
本日、「世界の中心で、愛をさけぶ」を観て来ました。
事前に原作の方を読んでいたのですが、「原作と随分違うなぁ」と感じました。
まぁ、映画の方はまた別作品として見ればそれはそれでおもしろいのかなとも思うのですが、どうして原作を忠実に再現してくれなかったんだろうと少し疑問に感じました。
まぁ、こういう「原作≒映画」もしくは「原作≠映画と」いう作品は他にもあるのかも知れませんが何故アレンジしたり別作品にしてしまう事があるんでしょうか?
また、かなり原作を忠実に再現してある映画ってご存知の方、あれば教えて下さい。(邦・洋画は問いません)
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
様々な理由があるので一概には言えませんが、よくある理由をいくつかあげておきます。
1.小説に忠実だと時間が長くなりすぎる。
ハリーポッターはこのパターンですね。原作に忠実といわれながらも小説と比べればかなり駆け足の展開です。
2.作品には小説向きの演出と映画向きの演出がある。
ジュラシックパークなんかはこのパターンでしょうか。小説だと心理描写をメインに書いたりするんですが、映画ではそれだと見せ場がなかったりするのでアクション物にしてしまったパターンですね。
3.原作は原作として監督および脚本家が求める形に作り直した。
魔女の宅急便なんかはこのパターンでしょうか。映画では後半部分はまるまるオリジナルとなってます。
4.予算的、技術的に表現不可能
ちょっと具体案が出てきませんが、SFを原作としたものではこういうこともあるでしょう。
5.プロデューサー、スポンサーの意向
これは純粋に作品が捻じ曲げられたと言ってもいいかもしれませんが、こういうこともあります。
大体このパターンではないかと思います。
世界の中心で~がどのパターンかはわかりませんが。
No.8
- 回答日時:
皆さんが書かれてていない部分を1つ。
文章を映像化する場合「情報」が足りない事が多いんです。
逆に言うと、
映像化によって文章に無い部分まで表現されてしまうんです。
たとえば、
「人が歩いている」という文章を映像化するとします。
この文章からは
ただ単に人が歩いているということしか分かりません。
しかし、これを映像化すると、
その人の性別や顔、体系、年齢(子供か大人か)、
肌の色(人種)、服装、髪型など、
また、歩き方や場所、(屋外なら)季節、天候などなど、
あらゆるものが瞬時に分かってしまいます。
なので、
文章に無い部分を想像で補ってやらなければならないのです。
その補い方は、
どうしても映像化する人の感覚になってしまいがちです。
そこから、原作から離れていってしまうことも
あるのではないかと思います。
No.6
- 回答日時:
黒澤明『羅生門』は如何でしょう。
これは、羅生門チョビット、殆どは藪の中だったと記憶します。忠実再現版では、人間の証明など如何でしょう。
No.5
- 回答日時:
映画は時間的制約や表現的制約を受けるので、原作通りにはいかないことがよくあります。
あと、スポンサーからの注文で内容を変更させられることもあります。
さらに、役者のワガママでストーリーを変えられることもあります。(ベテラン役者がセリフを変えちゃなんてザラらしいし、売れっ子俳優が自分の出番を増やしたり、カッコ良く見せるように話を変えたり)
ハリウッドでもあんまり、自分の意見が通らない映画監督が途中で降りたり、違う名前をクレジットしたりします。
あと、原作が充分に世間に浸透している場合、わざと少し話を変えたりもします。(皆の予想通りでは、つまらないから)
No.3
- 回答日時:
大概は脚本家が原作をよく理解してない場合が多いんじゃないでしょうか。
そうすると省略や変更の時に大事なところを省略してしまっていらんところを残したりする。「マイノリティリポート」なんてその代表。どなたかも言ってるように大概の小説の描写は量的に映画の2時間では足りないんですね。エピソードの選択は必至なわけです。
よほどの力量がなければなりませんが、一旦小説が何を言いたいかを噛み砕いて別の形にして吐き出すというのが映画化の腕の見せ所ではないかと思います。
かなり形は変わっているけど、「よくわかっているな」と思わせるのが「ブレードランナー」と「地獄の黙示録」です。
No.2
- 回答日時:
>また、かなり原作を忠実に再現してある映画ってご存知の方、あれば教えて下さい。
(邦・洋画は問いません)これをお答えすることが、前の方の質問も答えることになるかと思います。
私が、原作に忠実だと思った作品として、「風と共に去りぬ」「ホワイトアウト」を二つ挙げたいと思います。「風と共に去りぬ」は、省略はありますが、かなり忠実な方だと思います。ただ、その代償として、全編を見切るのに一苦労の長大な映画になってしまいました。
「ホワイトアウト」は、原作者自身が脚本を書いたので、かなり小説に忠実です。では、栄華が小説ほど傑作かというと、そうは感じませんでした。もともとの小説が、様々な伏線が張り巡らせたストーリーだったのに、それを無理やり2時間強に収めたことで、絵だけでは説明不足で、小説を事前に読んでいない人間には、1回見ただけで、ストーリーが把握できない難しい映画になってしまいました。
さて、ここまで書けば、第一の質問の答えとして、書きたいことが分かるでしょう。
小説は、自分で読む時間を調節でき、ややこしい部分はそれなりに消化して読むことができます。映画は、映像ですべての情報を提示しなければいけない制約もありますし、放送時間が決まっている中で、視聴者に置いてきぼりを食らわさないように説明しようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
そもそも、小説化する原作を2時間で読み終えられることは稀であり、それを映像だけで2時間で説明しようとするのは、無理があるのだと思います。
ですから、どうしても内容を省略せざるを得ないし、また、内容によっては文字でしか表現できない内容も変更せざるを得なくなることもあるでしょう。
やっぱり、文字で表現して最適な世界と、映像で表現して最適な世界は違うのだと思います。
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