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ABS樹脂のヤスリかけと塗装について質問します。

私の持っているバッグに一部ABS樹脂を使用した品があります。※バッグを背負った時に背中に密着する側ではなく、外側に面しています。
明るい赤の単色で綺麗に塗装されており、ツヤツヤしています。

で、この塗装を落としてワインレッドのような深い赤を塗装したいです。
手順として、

1・紙ヤスリ(耐水ペーパー)の800番をかけたのち、1000番をかける。
2・タミヤ ナイロン ・ PP用 プライマーを吹き付ける。(ABS樹脂は塗料の溶剤が浸透しやすく、そのため脆くなるのを防ぐ目的で使用)
3・ファインサーフェイサーL ピンクを吹き付ける。
4・目的の赤色スプレーを吹く。
5・ウレタンクリアーを吹く。

以上で良いのでしょうか?

スプレーはウレタンクリア以外はタミヤの缶スプレーを使用したいと考えています。
紙ヤスリはもっと粗い方がいいのか、手順に追加すべきことはないか・・・
詳しい方、教えて下さいませ。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    回答ありがとうございます。

    >表面を侵食するプライマー
    具体的に、どのような製品が良いでしょうか?

    >ウレタン塗装などしたら固くなって塗膜は割れてしまいます。
    アクリルラッカーの方がベストでしょうか?

    割れないためにはどうすれば良いのでしょう?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/12/28 18:25

A 回答 (2件)

ABS樹脂は、3種の樹脂の配合比率で性格変えられますからね。


ネットの検索情報は、ガンプラ系のABS樹脂塗装に関することが多いからなぁ(笑)
手首の指パーツが崩れる様に折れたとか・・・

タミヤの製品は、車両用PP・バンパープライマーを供給している塗料メーカーのOEM。
PPプライマーと称されるものの成分は90%近くが有機溶剤のトルエン。残り数%が密着剤成分のための樹脂。
 カラー塗料に使用される溶剤は、おおむね酢酸ブチルや酢酸エチルが多いです。プラモ用だとスチロール樹脂溶かさない様にもう少し弱い溶剤ですね。
。。。プラモ用の塗料類にトルエンってどうかと思うけど、代替え利かないから仕方無いのかねぇ・・・ま、その辺は大人の事情と置いといて。

ABS樹脂に使用した場合、トルエンは表面溶解。酢ブチ、酢エチ類や模型用塗料の溶剤だとソルベントクラックを発生。
ABS樹脂が、もろく割れやすくなるのはソルベントクラックの方。

■表面溶解とソルベントクラックの違いを、イメージ的に簡略に説明します。
ABSは3種の樹脂を溶かして混合されたプラスチック。
表面溶解ではこの混合された3種類の樹脂全てが溶解。溶解後、溶剤のトルエンが完全に揮発すれば、溶解したABSの3種の樹脂は再結合して元のABSに戻ります。
ソルベントクラックは、3種の樹脂の一部に反応して分子間結合に割り込む様に溶剤が浸透してその後に蒸発。分子間は破断状態のまま再結合状態にならない。
細かなひび割れ(クラック)が無数に入ります。そのため表面強度がもろくなり、パーツに曲げや強い打撃が加わると割れてしまいます。
特に、他のパーツとはめ込み結合している様な、力が掛かっている状態のパーツは影響を受けやすい。

ご質問のパーツは、本当に塗装仕上げのパーツですか?ABS樹脂自体の樹脂素材の色ではないですかね。
量産品の製造コスト上、おそらく樹脂自体の色だと思いますが。樹脂部品を作る金型表面が鏡面仕上げされていれば、塗装されたように綺麗にツヤのある部品が出来ますから。要確認ですね。

細かな化学上の解説端折って結論を言うと、ナイロン・PPプライマー塗って、ファインサフェーサー~タミヤの缶スプレー塗装はOK。
ウレタンクリアもOK(2輪のカウルもABS製があって、ウレタン塗料で塗装されてます。)

