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 こんにちは。質問したいことがあります。
 
 私は大学で法律の授業を受けているのですが、そのとき疑問に思ったことがあります。
 私の高校のときの先生が、
「裁判官は、みんな勉強ばかりしてきたエリートのお金持ちで、庶民の感覚がわからないから、民意にそわない判決が下る。だから裁判員制度は必要だ。」
 と言っていました。
 当時は「へぇ、そうだったのか」と納得してしまったのですが、今思うとこの意見は極端すぎる気がします。
 これは本当にありうることなのでしょうか?
 

A 回答 (9件)

>裁判官は、みんな勉強ばかりしてきたエリート=△


 確かに相当勉強しないと司法試験は通らないが、自分の知り合いでガリ勉ではないのにするっと受かってしまった人がおります。
>お金持ち=×
 裁判官自体はそれなりに厚遇されていますが、皆がお金持ちというわけではない。また医者とは違ってお金持ちの師弟でなくても裁判官にはなれます。
>庶民の感覚がわからないから=○
 裁判官は一般社会との接触を制限されることが随分あります。居酒屋にもいけないとか。そういう意味では庶民の感覚はわからないでしょう。有名なのは痴漢裁判の一例で「容疑者が電車の中で手袋を外したのは痴漢行為をするためだ。普通はつり革のような不潔なモノを直接触ることはないので手袋は外さない」と有罪判決を出したというもの。なんとこの裁判官は電車に乗ったことがなかったそうです。

>民意にそわない判決が下る。だから裁判員制度は必要だ。
 判決がやたらに民意に沿っては困ります。民衆感覚とは合わない判決、と先生は言いたかったのではないですかね。
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この回答へのお礼

 丁寧な回答、ありがとうございました。
 とても参考になりました。

お礼日時:2009/05/06 16:34

居ましたね、そういう人。



そうですねw心神耗弱や薬物使用中、飲酒で泥酔状態で大幅な減刑が裁判官の問題なのか是非とも伺いたいところですねw
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/06 16:35

 その高校教師の嫉妬が感じられます。


 確かに,裁判官になろうとすれば,かなり勉強しなければなりません。遊び呆けていれば裁判官になれないのは事実です。けれど,お金持ちかどうかは甚だ疑問です。もちろん,お金持ちの家庭に育った裁判官も居れば,貧乏な家庭に育ち,苦学した裁判官も居ます。裁判官自身は国家公務員ですので,ずば抜けた収入があるわけでもありません。でも,一般の公務員よりも高給ですし,その高校教師よりも高給でしょう。
 裁判官というのはその職業柄,普段の生活にもかなり制限があります。そういった意味では庶民と同じような生活をしているわけではないので,庶民の感覚とはズレがあるでしょう。しかし,裁判官は法の番人ですから,民意に沿った判決を下すのではなく,法に照らして判決を下すのですから,民意と判決が反対方向に向くのも致し方ないと思います。
 
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 確かに先生の性格の問題はあると思います。

お礼日時:2009/05/06 16:38

地方や離島の裁判所に配属された新人の判事(補)だと、どうしても裁けない事例はあるでしょうね。



たとえば、50歳代の中年の離婚裁判など、長い結婚生活や夫婦の「きび」など、そして、長い夫婦生活の中で少しずつ生じた歯車の狂い。
離婚に至る背景は、20歳代の独身新人判事に理解しろというのが無理。
夫婦間の本質が分からないままに、過去の判例を元に財産分割などの判決を言い渡す可能性があります。

この様な事例では、優秀な事務官や裁判員制度が威力を発揮すると思います。
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この回答へのお礼

 具体的回答、ありがとうございます。
 <理解しろというのが無理。
 その通りだと思います。

お礼日時:2009/05/06 00:28

高校時代の先生が言うことは当然のことです。



あなたが社会に出て、会社勤めをした時に法律通りに有給休暇がきちんと取れるのか?いや、取れる職場の状況が本当にあるのか?
サービス残業が何故無くならないのか?
それをちょっとでも考えれば分かることです。

社会にでてアルバイト程度でもしたことがあるなら、法律が現実の社会にとって絵に描いた餅でしかないのがよく分かります。

物言わぬものには法律は味方しないと言っても、普通の会社員が裁判に訴えることは生活を投げだすことにも等しいのです。法律はそんなものですよ。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/06 00:12

生育環境や生活環境が違えば理解できないのは否定できません。



もちろん裁判員に選ばれた(例えば)魚屋さんや主婦やセールスマンなら理解できるというものでもありません。
(たまたま同じような境遇や経験のある人もいるでしょうけれど)

わからないのは仕方がないところですが、民意も取り入れたという形を取って、ガス抜きしようという意図でしょう。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 確かに民意(国民の意思)を反映させるために、裁判に国民を引き入れたところで、これでは直球すぎて丸投げ状態かもしれません。

お礼日時:2009/05/06 00:11

自分は昔、仕事柄(民事の債権回収の仕事)民事の裁判に多く立会い、そして多くの裁判官や弁護士と多く折衝・会話してきた経験上


「裁判官は、みんな勉強ばかりしてきたエリートのお金持ちで、庶民の感覚がわからないから、民意にそわない判決が下る。だから裁判員制度は必要だ。」
にはすごく同意します。

『みんな勉強ばかりしてきたエリートのお金持ちで』かどうかは知りませんが、庶民感覚は少なくとも希薄です。

 
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 現実に裁判で、裁判官との感覚の隔たりはあるのですね。

お礼日時:2009/05/06 00:04

 法を杓子定規に当てはめると、判決に民意は要りません。

近所だから、ウチも不況で大変だから、事情をよく知っているから、という「民意」で罰をすこしまけてやるかとなれば、それこそ恐ろしい気がします。ありえても、法には左右しない事象と思います。人情と法律は全くの別物です。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 民意=公平とは限らないのですね。

お礼日時:2009/05/06 00:02

確かにわかりすぎる極端な説明です。

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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/06 00:01

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