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魔法少女まどか☆マギカ・叛逆の物語では魔女が出なく悪夢退治が設定になるコアに閉じ込められた設定になっています。けど、見ていて不思議だったのは、そのコアを作った魔女は誰なのか?
その点を考えると叛逆の物語まで魔女化した事の無い、暁美ほむらが魔女化したのでは?と思いました。既にまどかによって、魔女に敗れた魔法少女が魔女になる設定はTVアニメ上で無くなっています。それなのに魔女化したほむらは、まどかを忘れた世界が許せなくなり、且つ絶望し、最大の「禁」である自殺に至ったのでは無いか?と思いました。その事への一つの回答が映画のラスト、崖から飛び降りるほむらです。
つまりTVアニメの設定だとまどかは神になる事で、全ての魔法少女の魂を救います。しかし、結果としてほむら以外はまどかの事は忘れてしまいます。
次いで、ほむらはまどかとの日々が忘れられずに、何とかまどかと一緒の暮らしを望み、「タブー」である自殺をし、もう生まれてこないはずの魔女の復活を試みます。そうしてまどかとの世界を作り上げます。しかし、自分自身の洗脳を溶かしてしまい、その世界も終わりを告げます。
最後に魔女から悪魔に昇天?したほむらと、天使のまどかとの相容れない世界で、まどかに別れを告げて再び自殺っぽいエピローグで幕を閉じます。
結局天使になったまどかと悪魔になったほむらの共存できない世界が残されたと言うふうに感じたのですが、意見をお聞かせ下さい。

A 回答 (4件)

一般的な見方と少し異なるような感じ方をされているようですね。


面白い解釈だと思いますが、劇中で語られている幾つかの事柄を見落としているのではないでしょうか。

まず始めにその点だけ訂正させてもらいます。

1.アニメ版まどまぎの最終シーンで翼のような
魔女結界を発生させつつあるほむらをご記憶でしょうか。
あの戦いの最中(もしくは直後)にまどかによって導かれ消滅するはずだったのに
QBの策略でほむらが魔女化してしまったというのがストーリーの背景にあります。
従って叛逆の世界はほむらの作り出した結界の内部の話になります。

2.上記の説明にあるように、叛逆はアニメ版の正統的な後継作です。
アニメ版ではまどかは「魔法少女をソウルジェムごと消し去る機能」になりました。
つまりほむらはまどかに導かれて消え去るはずだったのです。
それがQBによって邪魔されてしまったために起きた悲劇を描いたのが叛逆になります。

3.アニメ版のラストの世界でまどかが神のように崇められている理由は
力が強いからではありません。
魔法少女を呪いから救うルール、機能として存在しているからです。
魔女になる前の魔法少女ならば誰でも消し去れる存在なのです。
しかし、一度生まれてしまった魔女の存在はまどかの手には負えないのです。

ですからまだ不完全な形でしか存在しない結界を内部から破壊しようというのが
さやかたちの作戦でした。
魔女の結界が破壊されまだ魔女になり切っていないほむらにまどかが接触できれば
ほむらを消滅させることができるからです。

4.しかしほむらは自ら魔女化し、あろうことかまどかを結界内に封じ込めてしまったことで
世界の規則が書き換えられます。
魔女になる前の魔法少女を消し去るはずなのに、
魔女に襲われてしまったことで規則が変えられてしまったということです。
言わば手を使ってもよいサッカーを作ったとしたら
それはもはやサッカーではないというのと同じことですね。

結果として、まどかがいなくなり魔女の存在すら知らない魔法少女しかいない世界で
いずれ起きたであろうことが瞬時に起こります。
つまり、ほむらの作り出した魔女結界が全宇宙を覆い尽くすことになります。
叛逆の最後のシーンはやはりほむらの作り出した結界内の出来事なのです。
ただし最初の結界とは異なり、ラストシーンの結界ではほむらは自由に登場人物を操れますが。
かつて魔法少女を消し去る機能として存在していたまどかは
ほむらの望んだ通りただの少女としてしか存在していません。


