【選手権お題その2】この漫画の2コマ目を考えてください

いつも疑問に思っております。為替の日銀の介入についてです。

(1)日本単独介入は一時的なもので、川の流れを変えることはできないことを実施しているようですが
 相場を良くわかっていない人が実施しているように思えてなりません
 日本単独で、流れを変えることを本気で思っているのでしょうか。
 まして、財務大臣の判断では、相場のしろうとですが??

(2)相場とは、株も為替も人為的に操作しても 一時的な効果があるだけ。
 自然の流れに逆らうことは 逆効果と思いますが。

(3)その介入資金は、どのようなお金を使うのですか??
 まさか、前回の介入は4兆円と聞いておりますが、税金ではないのですか??

(4)その介入は、現在は 大きな損失となっていると思いますが 日銀なのですか??
 今後、しばらく80円以上の回復がなければ、かなりの含み損を抱えることになると思いますが。

 よく理解できません

A 回答 (3件)

(1)


>日本単独介入は一時的なもので、川の流れを変えることはできないことを実施しているようですが
>相場を良くわかっていない人が実施しているように思えてなりません
 
マーケットの現場に近い人ほど介入には懐疑的です。
事実4兆円の介入の効果はおよそ半日足らずでした。
「投機筋、投機筋」と犯人扱いしておいて結果がこれでは逆に投機筋を市場に呼び込むだけです。
しかし、日銀には過去2003年から2004年にかけて、ハッキリと投機筋と分かる円高のときに信じられない額の介入で投機筋を撤退させた成功体験があるのです。
(このときは大小のヘッジファンドが死屍累々だったともいわれています。)

また、日銀関係者や財務省の官僚は超エリートで自信のかたまりです。
効果があると思っているのは間違いないでしょう。

「政府は円高をただ見ているだけか!」という批判をかわすためのパフォーマンスの側面もあると思います。パフォーマンスは成功しないと逆効果なので思い切ってやります。
「そんなことで…」と思われるかもしれませんが、自分の立場が悪くなるのを避けるためならなんでもするのが政治家の特性です。首相を見ていればさもありなんです。

(2)
>株も為替も人為的に操作しても 一時的な効果があるだけ。自然の流れに逆らうことは 逆効果と思いますが。

これも現場感覚では分かることですが、やはり自信に満ちたエリートは自分で何とかできると思うのでしょう。ドイツやフランスでも空売り規制がかけられましたし、中国はずっと元を管理相場にしています。
ただ、もともと金利や通貨供給量の管理や景気対策などは人為的に行われているので、方法論は間違っているにせよ官僚(や政治家)が「自分たちが何とかする」と考えるのも致し方ない点はあります。

(3)
>その介入資金は、どのようなお金を使うのですか??…税金ではないのですか??

期限の短い債券を発行してそれを売って「円」を調達します。
それを為替市場で売る、つまりドルを買うわけです。
その債券を期間の長い債券に乗り換えていくのなら日本の長期債務残高が増えます。
国債というのは国民の預貯金などの資産を借りている代わりに発行する借金の証文です。
その借金を税収不足の穴埋めに使っているので、国民にしてみれば間接的な税金のようなものとも言えなくもないですね。

「為替介入資金の調達と運用」
http://www.boj.or.jp/intl_finance/outline/expkai …

(4)
>介入は…大きな損失となっていると思いますが 日銀なのですか??

介入を行うのは財務省、実行部隊が日銀といった感じで、介入で買ったドルは財務省(と日銀)が「外貨準備」として持つことになります。つまりは国(政府)が持ってる訳です。
『外貨準備とは何ですか?』
http://www.boj.or.jp/announcements/education/osh …

>80円以上の回復がなければ、かなりの含み損を抱えることになると思いますが。

ご指摘のとおり、莫大な含み損を抱えています。
以下のグラフのように積み上がったた外貨準備はほぼ介入によるものです。(円高を助長するので売るに売れず増える一方です。)

『日本の外貨準備高の変遷(1952~2007年)』http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/ …

一方、ドル(円)はこんな状態です。
http://stooq.com/q/?s=usdjpy&c=50y&t=l&a=lg&b=0
含み損は40兆円とも言われています。もちろん国の損は日本人の損です。
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(1)今の円高の流れはユーロ圏やアメリカの財政状況の悪化もありますが、


投機的な流れもあるように思います。日本単独の介入は意味がないかもしれ
ませんが、ある程度投機筋(ヘッジファンドなど)を牽制をしておくことも必要だ
からではないでしょうか?

(2)よくわかりません。

(3)確か今回も『政府短期証券』という短期国債みたいなものを発行して資金
を調達してると思います。

今年度の国家予算約93兆円の収入(歳入)内訳は、
税収37.4兆(40.5%)、国債44.3兆(48.0%)、その他収入(埋蔵金など)10.6兆
(11.5%)だったと思います。ニュースで事あるごとに『税金の無駄使い』と言うけ
れど、実は借金(国債)の無駄使いのほうが大きいです。

(4)為替介入で返り討ちにあい損をするのは日銀ですが、儲けるためにやって
いるわけではないと思います。

円高だと輸出企業は売り上げ・利益が減少します。そこで日銀が介入して円安に
振れさせて、その間に輸出企業がドルを円に替えるということでしょう。

例えば10.000ドルをドルから円に替えるとします。
1ドル77円だと77万円 →為替介入→ 1ドル80円だと80万円という感じなので、
為替介入しても輸出企業の実需買い(ドルの売り上げを売って円を買う)があり、
必然的に円高に戻ってしまうのもひとつの原因です。

輸出企業の業績が悪化してしまうと、海外に移転してしまう恐れがあります。
日本に工場を建てたり日本人を雇用するより、海外で工場を造り現地採用なら
円高のメリットがあります。でも日本で造っていたものを海外でという話だと、日本
国内の仕事が減り、失業者が増えてしまいます(日本の空洞化という)。

これらを避けるためのひとつの手段としての為替介入だと思いますが、良いのか
悪いのかはよくわかりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました
大変  有益な回答でした

お礼日時:2013/01/13 00:57

輸出関連産業界や経団連などから、円高対策を言われると、何もしないでいるのは難しいです。

損得でやっているのではなく、日本政府は断固たる意思があるのだと見せるためにやっていると思います。おっしゃるように、市場規模が大きいので、単独の介入は効果がありません。
財務省の外為特会、外国為替特別会計の赤字は有名で、米国債を売ってしまえば埋まるとは思うのですが、米国の圧力で売れません。
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