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東野圭吾『白夜行』


私は、ドラマの最初3話ほどをたまたま観てしまってから、原作を読みました。つまり、19年前のビルでの殺人事件の犯人、動機などをはじめからわかった状態です。ドラマはそこからスタートしていました。

もともと推理しながら読むタイプではないので、台無しってわけでもなかったのですが、どうしても伏線などを楽しむことができませんでした。


そこで、ドラマ観るよりも先に原作を読んだ方に『19年前の殺人事件の犯人を誰と予想したか』をお聞きしたくて質問しました。また、その答えが正しかったかは別として、どういう推理(動機など)でその人だと思ったのかを教えて下さい。


よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

これは確信はありませんでしたが、僕はかなりの確率で犯人は


桐原亮司だと思っていました。
理由はこの小説の中で質屋の一階と二階の間に施錠する事ができる。
というあきらかに不自然な設定に疑問を持っていたからです。
東野作品には無駄がありません。必ずどこかでつながります。
つまりこういう不自然な設定をする事は、何か意味があると考えて
いる途中に犯人は桐原亮司であると、思っていました。
ただ、当然動機などはわかりません。
でも、だいたい東野作品はそう思わせていて実は違う。
という、裏の裏を書いて読者を騙すのが多いのですが、今回の
百夜行は東野作品にしてはわりと素直なミステリー小説です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

鍵…、笹垣の盲点だった部分ですね。泥棒の侵入を防ぐ、逆を言えば、屋根伝いなら2階からでも外へ出れる。動機は、確かにわかりませんね。東野作品はまだ読み始めたばかりで、あとは『放課後』のみなのですが、こちらの動機も、想像できるものではありませんでした。

しかし、これだけ揃っていながらそれでもまだ、偶然が重なっただけで二人は潔白なのでは、と粘ってしまいます。

19年で起こったあらゆる事件に対して、あくまでもまわりの人物や読者の頭の中での犯人像が膨らんだまま終わった感じがしました。


主人公たちの心理描写がほぼ無いことも、それがまわりのすべてから二人を守る術にも思えてならん、切ない作品でした。

お礼日時:2010/03/03 22:19

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