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特に理由はありませんが、単なる話題の提供として投稿させて頂きます。
新聞に掲載された今年の大学入試センター試験の問題を解いてみた方がいらっしゃいましたら、自己採点の結果や感想などをお聞かせ下さい。


ちなみに当方は49歳で、大学入試の経験はありませんが、試しに文系の数科目を解き、配点に従って自己採点してみました。

・国語
自己採点は、200点満点で90点でした。
出題分野は、評論文、小説、古文、漢文に大別されており、現代文である前二者は殆んど正解できたのですが、高校を卒業してから30年も経つと、古文・漢文は外国語に等しく、全く太刀打ちできませんでした。
これについては、当然ながら現役の若者たちには叶わないということを実感しました。

・現代社会
自己採点は、100点満点で95点。
思った以上の高得点で、我ながら驚きましたが、内容的には社会・時事問題に絡んだものが多いため、ある程度の社会経験があり、新聞を読む習慣などがあれば、解ける問題が大半でした。
これは、高校生よりもアダルト層に適した科目かと思いました。換言すると、若年者にとっては厳しい科目なのか?

・日本史B
自己採点は、100点満点で70点。
高校の時は得意科目でしたが、やはり30年の月日が流れたことで、理解していたはずの基本事項をかなり失念してしまったようです。

・地理B
自己採点は、100点満点で61点。
こちらの方は、もともと高校の時から基本事項を捉えておらず、今回の問題も当て推量で答えたので、この程度の点数が妥当でしょう。

その他の科目については、問題文を一瞥しただけでも、問われている意味すら理解できず、採点に値しないというところです。おそらく、英語や数学などは零点に近いでしょう。
ただ、自分にとっては答えやすい地歴・公民系の科目についていえば、きわめてクイズ的というか、単に物知りの度合いを測っているような感じが拭えません。何らかの形で受験者を選抜しなければならない都合上、単に試験のための試験を行っているに過ぎないような・・・・
しかし、大量の受験を処理するためには、客観的な見地から択一的な問題形式にするしかないのでしょう。
各人の特性を重視する方式に変えるには、選抜する側の主観的な力量が問われるわけで、少なくとも誰もが同一条件(同じ問題・同じ採点基準)で公平に評価されることから、現行システムが最善策ではないが次善策であるような気もします。
論旨が無茶苦茶になって恐縮です。

よろしければ、試験に関するご意見なども併せてお聞かせ下さい。

A 回答 (2件)

社会人ではありませんが、大学入試問題のアマチュア研究家として、個人的な見解ではありますが疑問にお答えします。



>・現代社会
>内容的には社会・時事問題に絡んだものが多いため、ある程度の社会経験があり、新聞を読む習慣などがあれば、解ける問題が大半でした。

ここ数年の「現代社会」の流れとして、時事問題(必ずしも教科書に載っていない内容)の内容強化があります。
今回でいえば、初っ端の第1問・問1にあった裁判員制度の概要を答える問題ですね。
昨年は、試験実施の2ヶ月前(!)に施行された出入国管理及び難民認定法の改正の出題がありました。
普段から新聞やテレビニュースに関心を持つことを受験生(主に高校生)に求める傾向が強まっていると言えます。
ただ、「受験生」の1年間がどのような生活であるのかを考えた場合、センター試験であまり時事ネタを増やしすぎるのが適切かどうか、個人的には疑問です。

>ただ、自分にとっては答えやすい地歴・公民系の科目についていえば、きわめてクイズ的というか、単に物知りの度合いを測っているような感じが拭えません。何らかの形で受験者を選抜しなければならない都合上、単に試験のための試験を行っているに過ぎないような・・・・

センター試験で扱う社会科学(歴史を含む)は、学問のイロハのイの段階ですから、発展的、学問的思考力を求めてもタカが知れているという意味では、致し方のないことです。

ただ、「地理B」や「英語(筆記)」などは、受験生の立場からすると知識中心に太刀打ちしようとしても高得点は臨めない問題に映るはずです。(最初から満点を狙ってるような難関大・国公立医学部レベルの受験生は別として)
地理Bは特に私が興味を持っている科目なので、今年度の試験問題から、少し例を挙げてみます。

▲第1問 問8
わざわざ模式図を載せているということは、それに沿って考えろという問題です。
すなわち、図中に何の根拠もない「化学的に侵食」という言葉が入った(2)のような選択肢は、仮に地質学的に可能な仮説であっても、この場合は正解ではありません。

▲第2問 問4
このような問題は、社会人の方は得意でしょうね。
丁寧に見ていけば、地理の知識が全くなくとも解ける問題ですが、意外に受験生(特に現役生)はこういうのが苦手です。

▲第2問 問6
これまた、センター地理のお得意パターン(笑)
やはり、実際に現場で物事を考えるという経験をした社会人の方が、正解率は高いと思います。

▲第3問 問4
日本に注目することで、B=輸入量と分かる。すなわち、アメリカは木材輸入国である。
そのアメリカに注目して、AとCを比べることで、伐採量と輸出量を判定できるという仕組みです。
木材の統計知識で解ける人にとっては単なるクイズですが、受験生がそんな面倒な暗記を避けていることを見透かして(^^;)、貿易に関する常識的思考力を試す問題として出題されたものです。

