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デートDVを受けている友人から相談を受けている者です。前(1年ちょっと前程)からいろいろと相談を受けているのですが、もうそろそろ私もどうアドバイスしたらいいかわからなくなってきました。

前から、「別れた方がいいよ」とは言っているのですが、その友人は「怖くて別れられない」と言います。
DVにはよくある悪循環だとわかってはいるものの、もう何度もそのやりとりをして、堂々巡りになってきて、時間帯関係なく相談される私もつらくなってきてしまいました。
でも「カウンセラーとかにかかりなよ」といったら、「私のことが嫌になったんだ」と思われるかもしれないと思いなかなか言い出せません。以前、もうひとりの友人にも手伝ってもらって、やんわり「ちゃんと警察とか専門の機関に連絡した方がいいよ」と勧めてみたのですがどうも実行していないようです。
DVなので、結局は本人同士の問題になってくるとは思うのですが、解決までには第三者の力がいると思います。
でも私ではどうにもなりません。話を聞くくらいはできても、別れるのも本人の意思がないとできないし、彼が友人になにかするのではないかと、私もヘタなことが言えません。
問題が1年前から全然進展しないことが辛いです。時間帯関係ない相談も、自分の生活に支障が出て正直困っています。
私は友人として、どうすればいいでしょうか。

A 回答 (7件)

No.6です。

長らく締切をお待たせして申訳ありませんでした。そろそろ締め切って頂いていいですよ。でもその前にお礼を頂ければ嬉しいな。

DV被害者が力をつけて回復するには長い時間がかかりますから、被害者を助けたいと思う人は疲れ果ててしまいがちです。「折角あなたのことを思ってアドバイスしているのに、どうしてわかってくれないのか? どうして何も動こうとしないのか?」という自分の苛立ちを被害者にぶつけてしまいがちです。

しかし、このような苛立ちのメッセージは、裏を返せば、虐待される理由が被害者にもあると考えているということであって、それは加害者が言っていることとまったく同じことになってしまいます。 

DV被害者を助けたいと望む人々がしてしまう大きなまちがいの一つは、被害者が加害者から離れたかどうかで支援がうまくいったかどうか判断することです。支援の目標は、被害者が自分の人生を生きる権利を取り戻すことであり、支援者はそのためにどれだけのサポートが出来るかが課題です。

先ず当面のあなたの目標は、被害者から見て、あなたが、DV加害者と正反対の人になることです。具体的には
1.DV加害者は、DV被害者をひどく抑圧します。→だからあなたのすぺきことは、DV被害割に対して我慢強くなること。いつ行動をおこす準備が整うのか、被害者の判断を尊重しなければなりません。
2.DV加害者はDV被害者を見下しています。→だからあなたのすぺきことは、対等の人として接すること。
3.DV加害者はDV被害者にとって最善のことを、本人よりもよく知っていると思っています。→だからあなたのすべきことは、DV被害者の人生は彼女DV被害者の人生は彼女のものであり、彼女自身が彼女の人生の専門家であることを忘れないように接すること。決して助言を押し付けないようにしましょう。
4.DV加害者は会話を独占します。→だからあなたのすぺきことは、よく聞き、あまり話さないことです。
5.DV加害者はDV被害者の人生をコントロールする権利があると信じています。→だからあなたのすぺきことは、DV被害者の自己決定を尊重すること
6.DV加害者は子どもに必要なことはDV被害者よりわかっていると考えている→だからあなたのすべきことは、DV被害者は立派で愛情深い母親だと考えること:
7.DV加害者はDV被害者に「代わって」考えます。→だからあなたのすべきことは、DV被害者「とともに」考えること。自分の役割が教師や救助者だなんて思わないようにしましょう。尊重しあう対等な仲間として被害者と力を合わせる。

支援者がやるべきことは、(1)DVに関する情報を与えること (2)客観的にそれはよくないという感想を述べること (3)被害者のことを真剣に思っていて、いつでも支援を惜しまないことを表明すること・・・までであって、その先の「どうすべきか」を押し付けることは、最早、その被害者の人権、決定権を侵害することになってしまい、加害者のやっていることと同じになってしまいます。被害者は益々自分の殻に閉じこもってしまうことも大いに考えられます。

例えば、「別れなさい」ばかり繰り返して被害者を困らせることも、やってはいけないことだと思います。被害者が加害者から別れたくても別れられない理由には、沢山の理由があります。例えば(1)ストーカーされたりして怖い (2)加害者に経済的に依存しているので生活できない。(3)別れることは、自分が選んだ人を否定することであり、自分自身を否定することにもつながる 等等。
「別れなさい」という言葉は、丁度、子供に「勉強しなさい」としか言わない親と同じです。それが出来ない理由や、その理由を取り除く方策を考えずして、そうした言葉をただ繰り返されても、「つきはなされている。何もわかっていない。」と反発を感じるのみということも考えられると思います。そのように自分の考えを押しつけるあなたを見て、被害者はまったく彼みたいだと感じるかもしれません。

