プロが教えるわが家の防犯対策術!

『シンデレラ』で、魔法使いのおばあさんが魔法を掛けてくれた理由って分かりますか?

『人魚姫』では「声」をもらってますが、『シンデレラ』に出てくる魔法使いは対価をもらってますか?

なんのために0時までの魔法を使ったのでしょうか?

A 回答 (5件)

グリムにしろペローにしろ、ヨーロッパ各地に散在している昔話を再録して編集し、発行した童話集ですから、いくつかの亜流があります。



小学館文庫から出ている、「1982初版 グリム童話」の下巻に「灰かぶり」という話では、魔法使いは出てきません。
灰かぶりのお母さんが死ぬ時に、こう言い置きます。
「私は天国からずっとお前を見守っているから。私の墓に小さな木を植えなさい。そうして、何か望みがある時にはその木をゆするんだよ」

いじわる姉さんたちが豆をどっさりおいて、自分たちが舞踏会に行っている間に、いい豆と悪い豆を選り分けておきなさい、と言いつけると、灰かぶりのもとに白いハトが2羽やってきて、代わりに仕事をやってくれます。そして、舞踏会に行きたいならお母さんのお墓の木をゆするように、そして必ず12時には帰ってくるようにと灰かぶりに言うのです。

ペローの「シンデレラ」では、楠山正雄訳の「サンドリヨン」を挙げてみますね。
こちらでは、魔法使い役は、シンデレラに魔法を授けるのは彼女の洗礼式に立ち会った名付け親の教母です。亡くなった実母ではありませんが、母親同様の関係を持った者でしょう。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001134/files/43120 …


ですから、シンデレラに出てくる「魔法」は、取引ではなく、死んだお母さんの想いがベースになっていること。

12時まで、というのはこうしてみるとどのお話にも出てきますね。こちらは私もよくわかりません。
社交界デビューしたばかりの年若いお姫さまは当時は舞踏会も最後までいなかったのが習慣だったのか、それともファンタジーのお約束としての活動限界を示したものなのかわかりませんが、これがないとお話が成り立たないのは事実ですね。
でもまぁ、舞踏会も最後の方は乱れがちかもしれませんし、今の親も娘の外出には門限を付けて早めに帰るように言ったりしますから、当時の上流階級の令嬢もそれなりの時間に帰るように言われたのではないかしら。
当時の風俗など調べてみるとそれなりの背景が見えてくるかなと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
初めて読むバージョンのお話で、興味深いです。
「こころが美しい」…久々に目にした言葉です。人にはお話が必要ですね。

お礼日時:2014/09/16 19:35

No.4です。

ごめんなさい、時差で回答がかぶってしまい…No.3の方のおっしゃっているとおりです。
仙女というのは「能力のある賢い女性」で、基本的には「善」の存在、魔女・魔法使いとは微妙にニュアンスが違うのかなと思います。多くの子どもの本では区別されていませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大丈夫ですよ、ありがとうございます(^-^)

お礼日時:2014/09/16 19:39

魔法使いのおばあさんは、ペローの原作には「名付け親の仙女」と書かれています。


「名付け親」というのは、子どもの洗礼に立ち会う重要な役で、名付け親と子の関係は一生続くとのこと。
人魚姫の魔女は、職業的な魔女(?)なので取り引きをしましたが、シンデレラの場合は、たまたま仙女が名付け親だったという設定ですので、名づけ子が苦労しているのを見かねて助けたのではないでしょうか。
魔法が条件付きなのは昔話のお約束で、助けてもらうには、頼りっぱなしでなく、自分自身もしっかりしないといけないという教訓が入っているのかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ペローのお話は知らなかったので、ありがとうございます。
魔法だけでうまくことが運んだら、こうまんちきになりそうですね★

お礼日時:2014/09/16 19:38

正しいかどうかわかりません、すべて自分の受け取り方です。


(研究したわけではないので、個人的な読み方の回答です)

人魚姫の魔法使いは、「善」ではなく、
対価を求める魔法使いであったと思います。
(商人的。商売としての魔法使い)

シンデレラのほうは、「善」の魔法使いで、
対価は求めなかったのでは。
(存在としての善。いいことをする人にいいことをしてまわる存在)

あと寓話、伝承(を集めた物語)として

「善い行いをしていたらご褒美がもらえる、願い事が叶うことがある」

ということを読み手、聞き手である子供に伝えるという目的もあったのだと受け取っています。
子供たちと家庭の童話というのが原題ということですし。

12時までというのは、

いうことをちゃんと聞かないとだめですよ。
(ひどい目にあうことがありますよ。)

という「親や目上の人の言うことを聞くように。」という戒めが入っているのでは。

うがった考え方をしたら、靴が脱げるのも、王子が探すのも
最後に結婚をするのもすべて予測の上で、12時というのも守れないという
想定の上で、大きな試練の後、幸せを手に入れるという風に
最初から魔法使いが想定して時間も決めたという推測もできます。

ただ、子供の話ですので、たぶん「いう事は守れ」のほうが正しそうです。

ちなみに人魚姫はアンデルセンの物語ですし、
シンデレラは民間伝承であちこちに同じような話が残っているものなので
魔法使いのとらえ方も全く違うのではないかと感じます。
人魚姫の子供への戒めとしては「大きな対価を支払わなければほしい物は手に入らない。
それが本当にそれほどに必要かどうか考える」ということも含まれているのかも。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
教訓的なお話、という捉え方ですね?
そうですね、子どもを対象にしているなら、時間制限などあったほうがいいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/16 19:11

1。

   『シンデレラ』で、魔法使いのおばあさんが魔法を掛けてくれた理由って分かりますか?

    継子の境遇を哀れんだからでしょう。

2。   『人魚姫』では「声」をもらってますが、『シンデレラ』に出てくる魔法使いは対価をもらってますか?

    対価は王子様との結婚だと思います。

3。  なんのために0時までの魔法を使ったのでしょうか?

    馬車がカボチャに、美しいドレスがぼろ切れに戻らなければ話にならないからでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
2は、シンデレラではなく、魔法使いが得た対価、という意味でした。分かりづらくてすみませんでした。

お礼日時:2014/09/16 19:07

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!