの人たちに愛されているということです。首記のそういった疑問を持っているひとも少なくないかもしれませんが、彼の存在は日本文学の宝であり、負の遺産などでは絶対ないと思います。

ご存知だろうと思いますが、三島由紀夫は太宰治が嫌いだったようで、彼の面前でそう告白したそうです。でも彼は見た目はさらりと受け流したようです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

お礼日時:2013/12/02 21:25

 死の直後ならともかくも、死後50年を過ぎて著作権もなくなった今どき、伝記から作家像を作っている人なんて、ほとんどいません。



 太宰治は、日本の学校教科書で、その作品が最もたくさん取り上げられている作家です.

 現代日本語の見本、手本となる作家です.

 プロの作家の中にも太宰ファンが多いのは、決して伝記的な事実への共感でなく、あくまでも日本語話者としての魅力です.

 アナクロニズムでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

お礼日時:2013/12/02 12:00

太宰治について議論するならまず、主だった彼の作品を読んでからにしましょう。

自分の意見を自分である程度固めてから人の意見を聞くのは必要ですが、「人間失格」の途中であれこれ人の意見を聞くのは時期尚早です。
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この回答へのお礼

ですので意見言える立場じゃないと書きました。時期尚早でも皆さんの意見を聞きたかったのです。

お礼日時:2013/11/30 22:41

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