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母親からもらった着物が数着あります。今後着る機会はほとんどないので、しっかり保管しておきたいのですが、桐の箱等を置くスペースがありません。
またクローゼットのため、タンス等もありません。
簡単に保管できる方法等がありましたら、教えて下さい

A 回答 (1件)

 呉服専門店を経営しています。


 さて、ご質問の件ですが、保存を最優先に考えるなら、「洗い張り」という事をして(信用出来る専門店に持ち込むのが一番です)反物の状態にしてしまっていくのが最適です。
 ですが、通常はそのままの形状で、という事になるでしょうから、正しくたたまれた状態から、(キモノ元々の長さの1/2の状態)さらに1/3にたたんでしまわれてもOKです。
 ただし、ここで注意するべきは、下手に防虫剤や匂い袋の類を一緒に入れないこと。本当に手仕事で作られた絹物の場合、防虫剤から出る成分とタンスの接着剤などから出る成分などが反応してキモノの色を飛ばしてしまったり、生地その物にダメージを与えてしまう事があるからです。

 むしろ気を付けて欲しいのは「湿気」と「しまいっぱなし」。この2つはキモノにカビや黄変色シミを発生させる原因になり、後から気が付いて綺麗にするには、通常の汚れと較べて何倍もの料金がかかったり、最悪取る事が出来なくなります。
 キモノをしまっておくスペースがドコにもなければホームセンターでボックスの様な物を購入してその中に入れておけば構わないと思いますが、上に書いたように時々中身を出して湿気の少ない空気にあてて下さい。
 ここでも注意点が一つ。裏地の付いている着物を空中に吊したまま長時間放置しない事。
 これだと表地と裏地の重さの違いでズレが生じて「ふくろ」と呼ばれるたるみがでてしまう事になりかねません。
 キモノを虫干しするときは、キモノの裾を床につけた状態で、テーブルとか椅子にフワッとかけた程度でOKです。

 またお母様が袖を通した状態で手入れをせずにいただいた物は、一度呉服専門店で見てもらって、最低限の処置をしてからしまっておく事をオススメします。
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