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こんにちは ウルトラマン、セブン、新マンのウルトラ怪獣のデザイン、造形を担当された成田了さん、高山良策さんはなぜ途中で担当からしりぞいてしまったのでしょうか?

セブンは怪獣、宇宙人は成田さんはどこまでデザインされたのでしょうか? 詳しい方教えてください。 よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

高山先生を円谷プロに引っ張ってきたのは成田先生です。


ウルトラQのペギラを造形してもらう為です。
元々、高山先生は、どちらかというと、造形の師匠に当たる大橋先生との関係で、ウルトラマン中盤からは日本特撮株式会社やピープロダクション作品の造形が主になっています。
ウルトラマン終了間際のサイゴ・キーラ・ゼットンの造形は超過密スケジュールで、日記に「オレを殺す気か!」と怒りをつづっていました。
スケジュール的に無理が生じたのでウルトラセブン終了時で一旦終了。

ピープロダクション帰ってきたウルトラマンの時は、すでにピープロダクションの「宇宙猿人ゴリ」のキャラクター造形をやっていたので、セブン後半での怪獣デザイナーの池谷先生のたっての願いで「グドン」「ツインテール」「ステゴン」の造形だけ行っています。先生はその後、同じ池谷先生繋がりで、日本現代企画のシルバー仮面・アイアンキング・スーパーロボットレッドバロンなどの怪獣・宇宙人・ロボットのキャラクター造形を行っています。製作スタッフの流れから見ると、ウルトラセブンの後を引き継いだのは、シルバー仮面などの日本現代企画側のシリーズだったように思えます。

ファイヤーマンで円谷プロの怪獣を再度手がけています。

成田先生の場合は、プラチク星人まではデザインしています。ダリーから池谷先生。交代は突然だったそうです。池谷先生に、明日からこない、といってそのまま退社してしまい、池谷先生がそのまま怪獣・宇宙人のデザインを担当しなくてはならなくなったそうです。

ある書籍での先生の寄稿文ですが、スペル星人・アイアンロックス・恐竜戦車が退く要因になったそうです。ウルトラマンでのガマクジラのデザインあたりから不満があったらしいです。監督主導でデザインイメージを先に決められて、それをクリーンナップせよ、という事だったのですが、いままで自分が積み上げてきたウルトラセブンの世界とはかけ離れていて、今までの自分の一貫したデザインの仕事内容が伝わっていない、と感じ、退社を決断したそうです。特にスペル星人は猛反発したそうです。

また、用途別にちゃんとデザインしたウルトラホーク1号と3号が、なかよくアベック飛行をしているのを見て落胆した、と書かれていました。あとは銀色のイメージが塗装ではうまく表現出来ず、セブンのイメージが違って、これが不満だったとも書かれていました。

本当にこれらが真実かはわかりませんが、関連する書籍に大体同じことをお書きになっているので、原因の一つだったのでは?と憶測することは出来ます。

余談ですが、銀色再現の願いは、「突撃!ヒューマン」のヒューマンの造形でアルミの叩きだしという本物の素材での表現につながります。

以上、私が所有する書籍から要点を書き出してみました。ご参考までに。
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この回答へのお礼

丁寧に解説していただき、本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2009/01/23 23:40

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