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福島のことがあるので、チェルノブイリのことを調べています。
チェルノブイリは死者数が多いので、もちろんチェルノブイリの方が被害は大きいのですが、発生から10日程で冷却できているんですね。

福島はもうあの大地震から2週間は経ちました。未だに冷却はできていません。構造が違うと言うのはTVなどで専門家のコメントでよく聞くのですが・・・どうしてチェルノブイリでは早めに冷却できたのでしょうか?

A 回答 (4件)

チェルノブイリは、今回の福島原発と異なり、格納庫などの防御設備もなく丸出しの原子炉でした。



その丸出しの原子炉が爆発した事で、外気に直接放射線が巻き散らかし、最悪の事態になったのですが、外気に直接触れていますので冷却は容易に出来ました。

10日で終わったのも、人権を無視した必死の消火が功を奏した事もあったかもしれませんが、それより外気に直接丸出しになった火元なので水をかければ容易に消えるからです。



今回の福島の件は、放射線漏れは多少はありますが、チェルノブイリと違い、外気を完全にシャットアウトし、保温性が極めて高い格納庫が健在です。

そのため、一部大量の放射線が漏れてはいるものの、全体的にはまだ微量で済んでいます。
しかし、この保温性が極めて高い格納庫のせいで、冷却作業が難航している状況になっています。
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この回答へのお礼

チェルノブイリでは丸出しの原子炉という危ない構造であるがゆえに、大爆発して放射線・放射能物質が大気中でまき散らした・・・。だから冷却は容易だった・・・というのが、一番の原因ですね、そうかな?とは思っていたのですが、わかりやすい説明でより理解が深まりました。
他の原因では、作業員の命を無視した消火活動もあったのかもしれませんね。

福島の場合は外気をシャットアウトしているものがあるからこそ、冷却が難しいんですね。やはり放射性物質がちょろちょろと出て長期化・・なんですね。

お礼日時:2011/03/30 10:18

チェルノブイリは臨界になって爆発しましたから、原子爆弾みたいなもんでしょう


一気に燃料が燃え尽きた感じじゃないですか? であれば冷えるのも早いはず
それをもって「冷却できた」という表現がふさわしいのかどうかといえば疑問ですね

それに対し福島第一は臨界にならないようECCSで制御棒を突っ込んで抑えてます
爆発はしないけども核燃料はポカポカし続けてるよ、という状態でしょう
もちろん一気に燃焼させることなんて出来ませんから、ずーっと冷やし続けるほかは
方法はないんじゃないでしょうか
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この回答へのお礼

大爆発して放射線・放射能物質が大気中でまき散らした・・・。だから冷却は容易だった・・・というのが、一番の原因ですね、そうかな?とは思っていたのですが、わかりやすい説明でより理解が深まりました。
他の原因では、作業員の命を無視した消火活動もあったのかもしれませんね。

長期化するのでしょうけれど、長期化すればする分、水や大地の汚染、農家・漁業の方への影響・外国人で観光等に来る人が減ってしまう・・・など様々な問題があり、心配です・・・。

お礼日時:2011/03/30 10:21

チェルノブイリの際は、近隣地域から多くの作業員が集められました。


集められた作業員は、放射線の危険性など説明も無く、マスクだけで1ミリシーベルト以上の放射線を浴びて作業を行いましたから。

要するに、
当時のソ連は民主主義では、ありません。
ソ連では、人民の命は国家のモノ。
日本とは異なり、人海戦術が使えたので、短時間で封じ込めが成功した。
直接作業で、半年以内に死亡した作業員は数千人規模だそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
旧ソ連の場合、かなり問題ある環境下で何も知らない人を働かせていた・・・だから石棺も作れたというのはありますね。防護服とかも着用せずに作業していそうですね。旧ソ連の政府は事故を隠ぺいしていたわけだから。
日本だとさすがにそういうことはできない。現在厳しい環境下で作業して下さっている方には本当に感謝です。
日本では作業員の人命を考えながらなので、さらに長期化するのでしょうね。
東京電力の初動の判断誤りが悔やまれます。

お礼日時:2011/03/30 10:02

日本人の感覚からすると信じられないことですが、海外では放射線の危険性は専門家を除いて一般には認知されていないことが多いです。

チェルノブイリ原発事故の復旧作業にあたった人たちも同様で、何も知らず(政府も隠蔽していた)に作業をしたから、放射線量を気にすることなく短期間で終わらせることができたという一面があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
旧ソ連の場合、かなり問題ある環境下で何も知らない人を働かせていた・・・だから石棺も作れたというのはありますね。日本だとさすがにそういうことはできない。現在厳しい環境下で作業して下さっている方には本当に感謝です。
日本では作業員の人命を考えながらなので、さらに長期化するのでしょうね。
東京電力の初動の判断誤りが悔やまれます。

お礼日時:2011/03/30 10:01

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