注意深く視聴しないと上記の4点はついつい見落としてしまいます。
ですのでお節介ながら指摘させていただきました。

その上で質問者さんの最後の問いに答えます。
これは私見ですが、「魔法少女を消し去る規則、機能」が奪われた結果
まどかはただの「最も強力な魔法少女になる素質のある少女」として存在しています。
そこではまどかは全ての力を奪われていますが、
アニメ版のように最強の潜在能力を秘めた少女として存在しているのです。
ですので、さやかによって誑かされていずれはほむらの敵になり得るであろう存在として描かれています。

そこで本編は終わっているので後は我々の想像にお任せしますということなのでしょう。
おそらく漫画ベルセルクのようにさやか軍団とほむらの決戦がいずれ起きるのではないでしょうか。
漫画デビルマンでもいいですけど。

ラストのシーンは天使になったはずのまどかはもはや存在せず、
悪魔ほむらしかいない世界です。
しかもそれは魔女ほむらの結界内の出来事だということですね。
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まず、ほむらの魔女化について。


映画本編中に明かされていますが、あの世界を作ったのは間違いなく魔女化したほむらです。ほむらの魂が穢れを限界まで貯めこみ、ソウルジェムといういわば卵の殻から孵化しようとした際にきゅうべぇの遮断装置によって魂が閉じ込められてしまいました。それによってほむらは魔女として具現化する事ができず、ソウルジェムの中で結界をつくらずおえなくなってしまいました。(ここで重要なのは、魔女化自体は消えていないという事。魔女として具現化してから、森羅万象に存在するまどかによって「救済」されるのです)
ほむらの魔女化の原因については推測するしかないのですが、自暴自棄になった可能性は低いと思われます。
ほむらには、ただ一人まどかの事を覚えている、という特権がありました。これは翌々考えてみるとかなりつらい事をまどかは強いていると思うのですが、それがほむらにとっては喜びでもあったのではないでしょうか?むしろ救済されてまどかにとって特別でなくなる方がつらいのでは、と思います。
映画のラストは皮肉な演出だと思われます。ほむらが飛び降りた場所。あの場所は、まどかファンならどこかで見た事があるであろう、ほむらとまどかがほっぺたをすりすりするシーンの場所です。
そのシーンと同じ椅子にほむらが座っていて、でもまどかはいない。もたれようとしたが、誰もいないのでそのまま落ちていってしまった。まどかとの決別を表すシーンでしょう。実際、悪魔のほむらが落ちた所で死にはしないでしょうし。
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まず、ほむらが自らを魔女化するために自殺したという仮定は成り立ちません。


魔法少女の自殺とは、グリーフシード化する前のソウルジェムを自ら砕くということなので、魔女化することはありません。
TV版第9回で、杏子がさやかと、いわば心中するときに自らソウルジェムを砕いていることと、第10回でまどかが「魔女にはなりたくない」と、ほむらに自分のソウルジェムを壊すように頼んでいることから、理解していただけると思います。

魔法少女がナイトメアと戦う世界を捏造したのは、他の方が指摘している通り、インキュベーターの結界の中で、不完全に魔女化したほむらです。

不完全な魔女が存在する可能性はTV版第8回でまだソウルジェムが砕けていないのにも関わらず、さやかが半ば魔女化してしまったことからあり得ることなのでしょう。

またまどかは、ソウルジェムがグリーフシード化するという仕組み自体を改変したわけではありません。その過程でソウルジェムを消滅させるという「介入」をしているのです。なのでまどかの力の及ばないところでは、ソウルジェムは魔女化してしまうのです。

ほむらが魔女化する際に、自らのソウルジェムを噛み砕くというシーンが有りますが、これも自殺ではありません。ソウルジェムが砕けてグリーフシード化するという過程を、自らの意志で全く別のものに変化させてしまったということです。

