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ふとした事で、私の使用しているシャツがASOLOというブランドだと気づきました。
調べるとイタリアのアウトドアブランドだという事ですが、どれほど有名なのでしょうか?

http://www.asolo.com/

私の知ってるアウトドアブラントといえば、ノースフェイスやパタゴニア、コールマンなどでASOLO(アゾロ)は初めて知りました。

また、アウトドア界ではどの程度の位置づけですか?
ちなみに私は勝手にノースフェイスやコールマンがトップレベルと思っていましたがこれもどうなんでしょう?

A 回答 (3件)

登山歴35年ほどです。



アゾロって昔(20年くらい前)の革製重登山靴の時代は超一流メーカーとして認知されていました。私も事故死した先輩の形見でもらったアゾロの登山靴、未だに持っています。
現在も登山靴、トレッキングシューズは作ってはいますが、この分野でも認知度はずいぶん低くなりましたね。まあ、当時「一流」として認知されていたメーカーで現在もブランドイメージを保っているのはハンワグとローバーくらいで、ガリビエールやコフラックなど消滅してしまったメーカーも多いですから(コフラックは最近復活した)、曲がりなりにも生き残っているだけマシなのかもしれません。

登山靴は布製、セメンティング製法など、モノとしての成り立ち自体がこの20年でガラリと変わってしまいましたから、多くのメーカーが浮沈するのも仕方ないのでしょう。逆にスカルパなどはすっかりブランドイメージが上がりましたし、スポルティバやライケル(今はマムートに吸収された)など、あたらしく台頭してきたブランドもたくさんありますから。(単に日本に入ってきたのが最近、というのもたくさんありますが)

まあ、昔からやってる人でないと知らないブランドになっちゃったのかな、という気がします。
名前が格好いいかどうかは、要はブランドイメージの問題でしょ。
何も知らない人はハンワグ、と聞いても格好いい名前とは思わないでしょうけど、冬山にある程度長く登っている人にとっては、一度は必ず購入候補にしているブランドでしょうし、非常にしっかりしたモデルを作っているメーカー、というイメージですから。

実はアゾロは現在、某大手のスポーツ量販店の扱いになっています。
大手商社が扱うと、数が売れる量販店扱いになる→数が売れるハイキング用のトレッキングシューズがメインになる→ハードな冬山用のブーツはほとんど扱わなくなるので(本国ではそういうモデルを売っていても)「登山者」に対するブランドイメージは低下する、という流れになってしまいます。5万も6万もする冬用ブーツを量販店で買う人はあまりいないですものね。

なのでアゾロも、海外でのブランドイメージはよく判りません。少くともにほんの登山者にはほとんど忘れられたブランド、という感じですが、それは日本の話、です。

それと大手商社が扱うと、商社の都合でコロコロ輸入元が変わりがちですから、それも一定のブランドイメージを保てない要因でしょう。

で、アゾロのシャツ、ということなのですが、昔は登山靴専業メーカーだったアゾロ、ザック専業メーカーだったミレーやロウアルパインなど、アパレルに手を広げる例が多いです。

アウトドアのウエアは、アンダーウエアはデュポン社のダクロン、フリースはモルデンミルズ社(ポーラテック社?)のポーラテック、シェルはゴアテックス社のゴアテックス、というように技術開発が必要な素材は素材メーカーの提供を受けることができるので、極端な話、開発部門がなくてもデザイン部門さえあればアウトドアアパレルメーカーが開業できてしまう状況です。

むろん、基礎開発部門に金をかけていて、ゴアテックス社やポーラテック社と共同で素材開発をしているメーカーもいくつかあるのですが(あまり表立っては言われないが、製品を見ていると明らか)、素材提供を受けているだけのぶらんどでも定価は同じです。
でも、同じ価格で売れば後者のメーカーはボロ儲けなはずですが、量販店で安売りしていればそこそこ数は売れるでしょうし、それでもペイする、という図式なんでしょうね。

アゾロやロウアルパインのウエアを登山用品店でモンベルやパタゴニアと同じ値札を付けていたら、まずたいして売れないと思いますが(モンベルは定価自体が安いですが)、量販店でバーゲンすれば売れて商売になる、ということなんでしょうね。
ミレーは比較的ブランドイメージを落とさず高く売ることに成功しているメーカーだと思いますが、私はあまり買う気になれません。昔は「高嶺の花」というほど高かったザックのブランドイメージも最近は中途半端だし。

というわけで、アゾロのシャツ、素材はちゃんとしたものを使っているので、それを使って危険だ、とか言うことはないのですが、「定価で買うのは嫌」という位置付けです。私は。

ちなみにコールマンはオートキャンプ用具のブランドで、アウトドアでも少しハードなトレッキングでもほぼ相手にされていないです。
コールマンのトレッキングシューズを買ったことがありますが、スポーツ量販店ですらない、靴の量販店で定価1万円くらいのものを7,000円くらいで交いました。ハードに使って1シーズンで履き潰してもいいや、くらいのつもりで。軽いトレッキングシューズでも、普通は2まん延くらいの予算はみますから、そんな程度です。実際は2シーズン持ったので万々歳でしたが。

