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日本アニメと外国アニメの1カットの枚数の違い


なんで日本アニメは1カット5枚?10枚?位なのに、

ディズニー、ワーナー等の1カットは24枚なのですか?


ただ動きがなめらかになるって だけですか?


それとも『しきたり』や『伝統』や『ルール』などからそうなっているのですか?


分かる人教えて下さい。

A 回答 (2件)

費用削減のため、動画数を削減すること、セル数を減らすことを、日本で2番目に古いアニメ番組を始めた手塚治虫が考え、工夫しました。


その一つが三コマどりです。
フィルムは、人の目の感覚から1秒間に24コマ使っていました。一つのセルで3コマ撮ってもとの脳は残りを補完して動くように見えると期待して省いたんです。
他にも、口パクだけを描いて使いまわしたり、飛んだりのよく使われるシーンは背景を共通化して使いまわせるようにしたり、主題歌やアイキャッチを使ったりと、様々な工夫がされています。

24コマすべてを動かすアニメをフルアニメーションといいます。鉄腕アトム以前のアニメはすべてをフルアニメーションです。
パワー的に毎週やる番組をフルアニメーションにするのはむずかしかったんです。鉄腕アトムは、フルアニメーションだと10分分くらいのセル画しか使われていないそうです。

ちなみに、いまだに放送が続いている日本最初のアニメは、別の方法を撮ってます。
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この回答へのお礼

はじめまして。
こんばんは。


質問にお答えしていただきありがとうございました(_ _

詳しく教えてもらえてとても参考になりました(^O^)

また分からない事がありましたら、質問させていただこうと思いますので、分かるものでしたら、また情報の提供の方宜しくお願いしますp(..q)゛

お礼日時:2010/10/25 22:11

はじめまして。



フィルム撮影は1秒間に24コマです。
今風で言えば24fps(フレーム・パー・セカンド)。プログレッシブ表示です。
これに合わせて作画しています。
アメリカの劇場版アニメの大半はこの24コマ一つ一つを利用します。
利点は事前に人間に演技させて撮影。その動きをトレスして作画ができます。
今で言うモーショントレースです。
アナログ的なモーショントレースですが、ディスニーの昔の劇場版長編アニメはほとんどこの手法です。

対して日本のTVアニメの大半はリミテッドアニメで、1秒間に1から24コマ。可変です。
昔の劇場版の東映動画(現東映アニメーション)は全てフルアニメーション(24コマ)でした(但しモーショントレスはほとんどしていない。制作費が膨大となるため。元々アニメは子供向けだったので、それほど制作費はかけられない)。
ところが1秒間に24コマ撮影では作画の枚数が膨大となり、人員確保もさることながら(当時アニメ製作人口は極めて少なかった)TV放映の際製作日数が間に合いません。
当時の東映動画の劇場版は60から90分の作品を製作するのに1年から3年かかりました。
そのために週一でのTVアニメは不可能とされていました。
それを打破したのが「鉄腕アトム」です。
一秒間の枚数を4から12コマに削減。でもフィルムは24コマなので動いていない場面は同じ画面を繰り返す。
また話しているシーンでは口だけ動かすなど、パーツのみ動かす。フルアニメーションではこれはありません。
似たようなアングルの場合は背景だけ差し替えて同じカットを使用するバンクシステムの確立で、大幅に作業効率を上げました。
それでも動いて見える。
これで週一のTVアニメ放映が可能となりました。
リミテッドアニメは当初パラパラマンガ。紙芝居と揶揄されましたが(差別的視点)、その後の技法の進歩からスピード感や迫力を出すにはフルアニメーションに勝るようにもなりました。

その後日本のアニメは劇場版でもフルアニメーションからリミテッドアニメに移行しました。
またその後アメリカでもTVシリーズものは日本に外注に出すようになったので、リミテッドアニメが主流となりました。
但しアメリカの劇場版は今でもモーショントレースでのフルアニメーションが主流です。

現在では制作現場のアニメ製作にフィルムを使用することは少なくなりましたが、1秒間24コマは遵守されています。
劇場版の場合は最終的にフィルム化する必要性があるので1秒間は24コマが原則です。

TV放映やDVD、BDなどは日本やアメリカでは放送方式がNTSCなので、基本は1秒間30コマ(フレーム)です。但しNTSCの特徴でその30コマの走査線を半分づつに分割して送信して最終的に1フレームを構成するので、1秒間は60フィールド30フレームとなります(インターレース方式)。
実写映画もアニメも基本は24フレームですので、24→30のフレームレートの変換がなされて放映、パッケージ化されます。
但しDVD導入移行、24フレームのままの収録も可能となったので、24P(プログレッシブ)で収録された映画やアニメもあります。

つまりフィルムの規格が1秒間24コマ(フレーム)なので、24になっています。
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この回答へのお礼

こんばんは。
はじめまして。


質問に答えていただきありがとうございました!!★

いろいろな情報参考になりました(^O^)

また質問させていただく事があるかもしれませんが、今後ともなにとぞよろしくお願い致しますm(_ _m

お礼日時:2010/10/25 22:20

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