被害者は実際には、たぶんロにする以上に虐侍に気づいているでしょう。でも話すことは恥ずかしいと感したり、話すと人々が自分の考えを押しつけてきたり、批判したりするのではないかと怖れて、自分が虐待されていることに気づいていないようなふりをしているのかもしれません。

加害者と長いこと一緒にいるとか、加害者がとくに怖い人だったり恐ろしいことをする人だったりする場台、被害者は「トラウマ性結びつき」を経験しているのかもしれません。
「ストックホルム症候群」とも言います。これは1973年8月に発生したストックホルムでの銀行強盗人質立てこもり事件において、被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことで、一般には「共依存」とも似た被害者の心理状況です。
又、往々にして、被害者は、加害者が悪いのではなく、自分の側に原因があると考えている場合が非常に多いようです。

このような場合、支援者としては、問題の核心をズバリ被害者に対して指摘することは、却って被害者の「触れてほしくない」核心に触れることであり、避けるのが得策と考えます。たとえ、まだろっこしくても、温かく見守り、さりげなく情報を伝え、いつでも受け皿を作っているとの安心感を与え、後は「待つ」ことが大切だと思います。
(「待つ」ことが大切な場面は他にもありますね。例えば聞き分けのない子供を、性急に罰するのではなく、待つことが大切だと、私は、かつて妻に諭されたものです。「待つ」ことを覚えることは、あなたの人生にとっても大きなプラスになることだと思います。)

その「待つ」間にも、あなたはいつでも、被害者に対して、前記の3つの作業
(1)DVに関する情報を与えること 
(2)客観的にそれはよくないという感想を述べること 
(3)被害者のことを真剣に思っていて、いつでも支援を惜しまないことを表明すること
に関して、メッセージを与え続けて下さい。

最初の「DVに関する情報」に関しては、私のこのサイトにおける過去問への回答をご覧下さい。(例えば、http://oshiete1.nifty.com/qa5127833.html
又、被害者向相談機関の情報は、下のQ&Aの私の回答(No.4)にあります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6944603.html
被害者の方に、「ただ話すだけでもいいから」と言って、これらのDV被害者のためのプログラムを実施しているところに電話するよう勧めてください。自分の名前や電話番号を言わなくてもいいし、自分が暴力を振るわれていると思っていなくてもいいのです。起きていることを客観的にみることができるように助けを得たり、加害者との間の問題をただ話してみたりするだけでもいいのです。被害者のためのプログラムに初めて電話することが、ときには糸口になったり助けを求めやすくしたりします。


以上、ランディ・パンクロフト「DV・虐待加害者の実体を知るーあなた自身の人生を取り戻すためのガイド」(明石書店)http://resilience.exblog.jp/14338484/
(p.423-430)から一部引用し、私の考えを追加しました。

さて、最後に伺います。冒頭の私の勧め(お願い)に対して、ちょっとムカっときましたか? もし、そうならある意味、まともかもしれません。たとえ友人であっても、他の人格に対してアドバイスする時は、くれぐれも「上から目線」になってはいけないと思います。(私も冒頭の文句で「上から目線」だったとしたら、お許し下さいね。)

長文お読み頂き、有難うございました。
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答、ありがとうございました。
友人などに相談しても、「あなたは考え過ぎ」だとか、「そんなのは放っといていい」ということをいわれてしまっていて、私がしていることは間違ってるのかと思っていました。
友人として「どうすればいいか」という質問に、とてもしっかりと明確にアドバイスいただき、非常に参考になりました。
はっと気付かされることがあったり、反省すべき点があったり…。少し心も体も疲れていて、うんざりしていてこの所この件は頭のはじっこにおいやってしまおうとしていたのですが
もう一度ちゃんと向き合ってみようと思えました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/11/21 00:11

デートDVは深刻な問題ですね。


私は、この種の質問に沢山回答している、自身もDV加害経験のある者です。
私の名前とDVをキーワードにして検索すると、多くのQ&Aが出てきますのでどうぞ参照して下さい。

尚、今回の質問≪DVを受けている友人から相談されて…≫については、色々具体的な考え方やノウハウについて回答できますので、もうしばらく質問の締切を待って下さると有難いです。
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むずかしいところですね。



あなたが話をきいてあげることが、「一時的に耐える力」を与えてしまい、
結局彼女をその状況にとどまらせる手助けになっているのだと思います。

あなたが彼女をどこまでサポートしたいかによりますが、
本気で思いやるなら、あなた自身がまずカウンセラーや心療内科に彼女のことを相談してみてはいかがでしょうか。
最近は、ご家族の方が先に相談に見えることも多いようです。(あなたはご友人ですが・・・)

