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辻井伸行さんの演奏を見ていて、素人として不思議で仕様がないことがあります。それは、鍵盤の位置をどうやって正確に把握しているか、ということです。隣り合わせの鍵盤ならいざ知らず、中音域から急に低音の鍵盤を叩くのでも、実にスムーズに指を動かしています。このようなことは、他のピアニストでも普通のことなのでしょうか? つまり、目で確認しなくても指がその位置を覚えているのではないか、ということです。

A 回答 (3件)

>ただ、辻井さんの場合、かなり離れた鍵盤でも、まるで吸い付かれたようにピタッと位置を特定しているので、頭で理解しても体が追いつかない感じではありますが… 



頭で理解するのではなく、体の肩の関節や肘・手首の関節にはすべてセンサーがあって、曲がり具合・伸ばし具合を脳に伝え、また脳が記憶している関節の曲げ具合を筋肉に伝達して、正確な動きが再現できるようになっているのです。俗に「からだが覚えている」という感覚がこれです。知的な記憶には関係がありません。
普通のピアニストでも譜面を見ながらの演奏では、指先や鍵盤を見ている余裕はないので、力覚を利用しています。
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この回答へのお礼

確かに、普通のピアニストでも譜面を見ているときは、鍵盤を目で追えないですね。なるほど。それが力覚ですか。参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/17 12:44

人間の関節には「力覚」というセンサーが付いていまして、関節の曲り度合やかかった圧力などの情報をを脳に伝えています。

ピアニストに限らず、運動選手なども、繰り返しての練習によって、連続して入力される力覚情報を脳に伝えて記憶しておき、ステージでの演奏や、競技会などではこの記憶を再生するのです。
誰でもパソコンのブラインドタッチなどでも経験がありますが、目で見なくても、「どこに該当するキーがあるか」の距離感は、力覚による記憶のたまものです。二つの物を交互に持ち上げて、どちらが重いかを感じ取れたり、多数の鉛筆を握って、その本数を言い当てたり、ベテランの魚セリ人は、魚を持ち上げただけで、その重量を言い当てたりできます。力覚による記憶は、頭で覚える記憶より原始的で、より強固なため、音楽会や競技会の本番本番においては、アガっていても、指や体は別の生き物のように動いてくれます。力覚による記憶が完全になるまで、正しい情報を繰り返し脳に送り込まなければならないので、それを知っている人は、「ゆっくり・正しく・繰り返し」という練習方法をとります。まだ弾けないのに、速く弾いて、「あ、間違いました」「あ、また間違いました」で、弾きなおすという練習方法が一番まずいのです。力覚は、いま送られた情報が正しいか・間違いかは判らないので、回数多く送り込まれた情報は、間違いであってもカウントして覚えてしまいます。何回も間違って弾くと、脳としては「数多く送られてくるのだから、これが正しい・重要だ」としてしっかり記憶してしまうので、その後、オーナーが「正しいのはコレ」と知的に思っても、力覚は認知できないので、本番では指が勝手に間違いを弾いてしまいます。
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この回答へのお礼

力覚ですか。初めて知りました。確かに、パソコンのブラインドタッチは、ありますね。そういうことですか。ただ、辻井さんの場合、かなり離れた鍵盤でも、まるで吸い付かれたようにピタッと位置を特定しているので、頭で理解しても体が追いつかない感じではありますが… ありがとうございました。     

お礼日時:2015/01/17 03:44

速いパッセージであれば、いちいち目視で位置を確認している暇はないので、目が見える人でも感覚で動かしていると思いますよ。

一応ちらっとは見るかもしれませんが、それで鍵盤1個2個の位置に正確に指を誘導できるとも思えないので。

ちなみに私はドラマーですが、最初にセッティングを確認したら後はほとんど楽器は見ません。譜面を見たり、他のメンバーを見たり、客席の反応を見たりしながら、感覚だけで楽器の位置を把握して演奏しています。たまに微妙な位置(例えば、シンバルの特定の部分を叩きたいとか)を確認したいと思った時にチラッと見る程度です。
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この回答へのお礼

なるほど、やはり、そうですか。でないと、あんな速い曲を弾けないですもんね。ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2015/01/16 01:44

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