プロが教えるわが家の防犯対策術!

タイトルの作品で理解できない部分があります。
p216『野々宮さん。ね、ね」「野々宮さん……」「わかったでしょう」美禰子の意味は、大波のくずれるごとく一度に三四郎の胸を浸した。「野々宮さんを愚弄したのですか」「なんで?」』
丹青会の会場で美禰子が三四郎の耳元で何か囁くが、三四郎の耳には届かなかったので、三四郎が後から聞き返した場面です。
ここの一連の意味が分かりません。

なぜ美禰子が三四郎にそう囁いたことが、野々宮さんを愚弄することになるのでしょうか。
また、この時の三四郎と美禰子の心情はどのようなものでしょうか。


p244『広田先生が茶の袴をはいた大きな男に組み敷かれている。先生はうつ伏しの顔をきわどく畳から上げて、三四郎を見たが、にやりと笑いながら、「やあ、おいで」と言った。(中略)「あの流れでいくとむりに逆らったら、腕を折る恐れがあるから、危険です」三四郎はこの問答で、はじめて、この両人の今何をしていたかを悟った。』

ここで二人は一体なにをしているのでしょうか。


以上の2つの場面の解説おねがいします!
一つ目の方は大事な場面でしょうから、理解できなく困っています。
自分の読解力のなさに蒼ざめてしまいます。
どうか助けてください。

A 回答 (2件)

 一つ目は、野々宮が原口の後ろに隠れるようにして入ってきた場面からの続き。


 美禰子は新しい時代の都会の女として青春を謳歌していた(明治なので今とはすいぶん違うが)。気軽に男と遊びに出かけるし(明治だから今とはずいぶん違うが)、親しく話もする。
 野々宮はそんな美禰子に魅かれているし、美禰子もそれを知っている。当然三四郎の気を引くような言動もするし、事実三四郎のことを気になっているが、三四郎は戸惑うばかりのキャラしか与えられてないので、二人の中は発展しない。野々宮の知らない男と婚約した自分(美禰子)に、まともに目をあわさないで原口の後ろに隠れるようにして入ってくる。失恋したのだから。その態度がおかしくて
「野々宮さん。ね、ね(野々宮さんの顔ったら、私を本気で好きだったらしいいわよ)」
と言ったのです。
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この回答へのお礼

すばらしいです。
適切な解説ありがとうございました!

お礼日時:2009/08/23 09:25

二つ目は柔術。

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この回答へのお礼

柔術ですか!
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/23 09:26

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