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高分子材料において、耐熱性と関連性のある物性としてどんなものがありますか? 私の知識の範囲では、耐熱性と結晶化度の関連性しか知りません。 どなたかご教授願います。

A 回答 (2件)

1)あなたの質問は簡単なようですが、回答自身そう簡単ではありませんが、試してみましょう。


2)ポリマー物質が同じ化学構造であれば、線状のポリマーは重合度とともに耐熱性が高くなり、融点になって、耐熱性がふえません。でもLDPE、MDPE,HDPEのようにリニアーポリマーでもブランチングによって結晶性が、かわり、HDPEの方が耐熱性がたかいです。 同じ化学構造のPPでも、立体構造的にみて、イソタクチック(iso)などのようなのは結晶度も高く、(製造時の延伸、冷却にも非常に影響大)アタクチックPPは耐熱性よりゴムのようです。
3)同じ線状ポリマーでも化学構造によって耐熱性は随分ことなります。PE,PVC,PS,PVDC,Nylon66
PET,PC,PTFE,などはその融点はことなります。その構造にベンゼン、ナフタレン、など含み共鳴状態にあろものは、耐熱性が高いとかんがえれば。フルオロポリマーは同じ構造のハイドロポリマーより
耐熱性は随分ことなります。
4)線状でなく、3次元構造を持つ樹脂は同じような化学構造の線状ポリマーより耐熱性がたかいです。 エポオキシ、ウレタン、ユリア樹脂などその例です。
5)高分子材料として工業的に造られているものは、その高分子だけでなく、色々な添加剤、製造法によって、その耐熱性は元のポリマーと随分異なります。
6)少し考えただけでも上記のように色々あります。
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最も大きい要因はモノマー1個あたりの結合数ではないでしょうか?


ダイヤモンドと黒鉛はどちらも炭素で出来ていますが、結合が4個で立体的か
結合が3個で平面的かによって性質が全く異なります。

たとえば、ポリエチレンやポリエチレンテレフタラーとのような高分子は
モノマーが2箇所で付加または縮合し、繊維状の高分子を作ります。
これらの繊維の間は分子間力がはたらくだけですので、重合度が小さい場合は
かなり柔らかくなり、重合度が大きいと硬くなります。

これにたいして、フェノール樹脂やメラミン樹脂は1つのモノマーが3箇所で
結合します。立体的に結合した高分子が形成されるので耐熱性があります。
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