

桜の散る頃に脱いで、楓の色づく頃に着るという
慣わしがあると思うのですが
具体的に言うと
11月から4月上旬までは
道行またはコートを着て
帯を隠すというのがマナーなのでしょうか?
それ以外の
5月から10月までは帯付き姿でも良いのでしょうか?
単に寒いから着るものかと思っていましたが
わきまえないと、「帯び付き」という揶揄が
背後から来るそうなので
教えていただきたいです。
また、羽織はカーディガンのようなものといいますが
洋装では、コートの下にカーディガンも有りですが
和装では道行きやコートの下に羽織は有りなのでしょうか?
厚着になってしまい、変なきもします。
帯び付き姿の時に羽織るもののようなイメージです。
結構着物は暑いので、夜とか少し冷えたけれど
春だし、コートまではいかないでしょう、と言う時に
羽織る感じで良いのでしょうか?
どなたかアドバイス、よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
羽織の上に道行きや道中着を着るのはアリです。
重ねる時は羽織が隠れる丈にしてくださいね。
コートの裾から羽織が見えているのはかっこわるいので・・・。
防寒だけでなく、羽織には「あらたまった服装にする」「ただのおしゃれ」、
道行きには「塵よけ」という役目もあります。
女性の正装には羽織は着ません。
だから留袖や喪服用の羽織というのはありませんよね。
礼装用のコートを着て、目的地で脱ぎます。
礼装するほどではないおでかけ(入学式の付き添いや盆暮のご挨拶など)の時に、
きちんとめの小紋に無地の一つ紋の羽織を着れば、服装を整えた感がでます。
アンティークの着物のお店で、夏生地の黒紋付の羽織を見かけることはありませんか?
これなどは明らかに防寒の役割ではありませんよね。
また、同じ小紋に友禅の絵羽の羽織を着れば、お正月やちょっといいレストランへのおでかけに。
小紋の羽織ならば普通のおでかけ着です。
これらは「ただのおしゃれ」の用途です。
ご存知のようですが、洋装で言うなら道行きはコート、羽織はジャケットやカーディガンです。
道行きは汚れを防ぐために着るものなので、よそのお宅に伺うなら玄関前で脱ぎます。
これは洋装でも同じことですね。
コートを着たままお座敷に座りません。
反対によそのお宅の応接間で、勧められてもいないのにジャケットを脱ぐ人がいますか?
そんなことをしたら、「この人なんだか馴れ馴れしい」って思われてしまいます。
ビジネスマンならお客さんが訪ねてきたら、スーツの上着を着て、ボタンを留めてから応対するのと同じです。
羽織や道行きもやはり季節のものがあります。
真夏は紗や絽などのシースルーの生地で単衣仕立にします。
4~5月、9月終わりから10月半ばは、夏生地以外で単衣仕立てにします。
秋から冬は透けない生地を袷仕立てにします。
さらに真冬には綿入れ羽織にもできます。
これは真綿をごく薄く入れたもので、ほんの少しふっくらしてあたたかいのです。
鹿の子絞りの羽織も空気の層ができるせいか、すっぺりした生地の羽織よりもあたたかいものですよ。
秋から春に帯付では・・・というのは、季節的に寒々しく見えておかしい、ということではないかと思っています。
洋服でさえ、寒い季節にコートを着ずに歩いていたらみすぼらしく見えます。
季節感を大事にする和装ならなおさらだと思いませんか。
おっしゃる通り、桜の季節、日差しが明るくなったら帯付で十分なのですが、
個人的にはGW前までくらいは薄いストールくらいは羽織った方がかっこいいと思っています。
洋服ならUネックのワンピースに春っぽいカーディガンでも体感は寒くないけど、
首周りがでていると寒々しく見えて物足りないので、ストールやスカーフをふわりとあしらうかんじ。
私の場合、単衣羽織や夏羽織は自分の楽しみですね。
だっておしゃれしたいんだも~ん!というワケです。
真冬にミニスカートの裏にカイロをたっぷり貼ったり、真夏に純白の編み上げブーツをはく若い女の子と変わりません。
もちろん暑いものを我慢して羽織を着たりする必要はないのです。
でも少しくらいなら我慢して、自分が素敵に見える(と自分が思う)格好をしたいだけなのです(^^;)ゞ
そんなことありませんか?
