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四凶の混沌は何をする妖怪何ですか?

A 回答 (1件)

混沌は、渾敦とも書きます。

外見は犬のようでヒグマに似ているが爪はなく、目はあるが見えず、両耳もあるが聞こえず、胴体はあるが内臓はなく、前に進むときも足は開けず、このような状況から、後世の人々は理解不能な人を渾沌というようになりました。《史記 五帝本紀》には、帝鴻氏には、才の無い子がおり、賊をかくまったり、凶悪な所業を好んで行っていた。天下の民はこれを混沌と言った、とあります。

清末期の学者であり思想家の章太炎は《新方言 釈言》の中で、混沌は現代の言葉で語ると混蛋である、と述べています。《山海経》中では混沌の神話があり、詳細に分析されています。

《山海経》第二巻の《西山経》では、西に三百五十里行くと天山があり、金や玉を多く産出し、青い雄黄も産出された。英水の源泉で、この地域から西南に流れて暘谷へ注いでいた。ここに神鳥がおり、渾敦と言い、黄身のような形状で、炎のように赤く、足が6本、翼が4本あり、顔と目はないが、歌や踊りは知っていた、とあります。これは帝江としても知られています。この渾敦(帝江)が混沌で、もともとは混沌は歌や踊りを好む神鳥でした。

袁枚(1716-1798)の《子不語蛇王》では次のように語られています。楚には蛇の王者がいた。帝江に似ていて、耳と目と爪と鼻がなく、口だけあった。肉の塊で、行く先々の草木が枯れてしまった。

混沌は驩兜が死後怨念が変化したものであるという説もあります。この説によると、窮奇は共工が死後変化し、梼杌は鯀の死後変化し、饕餮は三苗もしくは蚩尤の死後変化したものであるということです。驩兜、共工、鯀、三苗は四罪と言われる中国古代の悪神で、五帝の敵でした。
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この回答へのお礼

勉強になりました

お礼日時:2016/08/27 14:46

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