■塗装したいパーツも、しっかりした厚みがあれば普通に塗れます。コンマ数ミリから1mm弱の極薄パーツじゃなければ問題無し。
PPプライマー無しで塗装も可能です。パーツ表面を侵さない様に、薄塗りするテクと工夫が必要。
一番の懸念は、今の寒い時期に塗装すると言うこと。
外気温15度以下だと、1度下がる毎に塗装条件が加速度的に悪くなる。溶剤の揮発、塗装面に同時に付着する噴射ガスの気化が極端に悪くなります。
この時期に塗装する場合、対象のパーツを事前に電気ストーブを遠目に当てるか、ドライヤーで加温して人肌程度まで温めてから塗装し、溶剤が浸透する前に蒸発を促進させればOK。
吹き付け後は直ぐに加温せず、塗装面のガス抜きと溶剤の初期揮発が必要だから、20秒程度おいてから加温して塗膜の乾燥を促進させます。
缶を湯煎で温めてガス圧を安定させることも必須。

■塗装工程に入る前に、パーツ表面の油分を脱脂することは重要。
シリコンオフなどの脱脂剤があれば良いけど、出費を抑えるなら、アルコール、家庭用食器洗い洗剤、またはクリームクレンザー。
パーツを外せるならクリームクレンザーでごしごし洗いがお勧め。
外せない場合はアルコール拭き後に洗剤拭き。

■細かいこと指摘していてもきりがないから以下で。
>1・紙ヤスリ(耐水ペーパー)の800番をかけたのち、1000番をかける。
OK
部品を確認していないが、塗装されたパーツなら、製品バッグの使用状況を考えると耐久性のある堅固な塗装と推測されるので、塗装を落とす必要はない。ペーパー研磨では、パーツ表面に渦上の細かなキズが入っていれば良い。
研磨後に再度脱脂。
>2・タミヤ ナイロン ・ PP用 プライマーを吹き付ける。(ABS樹脂は塗料の溶剤が浸透しやすく、そのため脆くなるのを防ぐ目的で使用)
*注意:パーツ自体の樹脂色の場合は必要。塗装されたパーツなら元の塗装をプライマー代わりにその密着性を生かして、PPプライマー無しで3・のサフ吹きに移行。
>3・ファインサーフェイサーL ピンクを吹き付ける。
OK。厚塗り厳禁。砂吹きの薄塗りを数回繰り返して塗ること。
>4・目的の赤色スプレーを吹く。
タミヤ缶スプレーはラッカー系。
先に、サフ面のザラツキを、1200耐水ペーパーで研いで肌を調整してからカラー塗装に移行。
>5・ウレタンクリアーを吹く。
OK。

*パーツの大きさがどの程度か分かりませんが、エアブラシなら良いですけど、1本1800~2000円もするウレタンクリアの缶スプレーって勿体ないと思いますが。
ウレタンクリアは先に塗った塗装は侵さないけど、その塗料の性質上12~24時間以内の使い切りで、残った塗料の再使用は出来ないし、やり直したいと思っても容易にリカバーできませんよ。

*基本をしっかり守ってれば塗装は割れない。
私のプロフのメット画像、車用とプラモ用の塗料数種でデザイン塗装して、ウレタンクリア仕上げしてるからさ。
塗装工程のそれぞれで、乾燥時間をしっかり取れば問題無し。
カラー塗装後は、缶スプレーだと自然乾燥20℃72時間以上~1週間程度取ってればOK。
塗装に割れが入るケース:
ベースの塗装を厚塗りし過ぎていたり、乾燥時間が不十分でカラー塗膜に溶剤が残留したままウレタンクリア塗った場合。
乾燥十分であっても、アクリルクリアを短時間で必要以上に厚塗りした場合。

アドバイスとしてはこんなところですかね。
良いお年を。。。
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この回答へのお礼

たいへん参考になりました。
おかげで穏やかな1年を過ごせそうです。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/01/03 09:51

ナイロン ・ PPは接着性がないから表面を侵食するプライマーを使います。


ABSは耐溶剤性がないです、そんなもので処理したり、
ウレタン塗装などしたら固くなって塗膜は割れてしまいます。
ABSも割れてしまいますよ。
この回答への補足あり
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