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アメーバ経営について稲盛和夫の諸般の書籍とともに
何度も読み返しながら研鑽を積んでる者です。

アメーバ経営では、人件費は除外して考えているというのが
大きな特徴のひとつかと思います。

「全員で稼ぐ組織  森田直行  日経BP社」のP23の図で
「図表1-5 採算管理表と財務会計の関係」の中に

 
                   (連動)
  財務会計  損益計算書   =   採算管理表  管理会計  アメーバ経営

といったものがあります。

アメーバ経営に関して、常常、唯一、疑問に感じている点なのですが
  『アメーバ経営の採算表で人件費を除外しているのであれば、
   単純に考えると(最終的もしくは任意の事業部内の)損益計算書の
   中の「利益」とアメーバ経営の採算表の任意の規模の「利益」とでは
   数値が合うはずがない。

   財務会計と管理会計で、別々に基礎データを入力していたのでは、
   事務入力業務が、ほぼ倍になり、そんな非効率なことはしていない
   であろうと推測している。

   損益計算書と最終的もしくは任意の規模の採算管理表が一致する
   のであればアメーバ経営の任意の規模の採算管理表では、どこかに
   人件費を計上しているのではないか。

   そうでなければ、「損益計算書の利益」(おそらく営業利益?)と
   「アメーバ経営の採算表の利益」が一致するはずがない』
   と考えます。

   アメーバ経営に関する専門書籍も何冊か持ってますが、人件費に
   関連して、それも含めて財務会計の利益と一致させているとかいった
   ような記述はどこにもないように思います。

   現実にはどのような処理をされているのか、どなたかご教示いただければ幸甚です。

   
 






  

A 回答 (2件)

もう少し説明しますね。


>損益計算書 = 採算管理表  ということではない
> のではないかと、現在は推測しております。
もちろん、金額の表示している部分をみれば、両方の金額が一致しなければなりません。
しかし、それぞれに目的があります。
損益計算書は、会社の状況を公明正大に社会に提示する数値の集まりです、
採算管理表と呼ばれているのは、管理表ではありません。
それぞれのアメーバが一つの企業として運営することで
社員全員に経営感覚を身につける。その過程で多くの優秀なリーダーが育つ
つまり、企業全体が強くなり経営が良い方向へ向かう。
そのための道具です。
損益計算書は、世間に発表しなければなりませんが、採算表は別に公表する必要もありません。
採算表の集計金額が損益計算書と一致しなかったからと云って法律に反することもありません。

たぶん、その部分を理解しないまま、鉄壁の財務管理のシステムを導入してもうまくいかないはずです。
近年の経済、経営の本は、そのあたりを説明しないまま、早くうまくいく近道を書くことで
売上を伸ばす傾向があります。
本を読む側も同じです、近道を教えてくれる物に頼りすぎです。
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この回答へのお礼

再度の解説ありがとうございます。

大変いい勉強になりました。

お礼日時:2014/10/23 21:56

>  現実にはどのような処理をされているのか、どなたかご教示いただければ幸甚です。


貴殿の会社のシステムにそれぞれのアメーバの組織コードが記述される仕組みがあれば
それぞれの組織ごとの採算管理表が作成できます。
それがなければ、貴殿の言われる通り基礎入力を2度入力しなければならないので手間は倍増です。
その他にも、AのアメーバからBのアメーバへ経費を移動する仕組み、時間を移動する仕組みも必要となります。
総務部門、経理部門など利益を生まない組織の経費の振り分けも必要になります。
貴殿の会社の経費システムがどこまで細分化されているどうかわかりませんが、基本は一つのデータから
採算管理表の実績も一緒に作成できるようにすると同時に、それぞれの部署で予定を作成する様にします。


>アメーバ経営では、人件費は除外して考えているというのが
>大きな特徴のひとつかと思います。
売上-原価-経費を総時間で割り、時間当たりという指標をもってアメーバの優劣を比較します。
もちろん、そのアメーバの人件費を考慮した採算表作成は可能です。
しかし、各個人の給与まで組織の評価基準に組み込んでしまうと、組織でメンバーの奪い合いなども
懸念されるので、会社全体の平均賃金で時間当たりの指標を決めて、それ以上であれば優秀
それ以下であれば赤字の組織と判断されます。
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この回答へのお礼

貴重な解説をありがとうございます。

私は本年、定年退職をした身で、同時に個人事業主として起業
した者です。
現在は自社のシステムというものはございません。

>基本は一つのデータから採算管理表の実績も一緒に作成できるようにすると同時に、
>それぞれの部署で予定を作成する様にします

KCCSだったでしょうか、京セラのコンサル会社と契約して、具体的に自社にあった
システム作りをしない限り、なかなか理解しがたいような印象を受けます。

アメーバ経営の専門書を何冊か所有していますが、どれにも上記のような記載は
ないように思います。(見逃しがあるかもしれませんが・・・)


単純に考えて、  損益計算書 = 採算管理表  ということではない
のではないかと、現在は推測しております。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/19 17:43

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