ここ5年ほどの間に羽織の人気も盛り返してきて、素敵な羽織紐なんかも手に入りやすくなりましたよね。
うれしいことです。
あとは羽裏なんかの種類が増えてくれればいいんですけど・・・。
回答ありがとうございます。
4月の羽織は単仕立てにするんですね、そんなことも
着物の本には書いておらず、着物が袷の時期だから
羽織も合わせなのかなーと思っておりました。
紙面の都合もあるし、売れる本にするには・・という経済効果も
あるでしょうから、経験者の方が執筆されている本でも限界を感じます。
着物の本は市の図書館で借りていますが
きっと詳しいことを記載した本は被服学科とかがある大学の図書館に多くありそうですね。
以前テレビで、昔の、母親が入学式の付き添いに羽織を着て映っている写真を見ました。とても素敵に見えたんです。でも、本には、入学式の付き添いでも帯び付き姿の写真が載っているだけ。なので、どっちが本当?というわけではないのですが、有りか無しか、ということだけでもすっきりさせたかったのでした。無し、でなかれば後は本人次第ですから。
入学式が3年後にあるので、そのときまでに単の春用羽織を
仕立てようと思います。
洋装でもジャケットを着て出席ですものね。
大変参考になり、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
私も同じく一年中羽織を着ますが、往来で帯を「守る」ためではあっても「隠す」目的で着ることはありません。
30年以上着物を着ていますが、帯を隠そうとは、思いもよりませんでした。むしろ「きれいに脱ぐ」という上等の楽しみのため、羽織を着る時こそ帯を趣味良く上手にしないと、といつも思います。
それから、「帯付き」という言葉が揶揄であったのは、昭和40年代くらいまでです。昔は帯を丸出しにして歩くのは水商売の女性だけで、素人の、特に良家の奥様お嬢様は外出時は夏もたいがい道中着や塵除けなどを着ていたからです。すでにその意味合いは消えて久しいのに、玄人に対する羨望と蔑視のないまぜになった差別含みの揶揄が、「身だしなみ=帯を隠す」という風に変化していったと思われます。
実際のところ現代では、羽織って復興モノが好きな若い娘の酔狂と思われがちで、昔からの羽織ファンとしては少々さびしいです。kanako2005さんのおっしゃるように、若い娘たちの間で長羽織が流行ってきたのは、羽織というものが大変お洒落で美しいからです。
私は着物のアイテムの中で一番好きなのが羽織です。優雅なフォルムで布の重みと動きが楽しめて、微妙な丈や組み合わせや紐や、そして美しい裏地で遊べるからです。羽裏の美しさと言ったらそれはもう・・・次の羽織のために羽裏を探すことが一番の楽しみなくらいです。
私は羽織を誂える時、訪問着の時よりも熟慮し、細かい仕立ての指示を出します。羽織は「着付けより仕立て」といわれるくらい、仕立ての良し悪しがラインの出方に影響します。
寒い時は防寒とお洒落のために。東京なのに、寒がりのため1、2月は絞りの羽織の上にもコートを着ます。程よいゆとりを持たせて作ったものは、別にぶくぶくしませんよ。袷の羽織は重ね着前提で、コート丈は一番長い羽織より2寸ほど長く仕立てています。
単衣の時期と夏は塵除けと冷房対策とお洒落のために。紬や紋紗の単衣羽織、盛夏には絽や紗、レースなど薄物を着て、透ける色を楽しみます。でもやはり、結局はお洒落のためですね。
付け下げや色無地を礼装に格上げするための紋付羽織は、黒羽二重の染めなど上質で大変美しく、もともと男性の習慣に倣ったものだけあって貫録があり、悪くないものです。私には着る機会のない特殊なものですけど。
今は帯付きが当り前になって誰も何も言いませんし、羽織の着方にしても気楽なものです。季節と着物に合ったものを気軽に楽しんでいいのですよ。日常の着物は基本的に自分の感覚で融通するもので、しきたりにはさほど縛られていないので、安心して楽しく着てくださいね。
回答いただきありがとうございます。
帯び付き姿の揶揄にはそのような歴史があったのですね。
着物の着付けを日舞の先生に習っていたのですが
先生はいつも、昔は着物を着ているだけで
その人の職業がわかったものだと申されておりました。
羽織の上にコートも仕立て方によってはおかしくないこともわかり
大変参考になりました。
まだまだ初心者なので
今後もたくさん勉強していきます。
No.1
- 回答日時:
「帯を隠すマナーや決まりなどありません」そもそも道中の塵除けですよ、羽織も道行も。
寒ければ道行がお勧めです。ただし下は帯びつき姿です。羽織など着てはいけません。羽織は紐の事もあり難しいのと、はっきり言って今は流行から外れました。余り着ている方を見かけませんでしょう?着物を着るのに大切なのは温度との関係でしょう。5月の初旬に25度有った日に「袷」の着物で、私の弟子は倒れました。人間が和服を着るので、きまりやしきたりが着るのではありません。余り御着物に詳しくないようにお見受けしました。本屋で着物専門誌を立ち読みする事をお勧めします。ちなみに「帯付き」と言う揶揄はどんな意味ですか?初めて聞きましたよ。回答いただきありがとうございます。
図書館で多くの着物についての本を借りて読んでいますが
羽織の上にコートや道行の例が無かったり
帯び付き姿についての揶揄の話も載っていなかったのです。
もちろん、より多くの本を借りれば別の話でしょうが。
詳しくないから勉強しているわけです。
そして本を読んでいても書いていないので
経験者の方のアドバイスを頂きたいと思ったのです。
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