No.15
- 回答日時:
ANo.7 →
>次元定理というのをググって調べてみましたが、残念ながら私の今の段階では全然理解できそうにありません…。
それほど大それたハナシじゃありません。
n 次正方行列 A の右逆行列 B を想定、つまりAB = E とて、A, B の乗法可換性の粗っぽいブリーフィングだけでも…。
[B の正則性]
方程式 Bx = 0 を想定して、A を左乗すると、
0 = A0 = A(Bx) = (AB)x = Ex = x
つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。
[A, B の乗法可換性]
前項は rank(B) = n を意味するから、n 次正方行列 X に対し方程式 BX = E は一意解 C をもつ。
BC = E だから、AB = BC = E 。
A = AE = A(BC) = (AB)C = EC = C 。
i.e. AB = BA = E 。
再度のご回答どうもありがとうございます。
>つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。
ここの部分が気になっております。
正則についての定義以前の問題なので、循環論法にならないか危惧しております。
ここの証明が分かればよいのですが…。
No.14
- 回答日時:
いただいた補足質問に, お答えします.
> これは「n次の任意の行列Aは、rankがnの適当な行列Pを掛けることで、階段行列に変形できる」
> と解釈すればよいでしょうか?
はい, その解釈で間違いありません.
> 証明の方法も調べ方も全然思いつかないので、私にはハードルが高そうです…。
証明は難しくはありませんが, "掃き出し法," という方法を使い, 慣れていないと面倒かもしれません.
ただ, 常識と見なせる補題を使うことを一切拒否するのであれば,
A = (a_ij), B = (b_ij), AB = (c_ij), BA = (d_ij) として,
c_ij = δ_ij という条件から d_ij = δ_ij を導く以外に方法はないでしょう.
その作業は, おそらく掃き出し法よりも更に面倒だと推測されるので, 回答者たちが挙げている補題のどれかを使うことを, 認めるしかないと思います.
最後の質問に関してですが,
>この場合CB = P より、C=Eとならないのですが・・・。
P は "rankP = n を満たす適当な n 次正方行列," であって, "rankP = n を満たす任意の n 次正方行列," ではありません.
再度のご説明どうもありがとうございます。
n次なると階段行列になることを示すのも文字が多くて大変そうです…。
>P は "rankP = n を満たす適当な n 次正方行列," であって, "rankP = n を満たす任意の n 次正方行列," ではありません.
つまり、
「PA=C かつ CB=P さらにrankP=n かつCは階段行列」という全条件から
C=Eを導くのですね
難しいですね…。
No.11
- 回答日時:
>私が知りたいのは、
>『AB=Eの時、BA=Eも成り立つか?』ということです。
私もだいぶ前に質問しました。
これをちゃんと扱っている教科書は意外に少ないです。
また、ここで答えられるようなシンプルな答えは無いですので、
以下を参照してみてください。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6678784.html
どうもありがとうございます。
ご提示のサイトはとても参考になりました。
斎藤先生の本は実は持っていまして、覗いてみましたが、
難しい…。
少し時間が掛かりそうです…。
どうもありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
まず予備知識として
1) 分配則
A(F±G) = AF ± AG
2) 正則行列の性質
正方で全ての要素が 0 の行列を Z とし、Aが正則な場合
H≠Z ならば AH≠Z
この2つの証明はいろいろな本に載っているので、それを見ていただくことにして
AF=E, AG=E, F≠G となる F, G が存在すると仮定すると、1) から
F-G≠Z だが、A(F-G)=Z
これは 2) と矛盾するので F-G=Z ⇔ F=G。
つまり、AB=E の B は 正則なA に対して一つしかありません。
尚、AB=E なら CA=E が存在すること、C=B になることを証明するのも面白いですよ。
ご回答どうもありがとうございます。
2)の
AB=E、AH=0の時、H≠0
というのが私には一番難しいです…。
detなども使うのでしょうか…。
No.6
- 回答日時:
n 次正方行列, A, B, が, AB = E を満たしているのですね.
一般に, n 次階段行列 C と, rankP = n を満たす適当な n 次正方行列 P を用いて,
PA = C が成り立ちます(この程度は, 御自分で証明してください. 階段行列の定義すら知らないのなら, 今回の疑問は後日の課題としましょう).
すると, CB = (PA)B = P(AB) = P となり,
さらに, rankP = n より, C = E であることがわかります.
これより, B = P が導かれるので,
BA = PA = C = E であることが示されました.
補足質問は受け付けますが, 良識の範囲内にとどめてください.
ご回答どうもありがとうございます。
階段行列とrankについては調べまして分かりました。
少しだけ教えて頂きたのですが、
>一般に, n 次階段行列 C と, rankP = n を満たす適当な n 次正方行列 P を用いて,
>PA = C が成り立ちます
これは「n次の任意の行列Aは、rankがnの適当な行列Pを掛けることで、階段行列に変形できる」
と解釈すればよいでしょうか?
証明の方法も調べ方も全然思いつかないので、私にはハードルが高そうです…。
>すると, CB = (PA)B = P(AB) = P となり,
>さらに, rankP = n より, C = E であることがわかります
こちらに関しなのですが、
例えば、
B= (2 1) 、P=(3 2) とした時
(3 5) (2 5)
rankP =2だと思うのですが、
この場合CB = P より、C=Eとならないのですが・・・。
多分私の考え違いだと思うですが…。
よろしくお願い致します。
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