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現在、COSINAの超広角ズームレンズを購入しようかどうしようか悩んでいるのですが、私のカメラはEOSなので純正のCANONのEFレンズと比較して考えるとかなりの価格差に「大丈夫かなぁ?」と思ってしまいます。
正直なところ、COSINAのレンズって、どうなんでしょう?以前にシグマのレンズを使用した時には専門家には「シグマはよくない」と言われたことがあるので、やはり純正でないコシナの場合は…?
周辺がぼけるとか、全体にピンが悪いとか、一目で判るアラが出たりするものでしょうか?
ご存知の方、どうか教えて頂けませんでしょうか?

A 回答 (5件)

TimelyHitさんがかなり詳しい説明をされていて、大部分的を得ているものの、一部不正確な点があります。



1)一般に最も気にされる解像度:

今時こんなこと気にしているのは、一部の知ったかぶりアマチュアレンズ愛好家だけです。
プロのレンズ設計者もテストチャートを拡大投影しますが、これは、レンズ全体の性能をヴィジュアルに、一目瞭然に確認できるからです。レンズ設計者が重視するのはMTFです。低周波MTFがコントラストを、高周波MTFが所謂解像力を示してくれるし、実際にレンズを作る前から計算だけで求まるからです。

2)歪曲とフレアー・ゴーストはカメラ店でファインダーを覗いてある程度は確認できますが、他の項目はチェック不能:

実はファインダー光学系がしっかりしていれば、それ以外もある程度は分かります。実際、Floating付きとFloatingなしのレンズを最近接位置で直接比較して見てください。Floatingなしのレンズは像面湾曲と非点収差のために像がハッキリしません。これに対して、Floating付きレンズだと周辺までしっかりしています。これは単に近接性能はFlaoting付きの方がいいと言っているだけで、Floatingがなくちゃいかんという意味ではありません。

また、マクロレンズを付けて見ると、ファインダーを覗いただけでも光学性能が優れているのが分かります。
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もう2つ、



1)口径食もカメラとレンズさえあれば簡単にわかります。裏ブタを開け、バルブにセットしてシャッターを切りレンズ側から覗きます。開放から何段絞ったら、ケラレなくなるか観察するのです。開放から2段でケラレなくなればまあ優秀、4段絞っても駄目なら口径食が酷く、余程絞らないと「周辺減光」します。

2)下記、http://www.photodo.com/nav/prodindex.html Siteではコシナの19-35は「3.1」という平均MTFを得ています。この数値は超広角ズームとしては優秀な方です。勿論MTFでレンズの全てが分かる訳ではありません。
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この回答へのお礼

回数を重ねてのアドバイス、感謝いたします。

> コシナの19-35は「3.1」という平均MTFを得ています。この数値は超広角ズームとしては優秀な方です。

そうなんですか!
なるほど、レンズのジャンルが違えば、ブランドだけでは語れないものもありますね。
周辺減光はいつも気にしているので、殆ど解放で撮影することはありませんが、どの程度絞って最良の結果が得られるのかも考えるべきということは勉強になりました。
色々どうもありがとうございました!

お礼日時:2001/05/23 23:19

コシナの多分19-35mm F3.5/F4.5(定価68000円)を検討されていると想像しますが、レンズの性能はブランドと価格だけで判断するのは困難だと思います。


