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華道に興味を持っていますが、根本的なところがよく理解できていないことと、習うとしたら不安要素がいくつかあるので、まとめて質問します。
分かるところだけでも教えていただければ幸いです。

まず根本的なところです。
花は好きだし、よく摘んだり買ったりして活けるので、華道という存在自体には何となく興味があります。
でも、切った花を容器に入れる、ということ自体は、誰でもできますよね。
それをあえて「華道」という形で習うことによって、具体的にどんな技術が得られるのか、何ができるようになるのかが、よく分かりません。
たとえば、家で買ってきた切り花をごく普通の花瓶や、下手をすれば雑貨屋のテキトーな容器などに活ける場合にも、華道の経験の有無で違いが出てくるのでしょうか?

また、その「美」の基準は、どこにあるのでしょうか?
華道の場合には、少なくとも切って入れる、という基本のキは、誰でもできます。歌で言えば、音程が合っているかどうか、は最初からクリアしている状態です。でもそれ以上の部分では、一体何が基準になるのでしょうか?あまりにも縁がなくて、見当もつきません。
それに、求められる美はただひとつなのでしょうか?(「道」と付くものは、美の答えがひとつだけで、師匠の言うとおりこそが本物の美しさ、弟子に正しい感性などない、というイメージがあるのですが、実際どうなのですか?)

さて、次に実際にもし習うとしたらですが、私の手元に、箱に「古流」と書かれた花鋏があります。これが使えるのは「古流」だけなのでしょうか。ほかに使える流派がありますか?

それと、私は一部の花の香り(花粉ではなく)にアレルギーがあり、くしゃみや鼻水に悩まされることがあります。それでも華道を習うことは可能でしょうか?

以上、大まかに4つの質問です。
抽象から具体まで色々ですが、最初にも書きましたとおり、分かるところだけでも教えていただければ幸いです。
特に前者2点についてがとても引っかかっているので、ご回答いただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

<切り花をごく普通の花瓶や、下手をすれば雑貨屋のテキトーな容器などに活ける場合にも、華道の経験の有無で違いが出てくるのでしょうか?>


”道”と云う範疇でなしに、美術にある”美”の範疇でみれば、活けられた花が、どれだけ美しく空間を満たすかと云うことにに尽きるかと思います。これは感性の世界の話で、華道の経験の有無にかかわらず、能力の備わった方は出来ます。
ただ、そのような能力は、誰にでも備わっているわけではありませんから、基本的構成を学ぶ必要もあるでしょう。その為に、何何”道”というのがあると思います。

<求められる美はただひとつなのでしょうか?>
芸術の世界は、導入として、師匠からあるいは自然から諸々を学びますが、その後は、自身の感性を今までに無い世界へと昇華させていくことにあります。「個性的だね」「何か変だね」「面白いね」等々と云われることなどがこれに属します。華道の世界でも、所謂家元の中でも、その流派を打ち立てた初代に、芸術としての昇華が見られるわけで、その昇華が続かなければ、後代は”道”になって仕舞うわけです。その”道”の中にあっても、<先祖に負けたく無い>と思い、自身のものを作り変容させていくわけです。これが無い世界は形骸化し、芸術の世界にあって単なる死に体になって、存在の輝きを失い、単なる”道”に落ちて行き、金集めの道具になって云って仕舞うわけです。
そのような中で、”求められる美”とは、「如何に空間を美しく満たす」かという一つに尽きると思います。平面もあるし、立体もあります。強いて申しあげれば、その内には人類への進歩的賛歌としての、透徹した哲学がなければなるまいと思っております。
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この回答へのお礼

「空間を美しく満たす」という根本の考えを教えていただき、ありがとうございます。
美とは何か、と真面目に始めると面倒になってきますが、やはり「道」であっても自分の感性を生かしていくことを知り、安心しました。しかしそこで止まらず、自分の感性をもより高いところへ持って行く、これはどの習い事でも同じかもしれませんね。

抽象的な問いに対し、より理論的にお答えいただき、ありがとうございます。

お礼日時:2016/03/27 18:51

興味があるのでしたら体験教室などに一度いかれてみてはいかがでしょう。


ご自身でいけてみるのと、先生になおしてもらうのとで違いがわかると思います。
自分でいけたほうが好き、であればそれでいいし、やっぱり違うのね〜と思えば習えばいいし。
流派の好みもありますしね。

教室では基本的な花形のほか、花材ごとの扱い方なども勉強します。
季節の花も変わります。

また、おっしゃる通り習うなら師匠の真似が大前提にはなります。
ただ、人それぞれの感性は大事です。
基本はおさえつつ、そこに個性をプラスする感じですかね〜

花鋏は持ち手の形状が流派によってちがいますが、使えないことはないと思います。
嫌がる先生もいるかもですが…?

アレルギーはなんとも。
薬などでしのげるのかどうか。
そこは体質次第かと。

まずは花展などをご覧になって、フラワーアレンジメントとの違いや好みの流派をさがされてみてはいかがでしょうか。
家に花があるのはいいものですし、生ける際にはとても集中するのでストレス解消にも効果的かと。
あとはよい先生と出会えるといいですね。
相性がよければ長く続けられる趣味だと思います。
よい機会になるといいですね。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、ありがとうございます。

基本はありつつも個性も出てくるものと分かり、少し安心しました。
まずは展示や体験を探してみて、興味を持てるかどうかから試してみようと思います。

お礼日時:2016/03/27 18:49

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