あなたの習慣について教えてください!!

塩酸はなぜ油に溶けないかを説明しないとダメなんですが、しっかりとした説明ができないのでわかる方教えていただけないでしょうか(;´Д`)

A 回答 (1件)

水の分子は2つの水素と酸素が共有結合で結びついてできていますが、


水の分子は、電気的に不均一で電気陰性度が高い酸素(O)原子に共有結合の電子が引き付けられた状態になっています。
反対に水素の原子は電子が酸素の方へと強く惹きつけられていて原子核の陽子の電荷が露出しているような状態になっています。
分子の中で、酸素が負電荷を帯びていて水素が正の電荷を帯びている、電気的に不均一な状態になっています。

また、塩酸ですが、これも水に溶けることによってH+イオンとCl-イオンという陽イオンと陰イオンに電離していて、それぞれ正と負の電荷をそれぞれ帯びています。
一部の水の分子も、H+イオンとOH-イオンに電離していて、陽イオンと陰イオンになっています。

電離していない僅かな塩酸も、電気陰性度が高いClに共有結合の電子が引き寄せられていて電気的に不均一な状態になっています。

このように電気的に正負の電荷に分かれている分子や、陽イオン陰イオンの状態に分かれているイオンは、正と負の電荷がお互いに引き寄せられて、分子やイオンが混じり合うことができます。

一方、油ですが、分子の中で電気的な不均一がなく、どこでも中立な電荷になって(すなわち電荷ゼロ)いるものが多いのです。

電気的に正負の不均一な分子や陽イオン陰イオンになっているもの(塩酸)と、分子の中で電荷が均一になっていて電気的に中立になっているもの(油)は、
お互いに混じり合わないという挙動を示すのです。

水(塩酸も)と油を混ぜるためには、簡単には石鹸などがありますね。
石鹸は水とくっつく部分(電気的に正負の偏りがある部分)と油とくっつく部分(電気的に中性の部分)が一つの分子の中にあって、お互いの橋渡しをする役目をしています。
これは大学で習うようなことで難しいと思います。
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この回答へのお礼

助かりました

ご丁寧にわかりやすくありがとうございます!!感謝いたします( ´ ;∀; ` )

お礼日時:2016/04/13 23:23

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