>「ちゃんと警察とか専門の機関に連絡した方がいいよ」と勧めてみたのですがどうも実行していないようです。
たぶんその人は、専門の機関というのがよくわからないし、なんとなく怖いのでしょう。
連絡先を示してあげる、あなたが先に相談してあげるなどのお膳立てがあれば、できるかもしれません。

あなたは、具体的な解決の相談先を示して、彼女の愚痴聞き係をストップすることしかできないと思います。
そうすることで、「一時的に耐える力」ではなく、根本的解決ができると思います。


>「私のことが嫌になったんだ」と思われるかもしれないと思いなかなか言い出せません。
そう言ってすねるとしたら、面倒な友達ですね。
むしろ大切な友達だからこそ、
ちゃんと解決した方がいいと思っていることを示してあげればわかってくれるかも知れません。

解決したいならそのための助力はできても、ずるずる愚痴聞き係はたまりませんね。
愚痴を言いながらも状況を変えない人は、
変化やリスクをとるくらいなら損をしても現状維持を選ぶタイプだと思います。

わたしも友人に似たことを言ったことがありますが、
助けを求めながらも状況を変える気はいっさいないのなら、助けること自体やめるのみです。
ただ利用されているようでいやな思いをします。


運命を切り開くことをせず、外部におまかせしすぎているのかもしれませんね。
リスクが0で、お膳立てがしてあれば、そうしてもいいよ、という考えではないかと思います。
仮にいい男性が先にあらわれて、状況的に申し分ないなら、彼女は別れを選ぶのではないかと思いますので、
だれか紹介してあげるのも効くかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/21 00:12

この女性がそうかは分かりませんが


たまにただの愚痴でしかない事を深刻な相談と持ちかけて同情を引くのが好きな?人っていますよ
そういう人は何を言われても具体的な行動は起こさないものです。
深刻に考えているわけではなく、ただの愚痴なのですから。
そもそもDVが実在しているのは確認しているのでしょうか?(痣や傷があるか、病院に行っているとか)
またはDVがあったとしてもすごく軽微、または彼女がその行為を助長するような行動をしているなどなど
裏に隠された事情が分からないとなかなか有用なアドバイスはできないものです。
おそらく専門家でもそうするのではないでしょうか。
出来ない、怖い、無理などを言い続けるのはその傾向が多いような気がします。

もし自分が相談者様の立場に置かれたとしたら、彼女にこう言うと思います。
「僕らは他人なので貴方の行動を意思決定することは出来ない。
ただ、貴方がこうしたいと決めたことがあればそれが実現するように助言、手助けをすることはできる。
現時点でしたいけど出来ないことがあれば教えて」と。

自分の生活に支障をきたしてまで他人の相談などするものじゃないですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/21 00:13

イジメでよく「イジメられる側にも責任はあるか?」


という話がありますよね。一義的には「ない」が正しいと
されていますが、被害者が自発的に苦痛から脱する努力を
怠ってる例も多々あります。

DVも同様で、色々理由はつくのですが、本当に嫌なら
逃げる努力・克服する努力を本人がしなくてはいけません。
「友人として手を貸して」と言われたら、極力貸すに
こしたことはないのですが、もう1年も相談だけということに
なると、申し訳ないのですが被害者のワガママによる
単なるグチ、自己満足という判断になります。

『ごめん。アタシではどうにもならない。○時とかに
相談されても、アタシも生活に支障が出てしまう。
警察に行くなら付き添うから。』

くらいを告げて、少し突き放したほうが賢明だと思います。
被害者が本当に困って死にたいくらいの状況に追い込まれて
いれば、とっくに公権力に頼ってるはずですから。

※友人を疑うわけではないですが、こういう病気もありますのでご紹介します
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/21 00:13

はじめまして!



相手には悪いですがメリハリ?は大切です。
それを言ってもできないのであれば突き放すところは突き放すべきです。

ただ相手が本当に怖くて離れたくても離れられないだけであればやり方はたくさんあります。
でも、そういう人は実際心のどこかで離れたくないと思っていることも多いので難しいですね。
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専門家でも、DVの知識があるわけでもありません。


何もこれ以上出来ることはないと思います。強いて言えば、DVの知識を得ることだけだと思います。
一年間もお友達は何もしないままでしょう?周りがこれ以上何を言っても、本人がその気にならなければどうしようもありません。
ひょっとしたら、そういった環境(周りが心配してくれていることも含む)が落ち着くのかもしれません。
それならば、これ以上余計な(失礼)アドバイスは必要ないでしょうし、邪魔なだけです。またその彼に逆恨みされても困りますよね。
現在の環境を崩すのは、放置が良いのかもしれません。しばらく連絡を取らないで見たらいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/21 00:14

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