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「過去」という言葉が、印象的なフレーズとして登場する詩を探しています。
お気に入りの詩の中で、何か思い当たる詩がある方は、どうか教えてください!

A 回答 (1件)

「かなしみ」谷川俊太郎



あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった

☆☆☆

「生長」谷川俊太郎

三才
私に過去はなかった

五才 
私の過去は昨日まで

七才
私の過去はちょんまげまで

十二才
私の過去は恐竜まで

十四才
私の過去は教科書どおり

十六才
私の過去の無限をこわごわみつめ

十八才
私は時の何かを知らない

☆☆☆

「鄙ぶりの唄」茨木のりこ

それぞれの土から
陽炎のように
ふっと匂い立った旋律がある
愛されてひとびとに
永くうたいつがれてきた民謡がある
なぜ国歌など
ものもしくうたう必要がありましょう
おおかたは侵略の血でよごれ
腹黒の過去を隠しもちながら
口を拭って起立して
直立不動でうたわなければならないか
聞かなければならないか
私は立たない 坐っています
演奏なくてはさみしい時は
民謡こそがふさわしい
さくらさくら
草競馬
アビニョンの橋で
ヴォルガの舟唄
アリラン峠
ブンガワンソロ
それぞれの山や河が薫りたち
野に風は渡ってゆくでしょう
それならいっしょにハモります

ちょいと出ました三角野郎が
八木節もいいな
やけのやんぱち 鄙ぶりの唄
われらのリズムにぴったしで
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
「生長」、参考にさせていただきました☆

お礼日時:2011/02/19 01:18

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