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――日本とインドには西欧に匹敵した階級制度があった。――
こういう記述に出合いました。これで見ると、三つの地域の身分制度は甲乙付けがたく厳格だったようです。身分の階級付けといっても、市民が自然発生的に崇敬の念や差別意識をもつだけで権力の裏づけのない場合と、権力の名の下に格付けするのとでは大きな違いがあります。この観点でお聞きします。
知りたいことを列記しますが、ご回答の形式は項目別であろうとなかろうとお任せします。この方面に特別な関心が有る訳ではありません。誰でも知っておいて悪くない程度の知識で十分です。

1 江戸時代には士、農、工、商などの6つの身分は町村役場と寺院で二重に記録し管理していたと思います。言わば階級の国家権力による維持です。それでよいですか。
2 明治になっても華族、士族、平民の言葉があったと思います。これは役所が戸籍簿の上で公的に記録していたのですか、それとも文書としての記録はなかったのですか。

3 インドのカースト制度が除々に崩れていかない、あるいは崩れつつあるにしても緩慢過ぎるのが不思議です。今日では職業の世襲など社会の根強い因習のみによって維持されているのだと想像しますが、いけませんか。そうではなく、ヒンドゥー教徒の場合、寺院が戸籍に記載し管理しているなど何らかの強制力が作用しているのですか。
この制度を嫌う者は改宗出来ることと、この制度を憲法が全面否定しているのは承知しています。また、階級制度が一度完成すると被差別階級であっても一定の自治や互助の仕組み、既得権などが発生して、今日明日の短期で言えば暮らし易くなる面があるらしいことも薄々承知しています。

4イギリスを例にとります。今日でも貴族へ取り立てられる人が時々現れるそうです。これを発議、審議、議決、承認する仕組みはどのようなものですか。国家が法律として定めた手順があるのですか。それとも貴族達の任意団体みたいなものが私的機関として取り仕切っているのですか。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

2)戸籍に記載されていました。

廃止は昭和23年です(戸籍法改正による)。

4)英国の場合、政府の助言により女王が一代貴族(世襲されないが、本人は貴族として遇される)に叙します。男爵位です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%BB%A3% …
ごらんの通り、ちゃんと根拠法があります。
ま、ざっくりいえば本邦における叙勲と同様なんではないでしょうか。
世襲貴族位の新設は近年あまり聞いたことがありません・・・
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この回答へのお礼

2 昭和23年廃止とは思っていたより長く続いていたことが分かりました。
4 全くの名誉職程度に思っていましたが、議席をもつとは案外な実権がありそうで印象が変わりました。形の上からは日本の国会より平等化が遅れているように思えます。議会制民主主義の手本のような印象があったので意外でした。本当はきちんと系統立てて調べておくべきなのかもしれません。

ありがとうございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2009/03/14 09:58

 江戸時代に士農工商という制度は存在しません。

江戸時代には、職業としての武家・農民・町民・特殊家業というのは存在しましたが、これは身分制度でも何でもありません。武士が帰農することも許されましたし、農民や町民が武家に取り立てられることもありました。身分とは、100石以上の上士・30石以上の中士・未満の下士です。下士は上士の奴隷でしかありません。そして武功を上げない限り地位の改善はありません。

 インドにはヴァルナとジャーディという制度はありましたがカーストなどという制度は存在しません。ヴァルナは肌の色分けで、白色・黄色・褐色・黒色を指し、色を超えての婚姻は認められません。ジャーディは職業世襲制度のことです。

この回答への補足

大事なご指摘を有り難うございます。十分消化できたか否か心配ですが、ご指摘を考慮して質問し直します。
1’ >>江戸時代に士農工商という制度は存在しません。
分かりました。「江戸時代には国家権力による階級制度はなかった」と考えてよいですか。階級があったとすれば民間による勝手な格付けと考えてよいですか。

2’ 明治以降昭和23年までは戸籍に「華族、士族、平民」という記載があったという説があります。この場合、「国家権力による階級制度があった。」といってよいですか。

3’ >>インドにはヴァルナとジャーディという制度はありましたがカーストなどという制度は存在しません。
分かりました。「ヴァルナとジャーディという制度」は、今日では社会の根強い因習のみによって維持されているのだと想像しますが、いけませんか。そうではなく、ヒンドゥー教徒の場合、「ヴァルナとジャーディという制度」は寺院が戸籍に記載し管理しているなど何らかの強制力が作用しているですか。

