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「限り」と「【~に】限り」の違いが分からなくなってきました。

私は、

「○○【限り】で××」は、
「××する時期は○○の【終了時点】」、
あるいは「今【まで】は××ではなかったが、今後は××になる」
という「終了時点、~まで」の意味に、

「○○【~に】限り××」は、
「××をする時期は○○【のみ】」、
あるいは「今までも、今後も××はないが、このとき【だけ】××だ」
という「限定、~だけ」の意味に、それぞれ解釈していました。

例えば、
「今季【限り】で引退」⇒「現役を引退する時期は今季の【終了時点】。来季以降は試合に出ない」
「そんなことを言うのであれば、今日【限り】でお付き合いはやめさせていただきます」⇒「お付き合いをやめる時期は今日の【終了時点】。明日以降は付き合わない」
「3月31日【限り】で閉店します」⇒閉店する時期は3月31日の【終了時点】。4月1日以降は営業しない。
「3月31日【に限り】特売をします」⇒3月30日も4月1日も特売はしないが、3月31日【のみ】特売を行う。
などが挙げられます。

しかし、例えば、新聞の折り込みチラシ(スーパーマーケットや家電量販店など)などでは、
「レジにて5%オフ 30日【限り】」⇒限定
などという表記をよく目にします。「30日【に限り】」ならば分かるのですが、私の解釈がおかしいのでしょうか?

このほか、
「お好きな商品1点【限り】レジにて10%割引」⇒「1点だけ」⇒限定
という例もあります。やはり、私の解釈がおかしいのでしょうか?

どなたか分かりやすくご教示いただければ幸いです。

A 回答 (2件)

 基本的な解釈は、質問者さまがお考えの通りだと思います。

しかし、「レジにて5%オフ 30日【限り】」という文は、この二つとはまた別の例です。
 まずは、二つの使い方を文法的に見てみましょう。
・「~限りで~(する)」→《「限り」という名詞+「で」+動詞》。
・「~に限り~(する)」→《「に」+「限る」という動詞の連用形+動詞》。
これらの表現ではどちらも、後ろに動詞がついているのがおわかりでしょうか。質問文内の「今季限りで引退」の「引退」は一見名詞のようですが、「引退する」という動詞を、「する」をとっても動詞だとわかるから短く書いた例です。文字数や語調の都合でよく使われる書き方ですよね。
 次に、「レジにて5%オフ 30日【限り】」という文を見てみます。質問者さまは「レジにて30日に限り5%オフにします」という文をひっくり返したものと解釈されたのでしょう。確かにそうも考えられますが、「レジにて5%オフにします」という文の短縮形と「30日限りです」という文の短縮形の、二つの文だとも考えられます。その場合だと、上に挙げた例のどちらにも当てはまらない形になりますよね。この二つは別の文で、「30日限り」という表現は、上の表現のような形とは別物なのです。
 「限り」という名詞はそれだけでも、「限定」の意味で使うことができます。 
(例)失敗は二度限り認める。 一度限りの出来事。
「レジにて5%オフ 30日【限り】」という文は、この「限り」を使っている例なのです。
 説明が難しいのですが、おわかりいただけたでしょうか。


 
  

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございました。う~ん、正直難しいですね(笑い)。

単なる「限り」は、「まで」と「だけ」の二つの意味を持つということなのでしょうか?

・「今日【限り】でお付き合いをやめる。」⇒「今日【まで】でお付き合いをやめる。」
・「特売は30日【限り】です。」⇒「特売は30日【だけ】です。」

う~ん。私は、単なる「限り」は、前者のような「まで」や、「~をもって」という意味だと思っていました。「だけ」の意味を持たせようとすると、やはり「~に限り」でないと成立しないような気がするのですが…。あるいは「限り」と「【~に】限り」の対比ではなく、「限り」と「限り【で】」の対比が適切なのでしょうか?もう少し噛み砕いていただければ幸いです。

補足日時:2009/04/29 19:46
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 こんにちは、No.1です。

「限り」という名詞を「だけ」という意味に使える、ということに納得できないご様子ですね。お気持ちわかります(^^)。(←ウツクシイ日本語でいきたいところですが、あえての顔文字、ご容赦くださいませ)
 偏に「そんな表現はキイタコトナイ」ということなのではないでしょうか。実は、私もあまりキイタコトナイです。ただ、文法の上では有り得ますよと言ったのです。使い方よりも、ここでは「限り」という名詞の意味的はたらきに注目します。
 
 まずはじめに、「限り」と「に限り」を比較することですが、これは名詞と動詞で品詞が違いますから、この二つで比較するのはあまり意味が無いです。

 では次に、名詞の「限り」そのものの用例を出してみます。意味に関わらずランダムに並べます。ここでは時間に関係するものに限りました。
1.今日限りで引退する。
2.犬がいる限り入れない。
3.大特価セール、本日限り!
4.命の限りお守りする。
5.一夜限りの夢幻だった。
 「限り」の全体に共通するはたらきは「数量・程度の限定」です。何かの時間の範囲を限定することで、結局は「~の間ずっと」と言いたいのか、「~だけ」と言いたいのか、「~を最後に、範囲の端っことして」と言いたいのかを推量しなくてはなりません。
1.「今日という日」が現役である時間を限定→今日を最後に引退する。
2.「犬がいること」が入れない時間を限定→犬がいる間ずっと入れない。
3.「本日という日」がセールの時間を限定→本日だけ!
4.「命があること」がお守りする時間を限定→命がある間ずっとお守りする。
5.「一夜という時間」が夢幻であった時間を限定→一夜だけの夢幻だった。
 意味の上では、3や5のような使い方も間違ってはいません。ではなぜ、用例がない=キイタコトナイのかですが、それは、「他の語で表した方が言い易い、わかりやすいから」ではないでしょうか。
 文字数だけで考えてもわかります。
・「~かぎり(で)」 < 「~をさいごに」
・「~かぎり」 < 「~のあいだずっと」
・「~かぎり」 > 「~だけ、~のみ」
 しかも、「~限り」だけで「~を最後に」という意味にも使われます。
(例)おれはもう今夜限り、お前を見捨てようと思ってゐる。(芥川龍之介『アグニの神』)
もう今日かぎり御姉様と御一しょにゐる事が出来ないと思ふと、(以下省略)。(芥川龍之介『秋』)  (←手元の本で済ませてごめんなさい・・・)
 こうなるとこの用法との区別も必要になるので、ますます「だけ・のみ」に使う使い方は廃れていったのでしょう。「セールは30日限り」という書き方は、様々な制約がある中で、効果的に「限定感」を出すために珍しく使われている例なのだと思います。もちろん、「30日に限り」と動詞を使ってもよいでしょう。

 実際に使われていないものを正しいと考えるかどうかはその人の見解によります。私個人は、たとえ使われていなくても存在し得るものは間違いとは言わないという立場のものです。使わないのならやはり他のことばを選ぶべきだという考え方もまた、間違ってはいないと思います。

この回答への補足

再度のご回答ありがとうございました。「限り」には、名詞としての「限り」と、動詞「限る」の連用形としての「限り」があるわけですね。No.1にも同内容のご回答がありましたが、今なんとなく分かってきました(笑)。

1.今日限りで引退する。
2.犬がいる限り入れない。
3.大特価セール、本日限り!
4.命の限りお守りする。
5.一夜限りの夢幻だった。

こうみると「1」の今日限り(今日を最後に)というのが異質ですね。今の私に理解できることはここまでです(笑)。もう少しゆっくり考えてみます。ありがとうございました。

補足日時:2009/04/30 18:00
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