ノースフェースはけっこう一流ブランドというイメージが定着していますが、実はアメリカのノースフェース本体とはほとんど関係がない、ゴールドウィンの企画、開発によるブランドです。ライセンス生産ではありません。アメリカノースフェースと日本ノースフェースではラインアップ自体、丸きり違いますから。

ノースフェースもスポーツ量販店で扱っているので、定価では買う気がしないブランドですね。

海外のアウトドアブランドって、大手商社が扱うと大抵ろくなことになりません。
登山用具をきちんと判っている、専門の商社が辛抱強く扱っているブランドが結局は生き残りますね。
ハンワグやローバーなんて、日本に入ってくるようになってから扱い商社、一度も変わってないんじゃないだろうか。高田貿易という商社なのですが、ほとんどハンワグとローバーだけしか扱ってない状況です。本格的な登山靴メーカーなのでたいして数も出ないだろうし、よく食べていけるな、と思ったりしますが。

値付けも難しいだろうな、と思います。安けりゃ舐められるし高けりゃ数が出ないだろうし。
ロストアローという商社がありますが、スカルパ、オスプレー、ブラックダイアモンド、ベアールという、各分野でシェアの高いブランドを総取りしているような商社です。登山する人でロストアローの世話になってない人はまずいないだろうという。ヘタすれば持ってる道具は全部ロストアロー、みたいな人もいるかも。

ロストアローは、全体的に値付けは安いです。モノによっては同等の他ブランドの半額かそれ以下、というくらいやすいねづけのモノもあります。
これほどロストアロー扱いのブランドが熟れているのは、値付けが安い、というのはもちろん大きいでしょうが、それ以前に「モノが良い」というのはあると思います。

ですからやはり、扱う商社が「アウトドア用品というものをよく知っている」ということが、ちゃんとブランドイメージを高く保って売れる、という条件になるんでしょうね。
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この回答へのお礼

すばらしいご回答ありがとうございます。
知らないブランドばかりでしたが、大変参考になりました。
ノースフェイスはアメリカと日本とで違うものって言うのは決めて気づきました。

ここまで詳しいという事は相当ベテランのようですね。
私も得意分野の領域になると一般人とは誰とも話が通じない程狭く深くな人間なので。

本当にありがとうございました。
すっきりしました。

お礼日時:2012/05/14 18:56

聞いたことないです 初耳



最近輸入されてきたのかな?

靴のメーカーみたいですねー

国内大手商社が 輸入代理店に ならないと なかなか販路拡大 メーカーバリューも 上がらない物です。
国内 代理店が 力を持たないと 海外のモデルを そのまま輸入するだけで 靴も 足型が違い
日本人に 合い難い
ウエアーも 海外サイズは 袖が長かったりと フィット感がイマイチしっくりこないものです。

日本サイズを 揃える様に なれば 販路拡大し 知名度も上がるでしょうけど
難しいでしょねー

ASOLOって ロゴ的にも ピーンと来ないし カッコ良さが感じませんので 厳しいかも。

ノースフェースは ウエアーで 売ってるメーカー ザックも有りますが 良いとも言えません
ノースメッシュテントを イベントの抽選で当たり使用していますが やはりテント専門メーカーの方が
作りは良いです。
本格 登山用には使える 用品は少なく 市街地で アウトドアーの格好をするのに向いた ウエアーメーカーとでも言いましょうか。
モンベルやぺニックスなどの方が 本格的です。

コールマンって  大衆キャンプ用品メーカーですね。
アメ車の様な 大きなラッゲージスペースの車でないと ガザばる用品 テント、テントマット、タープ
、テーブル、チェアー、など 積めません
とにかく かさばり 重たい用品ばかり 
安いテントなど ポールが グラスファイバー製で 折れたら 修理補修用は 売ってません
安モデルは 使い捨てなんです。
テントなら 小川キャンパルや スノーピーク
キッチングッズは、ユニフレーム、エバーニュー、スノーピーク が有名ですし 使いやすい

コールマンのグッズより 安い キャプテンスタッグの用品で十分です。

有名メーカーですが 大した高性能製品を 扱ってる訳でもなく 大衆への 販売で 質を落とした製品も 扱ってる メーカー。
少し キャンプを かじっていくと コールマンでは 満足できなくなります。(恥ずかしく思えてくる)
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>どれほど有名なのでしょうか?



日本ではほとんど聞くことがないと思いますが、

登山をやっていると、登山靴メーカーとしては
けっこう有名な方だと思います。

甲高の日本人の脚にもあいやすい靴を作っている
ということで、知っている人は知っている。
という程度だとは思います。

私もここのトレッキングシューズは1足持っていて
今も愛用しています。

ノースフェースは昔はヘヴィデューティーなアウトドア用品の
メーカーでなかなか手が出ない感じでしたが、
ゴールドウィンがライセンス生産を始めてからは
手ごろな価格で買えるようになりましたし、
(その分、絶対的なブランドとしての魅力はなくなりました)

コールマンもファミリー向けのアウトドア用品としては
トッププランドとはいえますが、それだけですし。

有名なスーパーマーケットとあまり知られていない職人の店。くらいの違いが
あると考えればわかりやすいかもしれませんね。
つまり市場(買い手)の質がすでに違うのです。
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