プロが教えるわが家の防犯対策術!

みなさんこんにちは、はじめまして。お時間ございましたら、よろしくお願いします。

私は今、高校2年で中高一貫校の部活、弦楽器オーケストラのコンダクターを務めさせていただいております。今年の5月にコンダクターとしての定演を控えており、ただいま猛練習の最中です。
すでに昨年夏に発表会、秋に文化祭公演を無事に終えており、達成感と共に<指揮者として自分ができること(しなければならないこと)>をそろそろ明確に感じ取っていなくてはならないはずなのですが…私はまだそれを完全に掴みきれておらず、いろいろな要因をもって未だ気持ちがモヤモヤしたままでいるのです。

もちろん、いろいろな方法で指揮者、について自分流に研究しました。文献を読んだり、プロの演奏者の方に相談にのっていただいたり…。
まず指揮者の定義として、オーケストラ・リハーサル(練習)に至るまでにスコアの書かれ方(楽曲分析)や舞台上の楽器のあれこれ(楽器の配置や特徴、弦楽器ですのでダウンアップやボウイング)、作曲家ごとの実際の鳴り響きの違いを勉強した上で、実際オケの中で自分のソルフェージュ能力や音楽性を使って理想の音楽に近づけていく重要パートであるということ。(それこそ指揮者の「顔」「表情」次第で演奏が変わるのだということも教えていただきました。)
ここでは省略しますが、たくさんの指揮者の役割を学び(全く、全然できていないかもしれませんが)、近づけるようできる限り努力しようとしますが、やっぱりオケの中で自分が不安になってしまいます。オケ中のみんなの表情が、ひとつの音楽を奏でることに楽しそうでなく見えるのです。それを感じて「どうしよう」、と焦りと不安を覚えることが続いています。
暗い気持ちでぐるぐるして、不安そうな今の私で、せっかく「弾きたい!」「音楽が好き!」という思いで部活にいるだろう部員のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんな自分もオケも雰囲気も気持ちも変えるためにも、<指揮者ができること(しなくてはならないこと)>とは何でしょうか。

個人的な話になってしまうのですが、あまり精神的にも強くなく、その上音大に進学する意思もないためか、以前ずっと音楽関連の習い事を続けていたわけでもないので、音楽性に欠けてしまっている自覚はあります。
それでも指揮者が大好きです。自分をもっと音楽を好きにさせてくれた、いろいろな出会いや経験に巡り合わせてくれた、そして何よりもひとつの演奏をみんなで形にできた時の気持ちをくれた指揮者が好きです。自分で選んだ道です、最後まで絶対にあきらめずに頑張りたいのです。

悩みを最終的に達成するには最終的には自分で懸命に努力し頑張ります、その手助けとして<学生指揮者ができること(しなくてはならないこと)>とは具体的にはどのようなことか、それを実行するためにはどのような気持ちでいなければならないかなど、どんな形でも良いので、みなさんの回答をよろしくお願いします。

拙い長文をここまで読んでくださり、ありがとうございました。

A 回答 (4件)

まず、最初にお伝えしたい。

「世界を、地球を、背負い込むな。」
次に言いたい。「何人もの仲間の中から、ご質問者さんに備わっている力を見出されて指揮者に選ばれた。自信を持て。」
それからもう一つ。「指揮者と奏者は互いが互いを映し出す鏡。指揮者が気持ちを前向きに、楽しもうと思えば奏者もやがて同じ気持ちになれる。」

以下は短い標語ではなくてアドバイスです。
奏者への指示は「褒め育て」専一にしてマイナス指向の言葉を選ばないこと。
叱られてノレる奴はいません。当分の間は演奏の欠点は放置しておいて美点を褒め続けていると欠点はそのうち自然に消えます。欠点を指摘しても良いのは指揮者を含めて全員が自信を持ち始めたと思えた時でしょう。

素晴らしい指揮者になろうと思えば、それこそ音楽に無関係な事まで含めて際限がない勉強になります。真剣にそれを思えば自信を持てる方がおかしい程だと思います。私もそれを読んだ時には指揮者になった巡りあわせを恨みましたよ。一方でアマチュアの良さはそこそこで楽しめる事です。この点でプロはアマチュアに負けています。それはとても大事な事なのでお忘れなく。

私が掴んだ指揮のコツは、指揮が決まった曲はしっかり感性を澄ませて聴き、「あなたに」見えてくる「景色」を掴んでそれを「可視的に、具体的に」奏者に伝える事です。他人の感性を借りるのではなく、自分の感性を磨けば「貴方が指揮する曲はどこか違って魅力があり、何か面白い」と言われるようになりますよ。

以上、大昔の学生指揮者で、今は同じ時間を使うなら楽器演奏で音を出すほうがずっと面白いと思えるようになってしまった変わり者からのアドバイスです。
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確認ですが、本番は質問者さん自身が指揮するのですか、それとも外部から指揮者を呼んで指揮してもらうのですか?