またその際に、全宇宙にほむらの力が行き渡っている描写がありますが、それはまどかがあらゆる時空に居る存在なので、目の前に具現化したまどかだけではなく、全ての時空に存在するまどかを自分の結界に閉じ込めないと、まどかを円環の理から開放するという、ほむらの目的が達成できないからで、全ての時空をほむらの結界に閉じ込めたわけではないと私は解釈します。

円環の理は、まどかをなくしたあとも、さやかの言葉にある「円環の理に導かれて、この世の因果を外れた者」つまりかつて魔法少女であった者達によって、魔法少女の救済を続けるのでしょう。

最後にほむらが飛び降りるシーンの解釈は難しいですが、少なくとも自殺ではないと思います。
第一に、崖から落ちたくらいでは死ねません。魔法少女でさえ、ソウルジェムが砕かれない限り死なないのに、悪魔となったほむらが、それで死ぬとは到底考えられません。

また、自分の死により結界が壊れてしまうと、神の記憶を完全には無くしていないまどかは、また円環の理に戻ってしまうでしょう。それはほむらが最も望まないことです。(これはまどかが人間としてほむらの結界に閉じ込められたのではなく、ほむらが神の記憶を封印して閉じ込めてしまった、つまりまどかは神のままだという私の解釈です。ほむらには、神を人間に戻すほどの力はないと思います。)

今後の展開があるとすれば、まどかがどういう形でほむらの敵になるかということですが、これは全く予想ができませんね。
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ほむらやまどかたちを悪夢退治が設定になるコアに閉じこめたのは、キュウベエです。


ほむらから改変前の魔女世界の話を聞いたキュウベエは、円環の理となったまどかを捕獲するためにたてた計画が、ほむらのソウルジャムの隔離と観察です。
これについては、キュウベエが劇中でも自分でそう語っているはずです。

ほむらが言うように、本来は最終的に魔女化するはずであれば、ほむらを意図的に魔女化寸前まで追い込めば、円環の理であるまどかを捕獲し、魔女化のエネルギーも捕獲できるとキュウベエは考えたんでしょう。
そのキュウベエの計画に気づいたほむらは、自ら魔女となりまみたちに倒されることで、円環の理であるまどかを守ろうとしました。

最終的には円環の理の「鞄持ち」であるさやかとなぎさの活躍で、キュウベエがはった結界を解き、まどかは本来の円環の理としての使命を思い出します。
そして、魔女化しそうなほむらを救済しようとします。

そして、最後の大どんでん返しです。
あれこそが、神となったまどかに対する、ほむらの叛逆の物語。
まどかを救うための、ほむらの叛逆です。

最後に行われたのは、悪魔となったほむらの世界の再構築です。
円環の理からひきはがされたまどかは人間として復活し、円環の理の一部であったさやかとなぎさも、円環の理に戻れなくなり再構築された世界で暮らしています。
だからさやかは、最後の場面でほむらに「円環の理を踏みにじった」と非難しますが、再びみんなのいる世界に戻れたことを、少なからず幸せに感じます。
そこに帰国子女として転校してきたほむらが現れ、まどかと再会します。

とういう感じですね。

最終的にまどかとほむらは再会し、、「秩序」と「欲望」どちらが大切かという問いに「秩序」と答えたまどかに対して、いずれ敵対するかもしれないとほむらは言っていますから、二人が共有できない世界にいるって感じではないと思いますが・・・

わたしはまどかが本当に望む世界を、ほむらが悪魔となり作り出したという解釈です。
そう言う意味では、一番救われないのはほむらですが、それもほむらの一途な思いがあればこそですよね。

あくまで個人的な推論なので、とらえ方は人それぞれで良いと思います。
それこそが、まどまぎの醍醐味ですしね。

ご参考まで。

この回答への補足

ご意見ありがとうございます。
キュゥべえがコアを作ったのは納得できるのですが、魔女になったほむらは何故?と言うのが疑問で残りますね。やはり自殺説も捨てがたいなあ。。。

補足日時:2014/01/17 01:03
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