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4月中旬に母が肝臓癌と診断されました。それも右葉のほぼ2/3を占める大きさで、医師の話では、いつ破裂してもおかしくないとのことです。打てる手としては、このまま放置するかTAEしかないと言われました。家族であれこれ相談し悩んだあげく、五分五分の可能性だと言われたTAEを施して貰うことにしました。しかしいざ処置が始まって、造影剤で肝臓を診たところ、大きな血管4本すべてに癌細胞が達しているため中止となり、TAEさえも出来ませんでした。今は、退院して肝臓が破裂して救急で運ばれて後、TAEを施す、ということになっています。
母は15年ほど前にC型肝炎と診断され、インターフェロン治療も受けたことがあります。その後、従兄弟が経営する整形外科に通院していました。父も10年前に癌で亡くなったことから、その従兄弟の医者は「責任持って、人一倍気にかけて診るから」と請け負ってくれていました。今年に入って、母が「右脇腹が痛い」と時々訴えるようになりました。診て貰ったら、近くの医院宛に紹介状を書いてくれて、そこで診察・検査(CT、超音波)を受けました。が、特に何事も言われず、右脇腹の痛みも何が原因か解らずそのまま日は過ぎていきました。(肝硬変とさえ言われたこと無し)
4月に入っての血液検査の後、突然大病院への紹介状を渡され、「一刻も早く行くように」と言われました。そこでCT、心電図、尿検査を受けたところ、前述の肝臓癌と診断されました。その時「これは4~5年前、少なく見積もっても3年前にはもう大きくなっていたかも」ということでした。1年に何度かは血液検査を受けていて、腫瘍マーカーもチェックしてくれていたみたいだと言うと、「腫瘍マーカーも何種類か有って、1種類しかチェックしていないと解らなかっただろう」と言われました。

今になって、親戚だと言うことや、一番に気にかけてくれているという信頼感に甘えることなく、他の医者に通わせていたら良かったと悔やまれます。ですが、癌がこんなに大きく、手遅れ、処置無しの状態になるまで解らなかったのはどうしてでしょう?
専門が整形外科というのなら、他の総合病院なりに紹介状を書いて検査だけでも受けさせるのが普通なのでは無いのでしょうか?またC型肝炎と言うことは既知でありながら、腫瘍マーカーも1種類しかチェックせずに他の肝臓の数値を見て「これも良い、あれも良い、すべて良好」と診断していた姿勢はかかりつけのお医者様としてどうなのでしょうか?
「やるべきことはすべてやったから」と、そのかかりつけの医者は言います。本当にやるべきことはすべてやってくれたと言えるのでしょうか?こんなものなのでしょうか?
毎夜毎夜悩まされます。どうかどなたか教えてください。

追記:このことによって訴えようとか思ってません。自分にとってのこれからのお医者様に対するかかり方も考えてみたいと思っているだけなのです。

A 回答 (4件)

こんにちは。


残念ながら一言で言ってしまえば、全く専門違いの医師にお任せになったところに問題があったと思います。近頃は専門性が非常に細分化されてきており、自分の専門以外については知識が充分ではない医師が増えてきています。
私は製薬会社で働いていますが、社内で隣の部屋に消化器内科医の同僚がいます。よく体の不具合がある社員が彼に体の不調の相談の相談をしに訪れますが、消化器以外の相談に対しては彼は決まって「僕は消化器以外は素人も同然なので、よく分からない。病院で相談した方がいいよ」と言います。おそらくは従兄弟の先生も、この社内の同僚と同じような感じだったのではないかなと推測します。

>腫瘍マーカーも1種類しかチェックせずに他の肝臓の数値を見て「これも良い、あれも良い、すべて良好」と診断していた姿勢はかかりつけのお医者様としてどうなのでしょうか?
整形外科の先生としては、数値に以上がなければすべて良好とお考えになったのは当然かもしれません。そこから先は専門性の領域で、経験と勘がものを言う世界になってきますが、専門外の先生にそれを求めるのは酷だといえます。

