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工程能力指数は、Cp=1.33のときに工程能力が十分ある、というように本に書かれていますが、
どうして最初から「Cp=1.00のときに十分である」となるように、±4σで計算しなかったの
でしょうか。

Cp=1.33が良い、というような中途半端な数値ではなく、Cp=1.00が良いという切りの良い
数字にすべきだったと思うのですが、いきさつが書かれているような出典があれば教えて
頂きたいです。

もう少し具体的に言えば、現在の計算方法、(規格上限-規格下限)/6σ の計算結果が1.00
だったときに「十分である」と言っていた時代が過去にあったのか、それとも無かったのか。
また、あるのならばそれを示す論文や書籍等があるのかという事です。

確認した限り、最近の書籍ではさも当たり前のように「Cp=1.33で十分」と書かれており、
誰もこの数値に疑問を持っていないようなので、違和感が残ったままなのです。

質問者からの補足コメント

  • 昨今の製造業で考えると、±3σで考えた、規格外れ0.27%というのは許容されないと思うのです。
    だから、Cp=1.33と言っているんですよね。

    > これは、おそらく「平均値 ± 4σ」は、通常の製造業などでは現実問題として
    > 厳しすぎるという発想があったのだと思います。

    まさしくこれです。この発想の根拠が欲しいのです。
    「恐らく」規格外れ0.27%は「ほぼ完璧!OK!」、という時代が過去にあったんじゃないかと
    想像するのですが、それを述べている文献などが欲しいのです。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/03/10 12:13
  • 分かります。
    現在のようなレベルを作り出すことは不可能だったでしょう。
    そういった過去の逸話はいろいろ聞いています。

    そこで、Cp=1.00について、明確に示している文献はありませんか?
    せっかくの努力の過程が、「○○だったんです」という苦労話しかないのは残念すぎます。
    データでものをいう品質管理だからこそ、過去も数値データで知りたいのです。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/03/10 18:30
  • うーん・・・

    結局、そういった感じなんですかね。
    正直なところ、誰も気にしていないんですね。
    だから、原文にまでさかのぼらないといけない。

    結局、経験則に基づくみたいな、「勘と経験と度胸」じゃないですか。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/03/13 07:44

A 回答 (3件)

何か誤解があるような。



Cp=1.00 は「平均値 ± 3σ」を基準にした考え方です。正規分布を仮定しているので
  平均値± σ の範囲に、全体のデータの 68.3% が入る
  平均値±2σ の範囲に、全体のデータの 95.4% が入る
  平均値±3σ の範囲に、全体のデータの 99.7% が入る
という特性に基づくものです。
http://www.stat.go.jp/koukou/howto/process/p4_3_ …

 「 ± 3σ を基準にして定義して指数を定めた」ということであり、なぜ「 ± 4σ」にしなかったのかと言われても答えようがないと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A5%E7%A8%8B …

 これは、おそらく「平均値 ± 4σ」は、通常の製造業などでは現実問題として厳しすぎるという発想があったのだと思います。上の書き方でいえば
  平均値±4σ の範囲に、全体のデータの 99.9937% が入る
ということですから。
(参考までに、下記の標準正規分布表で Z=4.0 のところを見てみてください。これは「片側」確率ですが)
https://staff.aist.go.jp/t.ihara/normsdist.html

「管理目標」ですから、「 ± 4σ で十分」というのにも根拠はなく、現に「シックスシグマ」( ± 6σ ということですが、現実には Cpk = 1.5 )というものも存在します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83 …
https://www.sixcg.com/
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No.1です。



>昨今の製造業で考えると、±3σで考えた、規格外れ0.27%というのは許容されないと思うのです。
だから、Cp=1.33と言っているんですよね。

「昨今」のコンピュータ制御のロボット、AIが製作する工業製品を考えればそうですが、それは高々1980年代以降の話です。それまでは、基本は「手作業」ですから。

 詳しい歴史は知りませんが、ジュラン博士が「工程能力指数」などを提唱したのは、確か1950年代のことだと思います。
 「デミング賞」で有名なデミング博士が「デミング・サイクル(いわゆるPDCAサイクル)」を提唱したのもの1950年代です。
http://www.indsys.chuo-u.ac.jp/~nakajo/tqm.htm

 そういったQCの考え方を愚直に実践したのが日本で、TQCとかQCサークルというのが日本の製造業では盛んに行われました。
 「メイド・イン・ジャパン」は、1960年代までは「安かろう、悪かろう」の代名詞でした。それが1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博などを経て1980年代に「世界一流のモノづくり」にのし上がったのは、そういった活動を徹底して実践したからです。

 そして、1980年代に完全に日本に追い越されたアメリカで、その日本を再度追い越すために「シックスシグマ」だとか新しい品質管理手法がいろいろ提唱されました。
 その結果が21世紀の「現在」です。
 50年も前から、こんな精度でモノづくりができていたわけではありません。先人たちの血のにじむような地道な努力の成果なのです。
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No.1&2です。



>データでものをいう品質管理だからこそ、過去も数値データで知りたいのです。

だったら、ご自分で原論文にまでさかのぼって調べられたらいかがですか?
Juran博士の公開論文は、下記のサイトにリストが載っています。
  ↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_M._Juran
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