医業は仏教、スピリチュアル的な観点から見ると、どういった意味があるのでしょうか?
私は医学生です。
将来は内科医になりたいと考えています。
仏教には昔から興味があり、仏門に入ろうかと思いましたが、訳あって医者になることになりました。
仏教やスピリチュアル的な観点からみると医業とはどういった意味があるのでしょうか?
病気がその人の魂の課題だともし考えるなら、それを治す医者はスピリチュアル的に何の意味がありますか?
治す過程もその課題のうちということでしょうか?
真剣に治す医者、治そうとする患者そういった関係性においても魂の学びがあるということなんでしょうか?
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
はじめまして、私が以前読んだ本に そのような記述がありましたので、投稿してみました。
ジェームズ レッド フィールドという人が書いた 聖なる予言シリーズの中の 第 十の予言という本です。
その中に、マヤという女性医師が登場するのですが、彼女が主人公に自分が取り組んでいる医療の説明をする際に 主様が言っておられたような内容が書かれてありました。
病気 怪我 悩み等は 現在の生き方(または過去 過去世)になんらかの問題 間違いがあるためにおこっており、それを立ち止まって見直す為におこっている という様な内容です。
また、次の第十一の予言の本には、近未来的な理想郷としての シャンバラが描かれており その中に医療の事も書いてあります。
シャンバラにおいての人類は、霊的に進化(霊的な振動レベルが高い)しており、病気になる必要がないそうです。
したがって、医者も必要がなく、霊的なカウンセラーがアドバイスをおこなっており、外科手術等は存在しないそうです。
以上、ご参考になれば幸いです。
No.8
- 回答日時:
立派な仕事やと思うよ。
精神科医のユングは自らを魂の医者と称していたけれど、病を治すというのは立派なことやと思う。身体を治すのも、精神を治すのも、同じ医療、立派な先生になってください。
苦しみに意味があるとは仏教は考えない。苦行も肯定しない。健やかに成長し、健やかに暮らすその先に全き安らぎ、ニルヴァーナがあると説く。
内科の仕事も、人々の安らぎに貢献するならそれは立派な仕事やと僕は考えるね。
No.7
- 回答日時:
>仏教やスピリチュアル的な観点からみると医業とはどういった意味があるのでしょうか?
他の職業と比較して、特に差異はありません。ある社会における職業は全て、生存のために必要です。純粋な娯楽であっても、娯楽を全て断つと普通は生きていけません。直接的であるか否かを問わず、全ての職業は人の命を支えています。医業だけが特別なのではないです。
ただ、医業、薬業といったものは、その職に就く人は需要を生み出さないし、できれば需要がなくなることを願っているということがあります(悪徳な人は除く)。いわば、必要悪として自己認識しています。
そういう人が自分自身の職業をどう思うかについては、個々人に依存します。
これと異なる自己否定の職種としては、教師があります。教師は自分のコピーしたような人を作りたいのではなく、教わる人が自分を超えて欲しいと願っています。自分では不充分だと認識しているわけです。
どちらも世間からは聖職だと認識されることが多くなります。おそらく、熱心に働けば働くほど、自己を否定するような矛盾を抱えざるを得ないからではないか、ある種の自己犠牲と映ることもあるからではないか、と思います。
No.6
- 回答日時:
今の日本でスピリチュアルと言えば、まっとうな物から怪しげなものまで一括りですから
スピリット(魂)として考えてみようと思います。
今をどう生きるか
一瞬一瞬の魂の輝きがいかに美しく大切なものか
それに気がつけたら、などと私は思います。
人は無くしてから大切なものに気がつきます。
無くしかけた時も気がつきやすいですよね。
今生きている瞬間をどれだけのものか気がつける
そこに立ち会えるのが医者だと思います。
残る時間が長い人・短い人、どちらもいらっしゃるでしょうが
今一瞬は、等しく大切な物。
人生は長さに希望があるのではなく、その濃さに生きる希望が潜んでいる。
そんな人の人生に寄り添えるのが、医者なのかなって思います。
WHOが以前、定義にスピリットを入れようとして大反対にあって消えましたが
入れる意義は大いにあると個人的には思っています。
No.5
- 回答日時:
韓国ドラマ「ホジュン -宮廷医官への道-」で恩師のユウィテ(柳義泰)は、「世に知られた名医であれ、村の田舎医者であれ、人の命を扱う仕事はどの職業よりも高貴なものだ。
しかし、最後の一つが欠ければ真の医員とは言えぬ。それが愛だ。 病に苦しむ人々を憐れに思う心、真に病人を憐れむ心を持って初めて心医になれる。 世の中が求める医員はただ一つ、心医だけだ」と言っています。あなたの問いに、答えはありません。悩みながら進む、それが全てだと思います。がんばってください。
No.4
- 回答日時:
>仏教やスピリチュアル的な観点からみると医業とはどういった意味があるのでしょうか?
