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バイオリン駒の交換(バージョンアップ)と駒の高さについて
楽器の素質にもよると思いますが、駒をAubertなど上質なものに替えると音色はかなり良くなるものなのでしょうか?現在は、DESPIAU・Ecolierという駒を使用しています。
それと駒の高さですが、今はかなり低く30mmほどです。演奏はしやすのですが、低すぎることが楽器本体には良くないものですか?

A 回答 (2件)

弦楽器の技術者です。


DESPIAU社はAubert社から独立した技術者が設立した会社で、家族で山を持っています。
社長は木材オタクで趣味はボンサイ。
品質管理がしっかりしているので、10年ほど前から品質はAubertよりも良いです。

ただ、メーカー名だけで駒の善し悪しは言えません(DESPIAUの駒にも良くない物はある)し、
固い駒材でも、修理者が薄く削ってしまっては意味がありません。

30mmほどという駒の高さは確かに低そうですが、楽器本体に影響はありません。
高すぎると弦のテンションが強くなるので、楽器にはあまり良くありませんが、逆ですので。

駒を適度な高さのある物に変えると、弦のテンションも出てきて音色に輝きが出ると思います。
その際に、質の良い駒材を、確かな修理者が加工すれば、申し分ありません。

ただ、指板と弦の間があきすぎると演奏しにくくなりますので、バランスを見てもらって下さい。
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駒は弦の振動を上板に伝える重要な部分ですから上質のものを使うと音は確実に良くなります。


上質なものは堅い材質なので,安価なもののように早く反ってしまうことがなく,
長持ちして経済的にも良いと思います。

駒の高さを低くすると弦を押さえやすくなり確かに弾き易くなりますが,
音に張りがなくなりおとなしい音(響かない音)になります。
それが楽器本体に悪影響を及ぼすかはよくわかりませんが,弱音器をずっと使い続けると
楽器自体が響かない音に馴染んでしまうという話は聞いたことがあります。
これが正しければ駒の高さで響かない音に馴染ませるのは良くないかもしれません。
短期には結果が出ないので実際のところはどうなのかはよくわかりません。

駒は結構デリケートな部分で,上板に接する部分の密着度で音が違ってきます。
上質の駒を買っても,この作業が曖昧だと良い音にはなりません。
4本の弦の高さのバランスも弾き易さに大きく影響します。
これはプロに任せる技だと思います。
駒を購入されるときには楽器を持って行って駒の調整もしてもらうのがいいです。
材質が堅くて素人では微妙なところがなかなかうまくいかないです。
通販では買ってはいけない品物のひとつです。
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