dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

火力発電所の白煙についておたずねします。

発電所にかぎらない話になると思いますが、煙突から出ている白煙は実は水蒸気ですか?
特に冬場、もくもくと吐いております。
煙は規制があるので濾過されているのだと思いますが、どういう仕組みでああした白煙と見紛うばかりの水蒸気が発生しているのでしょうか?
また、ああした煙は夏場でも見かけることがありますでしょうか?

A 回答 (5件)

「煙突から出ている白煙は実は水蒸気ですか?」 その通り水蒸気です。





1)一般的な火力発電はボイラーで発生した蒸気でタービンを回し発電します
2)そのボイラーの排ガスは200℃以上であり、その状態では白煙は見えません
3)然し排ガスには煤煙、硫酸化合物、硝酸化合物など色々と環境に良くない物質が含まれています
4)この物質を取り除く為にアルカリの水溶液などのシャワー中を通過して洗浄し、更に水洗シャワーをします。
5)この時に排ガスは温度が50℃程度に低下すると同時に多量の水分を吸収して高湿度の排気ガスと成っています
6)冬季は外気温が低く、高湿度の排気ガス中の水分が冷され小さな水滴の状態と成り白煙として見えます(冷たいビールの外側が結露するのと同じ原理です)
7)空気は温度が高いと水分を沢山含む事が出来て結露が起き難い状態となり夏は白煙が見えない事が多いですが排気ガスの温度と気温差が大きいと見える事もあります。(やかんで湯を沸かすと湯気が見えます)
8)口から吐く呼吸も冬は見えるが、夏は見えないです。

発電所に限らず排ガス処理した場合は白煙が見える事が多々あります。
    • good
    • 0

水蒸気ではありません。


水蒸気は、水が蒸発して目には見えません。
目に見えるのは、細かい水滴なって白く見えているのです。
だから、見えているのは水蒸気とは言いません。
    • good
    • 0

> 発電所にかぎらない話になると思いますが、煙突から出ている白煙は実は水蒸気ですか?


・はい。

LNG火力(ガス火力)の場合、主燃料はLNG=液化天然ガスです。
液化天然ガス(天然ガス)の主成分は約90%がメタン(CH4)です。
天然ガスを燃焼させると、以下の化学反応式により、水=水蒸気が発生します。

CH4+2O2(酸素2分子)=>CO2+2H2O(水2分子)

> また、ああした煙は夏場でも見かけることがありますでしょうか?
・はい。
LNG火力の場合、夏場でも水蒸気による白煙が確認できます。
ただし、夏場、白煙は冬場ほどモクモクと長く尾を引くことはありません。

なお、油火力の場合は、ほとんど水は発生せず、夏も冬も排煙も、ほとんど無色透明です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たくさんの方に、すぐにお答えいただいて大変よく理解できました。
ありがとうございました。
ベストアンサーをひとつしか選べないので、申し訳ありません。

お礼日時:2012/03/04 16:55

冬の寒い日に息を吐くと白くなりますよね。

これと同じ原理です。火力発電所では燃料を燃やすので排気は熱を持っています。これが温度の低い外へ排出されると含まれていた水蒸気が水滴戻り霧状になります。煙ではありません。夏でも排気の方が温度が高いので同じく白く見えます。

最近は規制が厳しいので煙の粒子は脱煙装置で取り除かれています。排煙には空気以外に、水分、二酸化炭素が含まれているだけです。

参考URL:http://www.mhi.co.jp/products/category/flue_gas_ …
    • good
    • 0

水蒸気です。



温度差があれば夏場でも見れます。

排煙は、年一度以上、排ガス(環境)測定で義務付けされていて測定されています。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!