>「やるべきことはすべてやったから」と、そのかかりつけの医者は言います。本当にやるべきことはすべてやってくれたと言えるのでしょうか?こんなものなのでしょうか?
おそらく従兄弟の先生ができる範囲ではやるべきことはすべてやってくださったのでしょう。但しなにぶんにも専門領域外のことですので、他科(内科・消化器内科・消化器外科等)の医師が行い得た検査・処置・診断とは自ずと異なるものだったと思います(私的には、耳鼻科咽喉科に受診して視力検査をお願いしているのと同じようようなものと感じます)。
上記のような観点から、残念ながら従兄弟さんにお任せになった時点で、miyo_chan様のご一家は従兄弟さんの専門的技量についてリスク込みでご承諾なさったと見なさざるを得ないと思います。

辛口になってしまいましたが、お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
「僕は消化器以外は素人も同然なので、よく分からない。病院で相談した方がいいよ」というお友達のような考え方が従兄弟の医者は出来なかったのかな・・と思うんです。
「うちは整形外科だから、もっと検査器具も揃っている大きな病院に行って検査しなさい」と紹介状を書いてはいただけなかったのかな、と。
でも煎じ詰めれば、そういう診察をしているのを知らずに、ただ信頼の美名に頼っていた私たちの責任を感じました。
リスク込みで承諾した・・ということになるんでしょうね。その気持ちの負い目をこうして書いているだけかも知れません。
Lescaultさんの冷静なご回答に感謝いたします。

お礼日時:2008/05/01 23:05

右脇腹が痛む・肝臓に問題あり・の者です。

他人事とは思えません、お気持ちよくわかります。

やるべきことはやった・・。それはつまり『その人としては最大の』という意味でしょう。その医師はその程度の医師だった、ということだと思うんです。
本当にこの状況になっては、責めても後悔してもキリの無いことですが。

例えば、育児も同じだと思うんです。

親に、やるべきことはやったわよ、と言われても、本当だろうか。いくら貧乏だったからと言っても、絵本を一つも読んでもらわなかった。図書館だってあった。当時からタダで借りれたはずだ。一つも読まないってのは、どう考えても手抜き育児だったとしか考えられない。・・・例えばそんなケースです。まさか当時のアンタが絵本が好きだったなんて、知らなかったのよ。絵本を読んで、って言ってくれれば、いくらでも図書館だって連れてってやったわよ?なんて大人になって言われても・・。

そういう感じで、医者業も同じかと。

ですから、今はネットで症状などから素人でもかなりの病気の可能性を絞ることができます。疑われる病名だけでなく、検査法も治療法もわかります。ですから、医師にかかる前にまず出来る限り自分で調べ、それを持ち込んで医師へ問う。と言うのが理想だと思っています。そして、何がベストか。というのも育児や習い事と一緒で、大体の良い方法の基準はあっても、個体差ってものがあります。そこを考慮し、1人だけでなく、色んなプロに耳を傾けるのがベストかと。

そして後で『自分のせいかも』『自分にもっとできることがあったかも』と思うような事態が起こった場合、歴史は戻れません。育児も診察も戻ってやり直しができません。そうなると人は『吹っ切る』しかないと思うんです。ましてや、もしかしたら訴えられてしまうかも。なんていう状況なら特に。ヒドイ育児をした親ほど、『それが精一杯だった』というんですよ。良い育児をした人は『まだしてやれることがあったかも』と自分を正面から振り返ることができるのです。(私の専門は幼児教育・幼児発達です)
 いつだったか、犬の本でも同じ内容の文を見ました。良い飼い主ほど、犬が亡くなると後悔するんですって。もっと可愛がってやればよかった、って。そしてヒドイ飼い主ほど、あんなに大事にしてやったのに、となじるんですって。分野違いとはいえ、あまりの合致に読んで思わず笑ってしまいました。人間ってそういうものなのでしょうね・・。

毎夜悩まされるお気持ち、本当に良くわかります。ですがそれはアナタが『良い人間』であるという証でもあると思いますよ。どうぞ今夜は穏やかな眠りを。蔭ながらお祈りしております。

この回答への補足

この欄に書き込むのはイレギュラーかもしれませんが、自分のことばっかり考えていました。genki-mamaさんもがんばってください!!