はっきり言って使用目的と許せる性能の悪さ具合の確認と、それが許されるかどうかにかかわっていると思います。 性能の中で重要なのは、樽型或いは糸巻き型となって現れる歪曲は絞っても取れない為、直線を直線として再現できないと困る被写体の場合には致命的な欠陥となります。開放絞りで使うことが多い場合には、周辺光量の低下が問題でしょう。絞って使うことが多ければ問題になりませんが。コーティング技術、内部反射除去技術で左右されるフレアー・ゴーストもyamagi99さんが言われているように、逆行気味の撮影が多いと重要なテーマとなります。一般に最も気にされる解像度については、他の性能に比較すると重要度は意外に少ないのではと考えます。 半切、全切に伸ばしたときにはじめてその差が歴然としてくるからです。むしろその前に上げた、「歪曲」「周辺光量の低下」「フレアー・ゴースト」の方がサイズの小さいプリントでもはっきりとその差が出てしまいますので、最重要だと思います。 ボケ味、ボケの形、コマ収差等他にも検討せねばならない性能判断にかかわる項目がありますが、ここでは割愛します。
さて問題はレンズの購入前に上記で述べた性能がチェックできるのかどうか?或いはメーカー名(或いはブランド名)だけで判断できるかどうかです。
答えはほぼNOであります。性能の中で歪曲とフレアー・ゴーストはカメラ店でファインダーを覗いてある程度は確認できますが、他の項目はチェック不能です。
またメーカー名、ブランド名での判断もほぼ不可能です。1本で20万円以上する高額な製品の場合にのみ性能が高い可能性が高い傾向はありますが、中には非常に特殊な為に値段が高く、性能はまた別と言った例もあります。
結論としては、より客観性を持っていると思われるレンズのテストレポートなどを参考にするしかないと思います。 カメラ雑誌でそのようなものをやっておりますので、それらを参考にしてみたらどうでしょうか? 昨年末以降発売されたレンズは載っておりませんが、カメラ雑誌CAPAの特集号、[CAPA交換レンズ2000-2001]等は参考になると思います。(残念ながらコシナーのレンズは載っていませんでしたが。) 私個人も金欠病の中でニコンボディーをを中心にレンズを購入していますが、純正の手ごろなニコンレンズ以外に、タムロン、トキナー、シグマ等レンズ専門メーカーの物も使用していますが、そういったカメラ雑誌の評価を元に自分の使用目的を考えて購入決定しており、今までのところ買って損したなどの思いはありません。
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この回答へのお礼

貴重なアドバイスをどうもありがとうございました!

>多分19-35mm F3.5/F4.5(定価68000円)を検討されていると想像しますが、

ご推察の通りです!
う~ん、なるほど。確かに、超広角となると用途の特殊性というものは出て来ますね。
皆さんのお答えとも考え合わせてみて、純正でないから使い物にならないかもしれないという不安は拭うことが出来ました。

もう少し皆さんのご回答を自分なりに整理して考えてみますが、肯定的な方向が見えてきて嬉しいです。どうもありがとうございました!

お礼日時:2001/05/23 23:13

先ず、「シグマはよくない」というのは偏見です。

シグマは社長以下意欲的な新製品開発に取り組んでいて、値段も安く、安心して使えます。Canonのプロ用最高級レンズや、Leicaの単焦点レンズと比べると僅かに落ちる程度です。

「コーティングがやや劣る」という評判もありますが、SMCPentaxなど、最高レベルのコーティングに比べての話です。

COSINAは、最近、オーストリア->ドイツの有名ブランド「フォクトレンダー」の使用権を得て、製品にも力作が多いです。「フォクトレンダー」銘のライカマウント(L,M)レンズは光学性能も非常に高いです。

で、問題は、普及版のZoomレンズです。実は普及版のZoomレンズはCanon,Nikonでもプロ用と比べて光学性能が著しく劣ります。それだけでなく、COSINAの一眼レフ用レンズの組み立て精度など、あまりいい噂を聞きません。レンズコーティングなんかもかなり酷いです。yanagi99さんの言われる実体験談もそのことを裏付けています。

以下のURLを参考にしてください。

参考URL:http://www.photodo.com/nav/prodindex.html
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この回答へのお礼

ご回答をどうもありがとうございました!

> 実は普及版のZoomレンズはCanon,Nikonでもプロ用と> 比べて光学性能が著しく劣ります。

そ、そうだったんですか!
なるほど、僅かなF値の違いしかないのに価格のかなり違うレンズが同じメーカーから発売されていたりするのはそういうことだったんですね。
参考URLのサイト、開かせていただきました。あのグラフは興味深いです。
色々と勉強になりました。
どうもお世話になりました。

お礼日時:2001/05/23 23:06

EOSにてコシナの19-35使用しています。


通常使用に関しては特に気になりませんが逆光時に
ゴーストが非常にでやすいのが難点ですね。
レンズの好みは人それぞれですので広角の入門用として
考えるに良いレンズだと思います。
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この回答へのお礼

早々のお答えをどうもありがとうございました!
さすがに実物をお使いの方のアドバイスは具体的で心強いです。
逆光気味の撮影は殆ど無いと思いますので、「うん、それなら使えるかも」と思いました。
どうもお世話になりました。

お礼日時:2001/05/23 23:00

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