質問文の書かれ方からすると前者のように思われるのですが、もしそうならプロの指揮者と同じ役割を担う必要があります。といっても、さほど大げさに考えることはありません。
指揮者というのは、棒を振ってテンポや入りのタイミングを指示するのが仕事ではありません。
曲の解釈や奏者の演奏法(表現)の統一というのが最大の役割です。
学生指揮でも、本番で指揮を取るなら「解釈の統一」をしなければいけません。テンポ正確に刻むだけならメトロノームで充分なのです。

「解釈」と書くと難しく考えてしまいますが、失礼ながら学生オケで「曲の解釈」なんていうのは誰も期待していません。むしろ、あまり色気を出して変な解釈をして演奏してしまうとイヤミに感じられますので、ここはオーソドックスな表現で演奏することを心掛けるべきでしょう。
ということで、学生オケにおける指揮者の役割として一番重要なのは、「奏法の統一」と「バランスを取る」ことくらいです。

例えば楽譜上にスタカートが書いてあったとして、指揮者が何も指示しなければ奏者は銘々「自分勝手に」音を短くして弾くでしょう。つまり、奏者個人の解釈で自由に演奏させていることになります。でもこれでは奏者個人毎に「スタカートの音価が微妙に異なる」ということになります。
スタカートは一例ですが、要するに奏者は皆、楽譜に書かれている指示を「自己勝手流」に判断して演奏するのです。
そのままで合奏しても、一応それなりの演奏には聴こえるでしょうが、「まとまった、整った響き」にはなりません。そういう細かなニュアンスを全員が統一して初めて「豊かな響き、深みある演奏」になるのです。
指揮者はそれを統一すべく、全員に細かく指示を出すことが必要です。
と同時に、指示を出すだけでなく、それをチェックし、出来ていない者に修正させることが大事なのです。
指示を出すだけでは自己満足です。
奏者というのは、特にアマチュア相手の場合、一度の口頭の指示だけで全てを了解し、正確に演奏に反映させることが出来る人はほとんどいません。
指揮者は客観的な立場から「耳で聴いて」出来ているか否か判断し、その結果、出来ていなければ出来るようになるまで根気良く注意を与え続けなければいけません。
そのため指揮者にはバトンテクニックよりも「耳」を鍛えることのほうがずっと重要なのです。
正しい、理想とする演奏になっているか、的確な音量バランスで鳴っているかを自身の耳で「聴いて」判断できなければいけません。出来ていなければ、分かり易い表現で奏者に伝える能力も必要です。

また、これらのことをするためには、指揮者自身の中で「表現(解釈)」が固まっていないといけません。
指揮するたび、指示の内容が変わってしまっては奏者は混乱するだけです。
自分の頭の中で何回も「理想とする演奏」を鳴らし続け、イメージが具体的な音のレベルで固まっていないと明確な指示は出せません。
本番ではどういう演奏をしたいのかを、指揮者が代表して誰よりも深く全体像を作り上げておかないといけないのです。これらは指揮(練習)を始める前に完了していないといけないことです。
練習中に迷いがあると、練習の都度、指示の内容が変わってしまいますのでいけません。
スコアをじっくり読んで、どういう音楽に仕上げたいかをイメージする。
イメージが固まったら、あとは練習時の実際のオケの演奏と自身のイメージの中にある姿とを比較し、異なる箇所を指摘してイメージに近づける。
これの繰り返しです。
基本的なテクニックの練習(音程等)は、指揮者が行うものではなく、合奏練習の前に別途トレーナーやパートリーダー等の責任において済ませておくべきです。
指揮者が行う合奏練習の際は、基本的なテクニックの練習ではなく、表現(奏法)の統一や音量バランス等の練習に充てるべきでしょう。そうでなければ、折角全員が集まって行う貴重な練習時間が無駄になります。
基礎が出来ていないと思われる場合は、担当のパートのリーダーやトレーナーに指示を出して、パート練習やセクション練習時に徹底して訓練させるように別途指示を出し、指揮者自らがそういう基礎練習に携わらないように心掛けましょう。案外、こういう「本来すべきではない」基本的な練習を指揮者が無駄に時間を割いてやっている例が多いです。指揮者の本分をわきまえて、正しい・効果的な練習をして下さい。
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>オケ中のみんなの表情が、ひとつの音楽を奏でることに楽しそうでなく見えるのです。


指示をするときに、どうだからどうしようと具体的な説明をする。
全体としてどのように向上したかを具体的に話す。自分の思いも。
どのパートあるいは誰がどのように向上したかを具体的に話す。自分の思いも。
自分が迷っているときは団員の意見を聞きながら共に音楽をつくる姿勢で取り組む。
自分をさらけ出し、団員との距離を近くし、時には冗談を言い、よい雰囲気で練習ができるように努める。
練習をどのように進めたいのか、パートリーダーなどと相談しながら、個人ではなくチームとしてオーケストラをまとめていくようにする。
楽しい、うれしい、よしやるぞ、今のいいなあ、と思うことを顔や言葉で十分伝えることが特に大切かと思います。
音楽的なことでは、表現方法について自分が勉強したことを伝えることもいいですね。
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3回に1回はほめる。

観客は演奏者のエネルギーを感じるから、楽しくやってるかつまらなそうにやってるか、違いが出ます。

理想の形に持って行こうとして、外れた音やおかしい所を、「そうじゃないよ」と指摘するのは当然ですが、それが治った時に、「絶対これのがいいね」で、むずかしいパートがよくできたら、「今の、XXがよかった、この感じで行こう」と。練習後でも、一人ずつ(あるいは数人でいる時に)声をかける機会を作り、その人のいい所、期待する箇所などをさらっと話し、自信を持たせる。

以上は製作会社のディレクターの取る方法です。

柏高校ブラスバンドのビデオを貼りました。楽しそうに演奏してます。

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