補足日時:2008/05/01 23:58
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
母には告知はしていません。少々認知症の気が進んできた母が
「私の体は一体いつからこんなになってしまったんやろうなあ」
と言うとき、その言葉が胸に突き刺さります。
取り返しの付かないことをしてしまった・・・と。
歴史は取り返せない、本当にその通りです。
悔やんでも悔やみきれないとは本当にこのことだと思いました。
また、これからその後悔を背負って生きていかねばならないのだな、と。
genki-mamaさんの暖かいお言葉が身に沁みました。今は残された時間を大切にしていきたいとがんばります。

お礼日時:2008/05/01 23:08

当院の近くにも、整形外科なのに糖尿病患者や高血圧患者を診ている方がいてめちゃくちゃな事をしています。

どうしようもなくなってから、送ってこられるのでこちらも困っています。
半年前も心不全で紹介を受けましたが、重症の糖尿病性腎症にくわえ冠動脈はバイパスできないほどボロボロで手はつくしましたが、結局、死亡されました。そしたら、こっちが責められましたが、前医のせいとは言えないので(紹介元の悪口は言えない)、ただただ我慢していました。
ただ、miyo-chanさんの場合は少しは同情すべき点もあります。肝細胞癌の腫瘍マーカーにはAFPとPIVKAIIがありますが、両方を測定すると今年の3月までは保険が認められなかったのです。ですから、今月はPIVKAIIを、次の月はAFPをと交互に測定しなくてはいけませんでした。結構、これは面倒なのです。しかし、本ケースのような事例が後を絶たなかったのか、今年の4月から両方を同時に測定できるようになりました。
ただ、画像診断せずに腫瘍マーカーだけで癌診断するのは内科からみたら非常識ですけど。正直言いまして、患者さん側ももう少し賢くなっていただけたらと本当に思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
従兄弟の医者は、血液検査の結果も見せてくれなかったそうです。すべて口頭での結果報告だったみたいです。
他のお医者さんでは、血液検査の結果の半券のようなものをくれています。
個性が強い、ちょっと凝り性的なお医者さんだな、と思っていました。
それでも腐っても医者なら素人が調べて解る程度には調べてくれて居るものと思っておりました。が、それが間違いの元だったのでしょうね。
1月に右脇腹が痛み、CT、超音波の器具がある近くの医院に紹介状を書いてくれて、検査に行きましたが、何も言われませんでした。その医院では、超音波のプリントをくださったので、今日、別の医者に見せると、「あー、これ、もう見えてるね」と。
きっと大きすぎて解らなかったのでしょう・・・?
痛すぎる教訓ですが、USB99さんの仰るように、頭から信じず、患者の側でも有る程度調べて(調べられる時代にもなってますし)お医者様にかからせていただく、というのがベストのようです。お医者様の立場から、貴重なご意見ありがとうございました。
追記:ただ、従兄弟は患者側から何かを訴えると「あんたは医者か」と言うこともあるので、そういう態度にも負けない強い患者にならねば、と思いました。(いわゆる「素人考え」というのを嫌うお医者様もいらっしゃいますし、患者側としては難しいところもあるようにも思います。)

お礼日時:2008/05/01 23:15

こんにちは。


専門外の整形外科医だろうとなんだろうと、医者であることに変わりはありません。
ですから、C型肝炎がいずれ肝臓がんになる可能性があることぐらいは知っていなければならず、腫瘍マーカーや超音波でチェックしていなかったことは責められるべきです。
「やるべきことはすべてやった」というのは、最後の大病院への転送手続きに対してのことであって、それまでのことに対しては疑問です。

訴えるのであれば、もっと細かい話もあるのでしょうが、そういうことでないのであれば、専門性の高い病気は専門の医者に見てもらうようにする。
すくなくとも、内科の疾患は内科医にみてもらうようにする、というところじゃないでしょうか。
よく外科医が、「外科医は内科も診れる」と馬鹿なことを言いますが、無理です。だいたいこういう結果が待っています。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
今でも従兄弟はお年寄りの送迎車を仕立てて、診ているのですが、その患者さんすべてが整形外科的な用事があって診察を受けているのだろうか・・?と疑問を感じます。
やはり「町のお医者さん」という言葉に含まれる、包括的なお医者さんの像がなかなかぬぐい去れないのだろうと思います。
riffy13さんの仰るように、そういう間違った考え(「外科医は内科も診れる」)を、患者もお医者さんも捨てるべきなんでしょうね。
この質問をさせていただいたのは、従兄弟の医者の「やるべきこと」もさりながら、癌宣告の当日に、私に電話をかけさせて高飛車に言い訳をわめいたというそのことにも疑問を感じたからでした。
そういう程度の医者に母をまかせていたのかと思うと・・・・・
でも、慰められました・・・ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/01 23:24

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