プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

人事異動で内部監査室長に任命されました。
しかしながら、内部監査のなの字もわからず、何をどうしていったら良いかの途方に暮れています。
前任者は退職予定で、引継や指導もありません。また、部下がひとりつくのですが、その人も数か月前に異動となったばかりでほとんど実務経験はありません。
早々に業務に入り、また目下の課題として関連会社と自社の内部統制の構築も同時に行わねばならないのですが、当方、一般常識レベルの会計的知識もなく、数字も苦手、社内事情にも疎いです。
こんな状態でもとりあえずやらねば・・・とは思っていますが、どんなことから手を付ければよいのでしょうか?
おすすめの本やセミナーやサイト、また必要となる知識、心構えや取り組み方、体験談等々、何でも良いので参考になることがあれば教えてください。
宜しくお願い致します。
 

A 回答 (2件)

御社にISO(9000品質または14000環境)部門はありませんか?



やることはよく似ていますが、目的が違います。そこで仕事を覚えさせてもらうのが、遠回りですが確実かもしれません。

内部統制の目的は、法令遵守させる、会社資産の保全、仕事の効率向上、会計報告の信頼性確保、といったものです。利潤を生み出す会社の目的そのものなのですが、じゃあどうするのか、という手法を社内で学べないなら、社外にあるから、ものの本を読むなりセミナー受講いただいて学ぶしかありません。

たとえば会計伝票ひとつにしても、起票者がだれで上司、経理責任者、出納者のはんこがずらっと押してあるのは、どうしてかわかりますか?もしそういったはんこなしに、金額だけかかれてある伝票がまかりとおるようでは、だれでもねこばばできますでしょう。そういったことが起こらないように、手順規則が整備され、ただしく運用守られているかチェックし、整備していく係です。

そしてまた、まったく整備されていない仕事を見つけ出しては、整備運用させていくわけです。
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さぞやお困りのことと思います。

同じような経験をしたことがあるので、コメントさせていただきます。参考になれば幸いです。なお、以下は経験から基づいて私見であり、記載した団体とは何の利害関係もないことをお断りさせていただきます。

このことに限らず、初動の動きが大切だと思うことは以下のことです。

1.今までのドキュメントなどの収集を早急に実施
「前任者は退職予定で、引継や指導もありません。」とありますが、ロッカーの中、ファイルサーバーの中を徹底的に調査してその内容を把握し、散逸しないように保存します。
これが今後、どのように役に立つかは不明ですが、前任者が在職中であれば正式なルートで依頼すれば、情報収集を断ることができないうちに、情報は獲得すべきです。
勿論、今までどのような業務を行っていたかを把握するために必要な作業です。

2.内部監査の知識の収集方法
内部監査は、その対象が全ての企業活動ですのでその意味で広範でそれなりの深さの知識が必要ですが、焦ってもそんな知識が身につくわけがありません。
その前に、内部監査という仕事の目的とその達成のための方法論の概要を知る必要があります。幸い内部監査業務には国際的なフレームワークが存在し、日本では日本内部監査協会(http://www.iiajapan.com/)が、普及・啓蒙活動素行っています。御社も既に会員かもしれませんが、この団体が6/16・17の2日間行うセミナーに次の参加されることは有効かと思います。
 http://www.iiajapan.com/pdf/training/2011/0616.pdf
少し落ち着かれたら「実務演習I・基礎」というセミナーは非常に有益です。ただ人気が高いので直ぐに一杯になってしまいます。

また、同団体が日本での窓口を行っているCIAという資格試験を取得することも体系的な知識の取得に役立ちます。 http://www.iiajapan.com/system/CIA/index.htm
この試験は4つのパートに分かれていますが、Part1は、まさに「内部監査の役割」がテーマです。この資格試験は、米国IIAが実施しているもので、日本の資格試験にありがちな「試験のための試験」ではなく、実践で役に立つ内容となっていますので、知識と資格取得の一石二鳥のチャンスと考えて取り組まれることをお勧めします。

書籍は、いろいろ出ていますのでアマゾンなので絞り込んで、自分に合ったものを店頭選ぶのが良いと思います。

3.実務
どんなに焦っても、未経験の業務ですので、経験者と同じ成果を挙げることは困難なのですから、新規立上げスケジュール案を上司に提出して、協議し会社公認とするべきです。

例えば...
最初の3ヶ月は準備期間として実際の監査は実施しないで、今までの業務の把握、社長が内部監査に期待していることの把握、会社のリスクアセスメントを行い、7月以降の監査スケジュールを立てる期間とします(監査スケジュールの策定)。
7-9月に監査を実施しますが、これは初めての監査なので、リスクアセスメントの結果ではなく、人間関係のできている部署を選定し監査の練習台になってもらうことを了承してもらいましょう。これは、系各自に上司に説明して理解を得られる内容だと思います。
それ以降、初めてリスクアセスメントの結果でリスクが高いと想定されるテーマ(部署)を行います。監査対象部門の業務を理解するのに時間がかかりますので最初の3ヶ月に1箇所のペースで監査を実施するのが適当だと思います。

頑張って下さい。以上

参考URL:http://www.iiajapan.com/
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