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自主制作CDを作ろうと考えて、ボーカルの自宅録音用にMTRの購入を考えております。候補として考えているのは、ZOOM R-16、TASCAM DP-02、BOSS BR-1200CD、FOSTEX VF80EX、(製造終了品ですが)FOSTEX MR16です。

そこで、以下の点につきお聞きしたいのです。

1、選定の条件として、録音はドライな状態で、モニター音へのリバーブがかけられるということがあるのですが、これらの機種の中でそういったことが可能なものはどれかご存じないでしょうか。

2、また、MTRでモニター音にリバーブをかけると、モニター音に遅れ(レイテンシーというのでしょうか)が生じるでしょうか。その場合には外付けのエフェクターを使うことで解決できるでしょうか。TASCAMは、外付けのエフェクターが使えるようですが・・。

3、音の内部処理のレベルは、Hz・bit数ともに、大きいほどCDに焼いたときの音はよくなるものでしょうか。

4、BOSS BR-1200CDにはボーカルのピッチ矯正機能がついているようですが、あまり不自然にならずに使えるレベルのものでしょうか。

以上、もしお分かりになる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

1.について


ZOOMとFOSTEXの製品及びBR-1200CDは、機種によって少しセッティングがやっかいなものもありますが、概ね「モニター音にだけリバーブ」は可能です。TASCAMは、ちょっと難しいです(できることはできるが、他と設計が違うのでちょっとややこしい)。

ただ、こいつは実際に録音するようになったらすぐにわかる事ですが(私もさんざん経験有り)、ドライ音でモニターしてまともな音程/情感で歌えないことには、ボーカル録音はメタメタになります。
リバーブが掛かった声をモニターしているのでは、細部のミスや音程の揺れ/ズレが客観的に判別できません。
最初の頃には気が付かないでしょうが、細かい所にも注意して録音→ミックスをするようになってくれば、本当に思い知ります。
だから、ほとんど全てのMTRは、基本はノーエフェクト(逆に、コンプレッサとイコライザは録音時から積極的に使うが)でモニターを返す設計になっているのです。

ZOOM、BOSS、FOSTEXは、伝統的にPAミキサーの仕様を意識した設計になっているので、外音にリバーブが掛けられるようになっていますが、あくまでも「PAミキサー的な使い方をする人に対する利便性」で、録音時はノーエフェクトが基本です。

2.について
レイテンシというのは、学術的には意味は広いですが、宅録用語的には「オーディオインターフェースでPC録音する時だけの話」と考えて良いです。
そんなモノが発生するようでは、MTRとしては大欠陥品です。
掲げられた機種については、内蔵の方がむしろ細部の反応は速いです。
ただ、内蔵エフェクトの質に満足行かないなら外付け…という事自体は有りですが、内蔵エフェクトを使い尽くせる中級者以降の判断でしょう。
初心者は、さきに内蔵エフェクトを使い尽くすテクニックをマスターする方がよっぽど良いです。外付けの方が調整は難しいのですから。

3.一概には言えません。
まぁ、元のデータが高品質(一応、Hz、bitが多いのは高品質とは言える)の方が、精神衛生上、また生データを直接処理する上では有利ですが、最終的には44.1KHz16bitに落とさないと音楽CDならないわけで、その部分の設計次第で音は大幅に変わるため、元データの数値的品質だけでは何も語れません。

ちょっと辛口ですが、完全に市販CD並の音質を狙いたい…のであれば、掲げられている候補機種ではまだまだ役不足です。ちょっとくらいのbit数やHzの違いは、五十歩百歩、ドングリの背比べのレベルです。

4.については
・・・あんまり過大な期待はしない方が良い…とだけ言っておきます。
単体で数万円するボーカル補正ソフトだって、本当に調子ッぱずれなボーカルを自然館を損なわず補正しきる事はできませんので。
(腕のある人ならできるけど、莫大な手間と時間が掛かる)
何回も歌い直して、ベストテイクを上手く切り貼り合成する方が、手間、作品の出来、ボーカル自身の技量向上の三点で、圧倒的にお得だと私は思いますけどね。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をいただき誠にありがとうございます。

教えていただいたことや、各機材の説明書などを参考に考慮して、「ZOOM R-16」にしようかと考えています。気休め程度かもしれませんが、24bit・96kHzで処理できるようですし、コストの割りに将来の発展性が高いようです。

音程はそれほどは外さないのですが、ポイントのところで何度も録り直しても微妙なずれ(伴奏のほうのずれすらある程度ありうるわけですが)が気になってしまうことがあるのです。しかし、これはコンピューター上での修正を勉強することにしようと思いました。

お礼日時:2009/12/23 22:57

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