人を救う立派な生業だと思います。
>病気がその人の魂の課題だともし考えるなら、それを治す医者はスピリチュアル的に何の意味がありますか?
上座仏教では、肉体は単なる物質と考えていると思います。
従って、病気は魂とは無関係でしょう。
(上座仏教ではそもそも諸法無我ですから魂を否定しています。)
>真剣に治す医者、治そうとする患者そういった関係性においても魂の学びがあるということなんでしょうか?
真剣に医療に取り組まれれば、当然心は清浄になっていくと思います。
No.3
- 回答日時:
抜苦与楽でしょう。
医業は尊い仕事です。
主治医と長いお付き合いをさせて頂くと、顔を見ただけで安心感が生まれます。
人の苦しみを取り除く拠り所になるという事は、仏になる事と同じではないでしょうか。
多くの人の苦しみを受け止めなければならないという事は、それだけでも大変な事だと思います。
でも、目をそむけずに病気や怪我の治療をして、その苦しみの解決に当たる事は、
人の苦しみを自分の苦しみとして受け止めて解決してゆく事だと思います。
深い知恵と慈悲心がなければ出来ない仕事だと思います。
仏の徳を頂き、身に備える、と言ったらいいのでしょうか
挙手投足、一言一句、仏の所作に近ずいていくような気がします。
No.2
- 回答日時:
私はこの質問に対して、とても有効な情報ソースを今、この手に持っております。
東京大学医学部救急医学分野教授・東京大学病院救急部集中治療室部長の、矢作直樹先生の著作です。著作をパラパラめくったところ、矢作先生は近代スピリチュアリズムの本流をしっかりと捉えておいでのようなので、私はこれから彼の著作を読破し、私の近代スピリチュアリズムの整合に彼の整理を組み込もうとしていたところです。しかし、ご質問者様は少しタイミングが早かったようですね。私が矢作先生の著作にきちんと当たるのはこれからの話で、今は畑違いの別の本を読んでいます。
もちろん、それ無くしてもこの質問に対応することは充分可能ですし、ちょっと先回りして矢作先生の記述の中から適当と思われる部分を参照しても構いません。とりあえず、今『人は死なない』をザッと見て点検したところ、おおまかな論述のプロセスと、最終的結論に私との相違は無かったと思われますので、私の世界観でお答えしようと思います。
現世に起こる「苦難」という事象は、その「苦難」に関わる複数の人間全ての霊性を一挙に高めるための磨き砂なのです。病気の患者にしても、それによって起こる様々なドラマが自らの人間的成長を促進させ、精神的進歩を可能にする訳です。霊性進化とはまさに人間性、精神性の向上だと考えても良いと思います。癌を克服してジャーナリズムの世界に復帰した鳥越俊太郎氏の、その後のご活躍をご覧ください。「苦難」が彼に与えた成長は計り知れないものがあるのではないでしょうか。この例はメディアの世界に露出したことだから、分かり易いから挙げただけで、霊的成長は「苦難」を乗り越えた全ての人に、大なり小なり働いていると思います。それでもし、亡くなったとしても現世で苦しんだ分の霊的成長は起こっていると思われます。最も重要な点は、「そうなった時の気持ちが分かる」という部分だと思います。つまりその病はなってみて初めて本当の苦しみが分かる訳で、経験した分だけその魂は愛情を深めたことになります。これが病気ということの、患者側の意味です。
