とっておきの手土産を教えて

13年式のプレマシーのタイヤを交換したいのですが、車の説明書には締め付けトルクは9~12kgf・mとなっています
この場合、11くらいで締めればいいのか、12くらいで締めればいいのか?それとももっとゆるくでいいのかわかりません。
いったいどの程度で締めればいいのでしょうか?

A 回答 (5件)

 ホイールボルトの締め付けトルクは、今や『慣例的』に決定されており、ハブ周りの設計を担当している当の本人もそのホントの意味を知らないヒトが多いんですけど・・・



※9kgf・mとは
 『ドライ状態(ネジ部分やナット座面がオイルやグリスで潤滑されていない状態)でも必要軸力を満足し、緩むことは無い』最低の締め付けトルク、という意味です。

※12kgf・mとは
 『潤滑状態(#1)でもボルトを塑性域(#2)まで伸ばしたり、遅れ破壊(#3)が起こらない』限界の締め付けトルク、という意味です。

・・・っというワケで結論は、
『9から12kgf・mの間に入っているなら何kgf・mでもよい』
となります。

 尚・・・

#1=潤滑状態
 実際にネジ部や座面にいちいちオイルを塗るヒトはいないでしょうが、軍手などに染みているオイルが作業中に付着する、と言う意味です。
 ちなみに・・・自分はホイールナットのネジ部と座面にはオイルを塗り、自分で勝手に計算し直した締め付けトルク(勿論メーカ規定トルクより低いです)で締付けていますが、ホイールもボルトも痛みませんし、ナットの緩みも起こりません。『ボルトの初期緩み』も考慮してトルクを決定しているので、増し締めすら不要です。(なんてことが出来るのは、メーカの設計者よりボルト設計がウマいから!なんちゃって。)

#2=塑性域(そせいいき)
 ネジをねじ込むという行為は、ボルトを『引き伸ばす』行為という事ですが、金属はある程度以上引き伸ばすと元の寸法に戻らなくなります。
 この『ある程度以上』の範囲を塑性域といいます。
 ここまで引き伸ばされたボルトはネジの形状が変形してしまい、反復利用出来なくなります。

#3=遅れ破壊
 塑性域まで締められたボルトは、ただ塑性域に入っているだけなら軸力(ボルトが元の寸法に戻ろうとするチカラ。この場合はホイールをハブに押し付けるチカラになります)は実は塑性域以前の締め付けより安定しており、ホイール取り付け状況としては結構よい状態になっています。(頻繁に分解する必要が無いエンジンはボルトの塑性域を使って組み立てられているほど、塑性域は安定した領域です。)
 が、この塑性域の後半(ボルトが破談する一歩前)まで締付けてしまうと、『遅れ破壊』が発生します。
 これは、締付けた時には何事も無く、何日か経って見るといつの間にかボルトの首が破断して落っこちている、という恐ろしい状態で、自分はトラック、バスなどの大型車のホイールボルトが折れてタイヤが外れるのは、この『過大締め付けトルクによる遅れ破壊』も原因の一つではないかと見ています。
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既に他の方々が回答している通りなのですが


トルクレンチがあるなら範囲の真ん中から最大値でよろしいのでは。
最近のトルクレンチは結構正確です。
私は複数のトルクレンチをかみ合わせて互いに競争?したりしてみましたがメーカーが
違ってもモノが違ってもそれぞれ同じタイミングででカチカチと反応しています。

ディーラーとかで整備に出すとおおよそ規定より固く締まってきます。緩めた時の感触ですが。
途中で外れたりするとクレームが来るからでしょう。範囲内で厳しめに締めるのがよろしいかと。
ただ、規定値で締めると驚くほど軽く緩みます。適宜増し締めは必要かと思います。

 きつく締めるとボルトが破断し昨今の事故につながります。メーカーの保証を受けるにも、
万が一の場合「このトルクレンチで締めていたのにボルトが破断した」と主張することも出来ますし。
きつく締めるのを続けていると超音波でないと検出できない様な金属疲労を助長することにもなります。
まー、スタッドボルトの交換は素人でも経験者の助言があれば出来るとは思いますが。
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緩かったら 緩みますよ。

通常9~12の範囲なら 真ん中か最高値を選ぶと考えますが?
・軽   9kgf・m
・小型車10.5kgf・m
・大型車12kgf・m
一般的に 小型乗用車は10.5kgf・mですので 11でも誤差範囲OK KTCのホイール専用トルクレンチも 10.5固定です。

強く締めるのが怖い・いやなら 9kgf・mで試してみては?
何れにせよ 少し 走って 必ず緩みが無いかを確認する必要が有ります。
ここでチェックし 緩みが出なければ 9kgf・mでもいけると言えるのでは?

空研のトルクレンチがお薦めです。クロスレンチタイプなので締め付け片寄りが少なく的確トルクで締められる 緩め・締め付けコレ1本で出来ます。

参考URL:http://www.kuken.co.jp/products/torcon/index.php …
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なんでもそうですがきっちりした値で作業をすることは不可能です。


トルクレンチだってかなりの誤差があります。
ボルトとホイルの油の付加減でも大幅な誤差が出ます。それで公差という範囲を設定しているのです。
こういう場合はど真ん中の数値を使います。迷わず10.5です。
ちなみに正確に行なおうとすると、自分の体重を計る(作業するときの靴も含めて)、レンチのアーム長さの計算した距離のところにボルト等を固定しておく。
レンチを水平にして、そのボルトの上に乗る。
こうすれば10.5ほぼ間違いのないトルクを発生させることができます。
重力の誤差はほとんどないですからね。ボルト等のレンチとの接触位置が誤差です。
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トルクレンチが有るなら、その範囲内で問題無いでしょう。


締め付け後、100k前後走行したら、増し締めをお勧めします。
増し締めと言っても、同じトルクで十分です。
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