離婚届にサインできない場合の対処方

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質問者：sei2hy
質問日時：2013/01/22 20:59
回答数：2件

母が離婚を考えていますが、父はアルツハイマーでサインできません。こういう場合、どう対処すれば良いか教えてください。

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No.2

回答者： 783KAITOU
回答日時：2013/01/23 10:22

判例をひとつ紹介しておきます。

精神上の障害に因り事理（もの事の筋道）を弁識（わきまえ知る事）する能力を欠く常況にある者は、後見開始の審判を受け、成年後見人又は後見監督人があり又は選任されている場合でも、これらの者との間で協議離婚することは許されない。離婚は一身専属的身分行為であって、後見人又は後見監督人が代理できないからである。したがって、審判離婚か判決離婚によるほかに方法はない。（協議離婚は無理）

以上の通りですので、意志能力を欠く人との離婚はそう簡単にいかないのが実情です。そうでなければ精神疾患を患った人を簡単にほっぽり出して好きな事が出来るようになりますので、それを法律は許さないようです。離婚するには、お母さんがいなくてもアルツハイマーを患っていらっしゃるお父さんが、この先経済面はもとより日常の生活に困らないような状態にしておかれた上で、裁判所に離婚を申し出られる以外ないでしょう。