プロが教えるわが家の防犯対策術!

ベース歴5ヶ月です。
現在IbanezのATK300というモデルを使用しています。

始めた頃からずっと指弾きで主にRed Hot Chili PeppersやMetallica、The Offspringのカバーをしてきました。
最近邦楽(主にGlay、L'arc en ciel)のカバーをするようになってきてGlayのベーシストJIROを見てピックで弾けるようになりたいなぁと思うようになりました。それで0.5mm、0.73mm、0.88mmのピックを1枚ずつ買ってきて練習しています。
今はまだピック弾きを初めて1ヶ月くらいしか経っていなくなかなかうまくミュートができなかったりします。

そこでピック弾きをしている方にお聞きしたいのですがベースをピックで弾くようになってどのような練習をしてきたか、またはアドバイスなどお願いします。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ほぼピック専門30年弱のアマヲッサンベース屋です。



あくまでも「私の場合は…」なので、参考程度に考えて下さい。

ピック1月目くらいなら、私はミュートの事はあんまり気に病まなくても良いと考えます。ただし、人前で弾くのは、もっと腕上げてミュートができる様になってからよんっ!という注釈は入りますが(^^ゞ

多分…ですけど、アンプ使って練習されてるかどうかわかんないし、また、質問者の方の「総キャリア」考えたら、そこんとこの音の差が自覚できるかどうか…ってとこもありますが、恐らくは今の時点では指弾きに比べてやたらペンペンした音しか出ないはず。

それはそれで、私だって最初はそうだったので暫定OKですが、ピック弾きする時の「絶対的精神論」(ちょっと大袈裟だが(^^ゞ)として、
『ピックベースというのは「ペンペンした音(高域のアタックが強調された音とも言える)」は、全く本質ではない』
…ということを、是非とも座右の銘にする方向で考えていただきたいところ。

ピックをほとんど使わないベーシストや、本来はギタリストな「自称ベースも弾けます」では、一応はベテランでも勘違いしている人が多くて嘆かわしい話ですが、ピック弾きの本領は「アタックが強く堅く大きく響く『重低音』」にあります。高域のアタック感は、ピックベースの特徴ではありますが『ピックでないと絶対に出ない音の本質』ではありません。
このことを知らない人は、高域アタックのペンペンした音が『ピックベースらしい音』と思い込んでいますが、全然そうじゃないんです。

と、なんで説教じみてるかというと、ここからが練習ポイント(^^ゞ
ピック持ってベース弾くからにはできる様になって欲しい当面の目標は
・ピック面を弦に完全に平行に(斜めにならずに)弦を「引ける」こと。
・加えて、ピック自体の角度はボディに完全に垂直な状態を保って、弦を「引ける」こと
・その結果、弦自体の振動が、ボディ面に完全に平行な振動とできること。
です。

これができると、音自体は高域アタックが目立ってペンペン気味だとしても、その高域の後ろに「アタックが非常に早く、良く伸びる重低音」が感じられる様になります。
特に、良いベースだと、アンプ無しでピック弾きした瞬間に、弦の音と別に(しかし同時に)弦の音程の何オクターブか上にあたる「コーン」と乾いたボディ振動が、非常に澄んだ音として感じられます。
(逆に、正統なピックベース屋は、高い楽器買いに行く時は、このボディの枯れた「コーン」という音がどれだけ鮮明に純粋に聞こえるか…を、楽器の良し悪しの重要な判断要件にします。高くてもピック弾きに合わない楽器は、この「コーン」という音に鈍さが出ます)

なので、1月目程度ならダウンだけで良いですから。上に書いた様なピックの使い方できっちり弦を「引ける」ように練習して下さい。この訓練をきっちりやっておかないと、ゆくゆくピックベーシストととしては中級の域を一生超えられないので、非常に重要な技術です。

ちなみに、上で何カ所か、わざわざ「引ける」と『引』の時使ってる所は、音出すという意味の『弾く』ではなく、弦を弓の様に「大きく引き絞る」というイメージでの「引く」という意味のつもりで書き分けてます。

ただ、上に書いた様なピック保持ができて、大きな音を出そうとしたら、初心者は100%、「引いた」最後に『弦を離す』時に、ピックが抜きにくくて弦を斜めに掻き上げるようにピックを『抜いて』しまい、そのために弦がボディ面に対して斜めに振動してしまい「ビィーン」としたアタックを作ってしまいがちです。
(ピックベースの本質を知らない「非ピック屋」のベース弾きやギタリスト上がりの人では、この時の「ビィーン」としたアタック音もピックの特徴と思い込んでる人が多いですが、それは冗談じゃないぞっ…なんですよ(^^ゞ)

しかし、かなり弾き込んで訓練しないと、弦をボディ面に「真平行」にのみ振動させる『ピックの抜き方』を覚えるのは難しいです。また、こればっかりは他人がこうしああしろと言っても要領を得ない、弾く人間個人個人が自分に最適なやり方を編み出さないといけない分野です。
これが、もっとも重要かつピックベース初心者にもっとも難儀なハードルだと思います。ちなみに、私は自分なりに克服するのに3年はかかった気がします(^^ゞ

で、この『自分なりの最適なピックの抜き方』を模索する意味では、薄い柔らかいピックほど体感しやすいので、最初は柔らかめのピックから練習するのはお薦め。
ただ、柔らかいピックではどうしてもアタックが鈍くなりますが、そこはやむなし。
柔らかいピックで「俺、だいたいできたんじゃね」と思ったら、1ランク堅いピック使うんです。で、堅いのでうまくいかないわけなんですが、でも「なんとなく克服できそう」な音が出せれば(多分、その時は感覚でわかる)、堅いピックで完璧になるまで引き続き練習。仮に、堅いピックだとどうしようもなく全然できないなら、修行がまだ足りない証拠なので、もっかい柔らかいピックに戻す…みたいに勧めていけばよいです。

私が言ってる「ピック面と弦の平行」「ピックとボディの垂直」「ボディ面と真平行な弦振動」の3点は、一度できるようになったら感覚的にハッキリわかるので、柔らかいピックででもできる様になっていさえすれば、堅いピックに移行した時「自分がどの程度できてるか/できてないか」は、自分でハッキリわかります。その意味では、ピックは自分の(右手の)演奏技術の上達が、指弾きより自分自身でわかりやすいです。

最終的には、1mm以上の堅いピックでも、私の言う弾き方が簡単にできるようになれば、ピックベース中級を名乗っても恥ずかしくないです(右手はね)。
そして、そのクラスになれば、今度はピックで柔らかい音も自由に出せる様になります(若干のピック臭さは出ますけどね)。

まずは、そんな感じでがんばって頂ければ…と思いますね。
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