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No.2
- 回答日時:
「実数の連続性」とは「連続の公理」を満たすということ。
連続の公理を満たす順序体は(同型のものを同一視すると)ひとつしか存在しないんで、実数体Rを「連続の公理を満たす順序体」として定義できる訳です。さて、「連続の公理」の互いに同値な表現が様々知られていて、それぞれとても有用ですけれども、それらのうちでご質問に一番即していると思われるのは、
○(デデキントの公理): 全順序集合Rの切断を<A, B>とする。(すなわち、A∩B=∅, A∪B=R, ∀x∀y(x∈A ∧ y∈ B ⇒ x<y)。)任意の切断について、Bに最小元があるか、Aに最大元があるとき、Rは連続であると言う。
という表現でしょう。
すると、「有理数から無理数を定義するのとおんなじようなかんじで」実数体Rの切断をやってみても、(実数の連続性⇔デデキントの公理から)実数しか出て来ない。以上おしまい。
なので、実数体の切断では超実数を定義できないし、超実数体は「連続の公理を満たす順序体」ではあり得ない。しかし、これが意味するのは「超実数が存在しないこと」ではなくて、「超実数がどういうものではあり得ないか」という制約だけです。
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