保存したデータは記憶媒体の性能や保管されている環境によっては、
数年でデータを読み出せなくなったり、一部に劣化が起こったり、
ということが、どうやらあるようです。
そこで、
データを長期保存する際には、
同一データを記憶媒体A-1、記憶媒体B-1というように、
分けて保存することにしました。
(保存場所が複数あれば、それだけデータを失うリスクも減るという考え方)
この場合、
定期的に記憶媒体A-1、B-1を、
それぞれ記憶媒体A-2、B-2に更新する(データを移しかえる)ということが必要になってきますが、
その際、記憶内容a-1とb-1それぞれの劣化具合を調べるには、どうしたら良いのでしょうか。
<想定しているデータ保存&更新の例>
データ保存(1回目)
A-1:○
B-1:○
数年後・・・
データの劣化具合の確認
[結果]
A-1:△(読み出せないデータが数点アリ!)
B-1:○
データ保存(2回目) ※B-1のデータをA-2とB-2へ。一方、A-1のデータは破棄。
A-2:○
B-2:○
数年後・・・
データの劣化具合の確認
[結果]
A-2:△(音楽ファイル1に劣化アリ)
B-2:△(静止画ファイル1に劣化アリ)
データ保存(3回目) ※A-2、B-2それぞれの良い所だけを継承。
A-3:○
B-3:○
・
・
・
(ちなみに、この方法だと2箇所で同時に同一ファイルに劣化が生じたらアウトですね!苦笑)
-----
まとめ
-----
・ファイルの劣化チェック方法を教えて下さい。
または、
・データの長期保存がしたいのなら、こうする方がベターでしょう
というような回答でも結構です。
どなたか、どうかよろしくお願い致します。
(補足)
保存データの種類はテキスト、静止画、動画、音楽などで、サイズは2TB以上です。
記憶媒体は、あえて指定していませんが、容量から考えてHDDになりそうです。
Windows7上での保存、更新作業を想定しています。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>定期的なデータチェックの際、AとBの両方が×だった場合には、
THE ENDということになりますね(苦笑)。
もっとも、1箇所にだけ保存しておくよりかはマシなのでしょうけれど。。。
何か妙案があれば、お聞きしたいところです。
妙案はありません。確率の問題ですから、片方が壊れる確率が千分の1だとすると、“同時に壊れる”確率は百万分の1です。バックアップコピーを三通り作ってあれば、10億分の1になります。しかしゼロではありません。心配ならバックアップを二通りではなく三通り作っておくのが現実的でしょう。東日本大震災のように千年に一度ですから、まず生きているうちには起きません。これは冗談ではなく、通常行われるデジタルデータ保存の鉄則です。
何度も回答をありがとうございます。
>これは冗談ではなく、通常行われるデジタルデータ保存の鉄則です。
大変参考になりました。
データをほぼ問題なく長期保存することの難しさが今回よく分かりました。
No.4
- 回答日時:
>つまり、HDDの記憶領域において、1ビットでもエラーが生じたら、
データ復旧のプロでもない限り、
そのHDD上のデータは「すべて読めなくなる」、という解釈でよろしいでしょうか。
1ビットというのは少し極端でした。アナログとは違うと言うことを言うために極端に言いました。しかし原理的にはそうです。読み取りエラーを無視して無理やり読み出せたとしても、データとしては不完全で使い物になりません。プログラムだったら動きません。
デジタルデータの劣化は、少しずつ進むのではなく、ある時一挙に駄目になります。アナログテレビは電波が弱いと画像がだんだんぼやけますが、地デジは突然ぷつんと映らなくなるでしょう。あれと同じです。だんだん劣化が進んで、ある時を境に使えなくなるなどという壊れ方はしません。だからあなたが考えておられるように、劣化の程度を見計らうというやり方は意味がありません。それが○か×かという意味です。
回答をありがとうございます。
>だからあなたが考えておられるように、劣化の程度を見計らうというやり方は意味がありません。それが○か×か
では、例示の中で△と書いたところは、「×」と書くべきだったわけですね。
むしろ、○か×しかない方が管理面では楽なので、それはそれで良いというか、
あきらめもつくのですが、ただ、そうなってくると、
定期的なデータチェックの際、AとBの両方が×だった場合には、
THE ENDということになりますね(苦笑)。
もっとも、1箇所にだけ保存しておくよりかはマシなのでしょうけれど。。。
何か妙案があれば、お聞きしたいところです。
No.3
- 回答日時:
記録媒体AとBの保存フォルダとファイル名が同じならバイナリレベルでベリファイすればチェックは可能かと思います。
※両方壊れていたとしても同じ場所が壊れているとは限らない。
Diffというソフトに分類されるものです。
http://freesoft-100.com/pasokon/diff.html
DFというフリーソフトを使用した経験があります。
回答をありがとうございます。
とりあえず、教えていただいたソフトを使えば、
データの不具合チェック自体は出来そうだということが分かりました。
ただ、実際にそのようなソフトを使い、
私が例示したような方法でデータの長期保存を試みている人というのは、
どの程度いらっしゃるんでしょうね(苦笑)。
皆さんは一体、どのようにしてデータの長期保存をしているのでしょうか!
No.2
- 回答日時:
一般的に使われているファイルが壊れていないか確認するツールに「MD5」を計算するものがあります。
RFC1321って規格で制定されていまして、各種演算プログラムが出ています。
保存時に最初のMD5を求めておき、あとは定期的にでもMD5を算出して、最初のと比べて不一致なら壊れているって判断します。
比較的わかりやすいサイトがココ。実行形式もあります。
http://www14.ocn.ne.jp/~bkclass/doc_md5.html
回答をありがとうございます。
>最初のと比べて不一致なら壊れているって判断します。
その「壊れている」というのは、ファイル単位で壊れているという意味でしょうか。
記憶媒体の99%は問題ないが、1%は壊れている
みたいなイメージでよろしいでしょうか。
No.1
- 回答日時:
基本的な認識違いをしておられます。
アナログデータと違って、原理的にデジタルデータの劣化は○か×かのどちらかです。その中間はありません。だんだん劣化が進むと言うことはないのです。1ビットでも読み取れなければそれでお終いです。記憶媒体によって耐久性は違います。HDDのような可動部分がある媒体より、DVDやメモリのように静的な記憶媒体の方が劣化は遅いでしょう。それでもCDやDVDなどの光学媒体の耐用年数は10年ぐらいと言われています。HDDはたかだか3~5年でしょう。
回答をありがとうございます。
>デジタルデータの劣化は○か×かのどちらかです
HDDに保存していたデータの「一部(例えば、1つとか2つのファイル)だけ」が、
HDDの劣化により、読めなくなる なんてことは無い、というわけでしょうか。
つまり、HDDの記憶領域において、1ビットでもエラーが生じたら、
データ復旧のプロでもない限り、
そのHDD上のデータは「すべて読めなくなる」、という解釈でよろしいでしょうか。
問題箇所の1ビットの前の領域なら読めるが、その後ろは読めない、というような解釈でもないわけですよね?
>CDやDVDなどの光学媒体の耐用年数は10年ぐらいと言われています。HDDはたかだか3~5年
こちらも参考になりました。ありがとうございます。
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