続きまして、医療側の意味をご説明差し上げます。「苦難」が、それに関わる全ての人間の霊性を一挙に高める磨き砂であることは先述しました。これはお医者様側にももちろん意味があるということを指しております。矢作先生の著作にも近しい記述が出ているし、私も再三に渡りこのサイトで記述してきたことですが、これは「利他性の修行」です。霊性進化ということを他己の側面から見た時、利己主義を利他主義に変えることが、霊性の進化であると言うことが出来ます。魂は自らの利己的部分を浄化させて利他的部分に変えることを目的としてこの現世にやってくるのです。医療に限らず、全てのサービス業に言えることですが、奉仕ということはダイレクトに利他性の修行であるということです。患者様やお客様に対する真の「おもてなし」こそがそのサービスの成功の鍵を握っている筈です。要は真心で相手のことを考えているか、ということだと思います。利己主義に走ったサービス業者には堕落への道しか残されておりません。真心があって初めて社会に有用に働くのではないでしょうか。医療に携わるということは、毎日が犠牲的奉仕精神の追求という闘いである、ということなのではないでしょうか。これは、非常に霊性進化に有効に働くものと思われます。だから、ご質問者様が医療を志すことは、非常に素晴らしい心がけだと思います。
「医療が人を治してしまうなら、その課題を消してしまうということだから、成長の苗を摘んでしまうことに成り得ないか?」
これがご質問者様に引っかかっている最大の点ではないでしょうか。全ての事象は神によって良きに計らわれております。無駄な取り越し苦労はしないことです。人間が自由意思で医学を進歩させて、もしその結果、霊性進化が遅れたとしても、それも自然(神=大霊)の摂理の一環なのです。霊性進化は直線的に起こるのではありません。スパイラルを描くように進化と退行を繰り返しながら、満ち潮の波のように進行して行くのです。人間は自分に最善と思われる方法を一生懸命施せば良い、それが成長への早道である、私にはそう思われます。
ただ、現在の医療に対する警鐘は、一応シルバーバーチによってされております。まず、霊的視点から言うに、臓器移植は思わしくないのだそうです。臓器というのもその人が背負った身体の個性であり、自然の成り行きによって用意された「苦難」です。他者の臓器を移植すると、まず「オーラが違う」「波動が違う」とのことで、あまり良くないという話を耳にしたことがあります。恐らく、臓器移植によって、その人に用意されていた課題が変わってしまうことが懸念されているのかな、と思います。しかし、それも人間の自由意思が選んだカルマですから、シルバーバーチがそのことを全否定することはないだろうと思います。続いて、動物実験についてですが、これはシルバーバーチによって全否定されております。近藤千雄先生の訳に準ずるならば、かなり猛烈な勢いで批判されていたと思います。シルバーバーチによれば、肉食も「思わしくない」ということらしいですが、動物実験はそれにも増して「無駄な動物虐待」なのだそうです。動物実験による医療の進歩が、必ずしも霊性進化にとって善く働く訳ではないということなのかもしれません。
などという諸問題はあるにせよ、これも霊性進化の波が「引いている」部分に過ぎず、「打ち寄せる」部分とを積算すれば、進歩、成長するように出来ているということなのではないでしょうか。全ては、己が最善と思う道を突き進めば良い、そういうことなのではないかな、と思います。憶測ですが、矢作直樹先生による近代スピリチュアリズムの受け容れも、この辺に納得がいっている上でのことだろうと思います。
私は医療とは全く別分野のスピリチュアリストですが、稚拙ながらご回答させて頂きました。ご参考になれれば幸いです。
No.1
- 回答日時:
死期を定める事です。
医療技術は無制限に発達するが、それは医療費の無制限の高騰を意味する。
しかしそれは、社会の要請する生産性の向上に反する以上、どこかで生命維持装置を外さねばならない。
それは政治家の役目でもなく、家族にできる事でもない。
命の真の価値と社会的価値をつなぐもの、それは医師の待遇(医療コスト)による。
あるいは、その限られた生の内で、いかに価値(QOL)を高く保つかの判断を下す、善意の死刑執行人として。
(医療技術の高騰は、医者を単に病気を治す者ではなくするのだ)
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