▲第4問 問1
これ、どうやって解きましたか?世界の都市に関する知識で自信を持って解ける人は尊敬します。
知識問題ではなく、選択肢の解釈で解く設問です。
リード文によると、図は「世界と日本に共通してみられる特徴的な村落」を模式的に表現しているとのこと。
選択肢を見ると、(1)(2)はAについて外国と日本、(3)(4)はBについて外国と日本の、それぞれの記述です。
ここで、(1)(2)は「開拓」というキーワードが共通している一方、(3)(4)は相反する記述になっていることに気付く必要があります。
「共通してみられる」特徴なのだから、その成り立ちも似通っているはず。
にも関わらず、(3)は森林地域に「自然発生的に」できた集落。一方の(4)は、社会体制がガチガチに固められていた「近世(=江戸時代)における日本の新田集落」。
こんな2つの集落の特徴に共通点が見られるわけがないし、たまたま共通項があったとしても、そんな偶然はセンター試験で出題するに値しません。
そうして(3)(4)に絞ったうえで、さらに選択肢を吟味して(長くなるので詳細は省略)、さらに不可解な点のある(3)を誤文(正解)に決定します。
タウンシップ制の細かい知識から選択肢を絞れた受験生は、それはそれで万々歳。
細かい知識がない受験生(出題者としては一般にこちらを想定している)は、リード文と選択肢を丁寧に吟味して、地理学的にロジックが破綻している選択肢を見抜く能力を問うています。
予備校の問題集で、「センター地理は地理的思考力が求められる」と書いている割に、その地理的思考力が具体的に何なのかはあまり言及されていませんが、私はこういうセンスこそが求められているのだと考えます。

第4問問1で熱く語りすぎてしまったので、後に予定していたネタはカットしますが(笑)、センター地理は「地理用語・国名・都市名の知識が中学レベルでも、丁寧に考えれば50点が取れる」ように作られています。
これに加え、高校の基礎的な地理知識で20点。
センター過去問を復習することで解けるようになる問題、つまり勉強した人が報われる問題で20点。
得点調整用のオタッキーな難問で10点。
私は、センター地理の構成をこのように捉えています。

あれっ、何の質問の回答だっけ(汗)
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この回答へのお礼

おおっー、まさか入試問題を考察されている方から回答を頂けるとは!
ネット・コミュニケーションの威力は凄いです。

現代社会は、やはり、教科書に載っていない問題が出ているのですね。勉強漬けの生活を送っている受験生に、新聞の購読まで強いるなんて。ご指摘のように、時事ネタが多くなる傾向には疑問を感じます。過度に世間慣れした高校生というのも、如何なものかと。

それと、地理Bについては、例を挙げてレクチャーして頂いた回答に沿って、問題を見返してみました。
・社会人の方が得意でしょうと仰る問題は、確かに正解していました。まぁ、常識で考えれば解ける問題ですね。
・[第4問 問1]は、Bに関する(3)と(4)の相反する記述に着目して、この2つに絞った過程までは同じですが、(3)を誤文と断定するところまでには至りませんでした。改めて模式図と照らし合わせると、確かにそれと矛盾した文章になっています。なるほど、なるほど。
・得点構成の考察も納得です。当方は、高校で地理に対する興味を失ったので、基本知識は中学生程度です。それで、「知識が中学レベルでも、丁寧に考えれば50点が取れる」という目安が妥当し、それに択一式問題特有のまぐれ当たりで10点くらい加算されることで、私の実際の点数が61点となった考えれば、理屈が合います。

delta-reさんの丁寧な回答のお陰で、思いもよらず、ちょっとした知的エンターテインメントを味わうことができました。そのため、子どもの頃に途絶えていた地理への興味が蘇ったような気がします。
深く感謝いたします。

お礼日時:2009/01/20 18:13

微妙に違うのですが、毎年県立高校の入試問題を解いています。


さすがに高校入試だと今でも現役の頃と大して変わりない成績をとれるのですが、
(現役時代に高校受験をしてから20年ほどたちました)
ただあのころと大きく違うのが「集中力のなさ」ですね!
中学生の頃は5教科まとめて3時間ほどで解く・・なんて当たり前にやっていたのですが、
今は1教科ごとに休みを取り取りしか解けません。(集中力は1時間が限界)
知識・学力の低下よりも集中力が持続できない・・というところで
「年取ったなぁ・・」と感じます。
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この回答へのお礼

なるほど、高校入試を解くというのもありますね。
高校受験後20年ということは、30代半ばの方でしょうか。私から見たら、まだまだお若いです。しかし、高校入試といっても手強いので、現役当時と同じ成績をとれるのは素晴らしいことです。
問題を解くことで、けっこう脳トレになっているのかもしれません。

私も時間潰しのつもりで解いてみたのですが、最後までやり切るには相当の気力を要しました。集中力に関しては、もっともな御指摘です。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/20 13:58

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