「士農工商」は安易に使ったと自分でも承知しています。本気になって調べた訳ではありませんが、町人自身が「農・工・商」の間の階級差を意識しているなと、感じたことはありません。町人自身が「町人」に続く二つの下層階級との間に差別意識をもっていたのを感じる事はあります。「士農工商」は誰かが言い出したことが安易に定着してしまったのではないかと薄々想像しています。この意味では明治になってからの「華族・士族・平民」という区分は、江戸時代の階級意識をかなり良く表現しているように思えます。これはただの無駄話です。

1’2’3’の件、よろしくお願いします。

補足日時:2009/03/15 06:59
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この回答へのお礼

締め切るに当たって。
只今、4/3(金)21時前です。質問文投稿以来3週間が経ちました。皆様のご協力にも拘らず質問の一部が未解決ですが、これ以上の情報は得られないものと判断して締め切ります。お世話になりました。

お礼日時:2009/04/03 20:48

ロシア文学がご専門の


故米原万里(まりの漢字が?)さんが
週刊文春のコラム(読書??)に
書かれていた一文の中でカースト制度につい
てインド人の感覚を如実に物語っていました
☆彼女のおば様はインドのネール政権の
親ソ・共産主義に共鳴し多額の寄付もしていた
ので、インドで行われた式典に招待されて
壇上に居た時に一人の女性がネールの着物の
裾を”我らが救い主”的な感じで触ろうとした時
彼ネールは嫌悪感も露に払ったという現場を見て
すっかり熱が冷めたと。
勿論この女性は賎民と言われる人です。
又、ネールはカーストを悪しき事と言い
この、おばさんなる人もそれに大いなる
人間としての魅力を感じていた訳です。

翻ってわが国でも出身者との結婚
をどうしょうだの、出身者の多い地区はだの
の質問がこのgooでもよく見られます。
人間のこの様な感情は一朝一夕には変わらない
だからか知れませんがインド人は世界中何処に
でもいる。アフリカの最貧国ルワンダにも
中米の最貧国ハイチにもインド商人はいます。
華僑が入り込まない、利が出ないと思われる所
にも居るという印象です、それはもしかして
自国のカーストに縛られる事を嫌ってかも。
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この回答へのお礼

ネールの件は理性と感情が一致することの困難を示す例でしょうか。こんな例は沢山あるのでしょうね。

本当のことは承知しませんが商売上手で世界中に進出しているのは華僑、アラビア商人、インド商人だと言われていませんか。ジャイナ教徒には商業従事者が多いそうです。カーストの忌避、ジャイナ教へ改宗、商業に従事、世界進出、こんな因果関係でもあるのでしょうか。

ありがとうございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2009/03/14 14:23

1,あやふやなので書きません。


始めはキリシタン禁令に関係して
いたと思いましたが?

2,昔墓を移転する時取り寄せた
戸籍謄本に士族と出ていたのを
見ました。祖母は慶応の生まれでした。
祖父の処に書いてありましたが何時
生まれたかは覚えていません。

3,インドではカーストの下位の若者が
新しい職業に就くことでカーストの
くびきから逃れようとしているようです。
ただ、これは学歴が無いと難しいようです。
ITがインドで盛んなのはこういった面が
あるようです。

4,これはイギリスの作家ディツク・フランシス
の競馬シリーズで読んだのですが、例えば
福祉事業に多額の寄付をする、経営危機に
陥っている企業を助ける事で地場産業を守り
雇用を確保する。それぞれの企業なり、福祉
団体なりから推薦状が上部団体(政府の中)
へと送られ審査対象となると言う方法もある
みたいです。
勿論ビートルズの様な例もあるわけですが
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この回答へのお礼

2どうやら明治期には少なくとも「士族」については戸籍に記載されていたと考えるのが自然ですね。

3ということは、カースト制度は忌避されているようで、何故維持されているのか不思議に思います。

4上部団体(政府の中)、ということは行政府が関与しているのですね。審査の透明度はどうなのでしょうか。名誉職の色彩が濃ければ、さして問題にならなそうですが。

ありがとうございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2009/03/14 09:57

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