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またまた教えてください。
クワガタのオークションなどを見ていると、「同腹兄弟」、「戻し交配」とか「血の入替え」と言う言葉が時々出てきます。どう言う意味なのでしょうか?

A 回答 (2件)

>「同腹兄弟」、「戻し交配」とか「血の入替え」と言う言葉が時々出てきます。

どう言う意味なのでしょうか?

「同腹兄弟」(どうふくきょうだい)
昆虫交雑の用語として、同じペアから産まれた成虫達、幼虫達。
クワガタやカブトは一度に15~30個程度の卵を産みますが、それら15~30頭の幼虫や成虫は「同腹子」(どうふくし)と呼び、オスなら「同腹兄弟」、メスなら「同腹姉妹」と呼びます。父親が変わる場合は、注意書きとして「84.0と同腹ですが、父親は79固体です」などが付きます。
人間のように、原則として一夫一妻で一人づつ産む場合は「同腹兄弟」といえば、年齢違いの「異父兄弟」を指します。昆虫の場合は多産するので上記のとおりですが、広義には、そのペアの卵は、ロットが変わっても、同じDNAという意味で、「同腹」と呼ぶ場合が多いです。
「82mmのオスと同腹の幼虫です」と書いてあれば、産卵ロットは違うが、同じペアが産んだ幼虫です。
一つのペアは、生涯に4~6ロット、合計100~200個の卵を産みますがそれら全てが「同腹子」と呼ばれます。

「戻し交配」
あるペアの子どもを、その実父・実母のどちらかと交尾させて幼虫を得ることです。
父系または、母系の優れた部分をさらに育みたいというときに行います。
母は身体が異様にデカイが、ツノの形が良くない、父方はツノは良いが身体が小さい欠点がある。
産まれた成虫を見て、身体が小さければその固体を実母と交尾させ、ツノが良く、かつ、身体のでかいのを狙います。戻し交配は、狙う長所が現出するまで何代も掛けていく場合もあります。

「血の入れ替え」
家庭で累代飼育(るいだいしいく)=(何代にもわたる近親交配)していると、先天的異常のある幼虫が増えてくるので、サークルなどを通じて、「タネオス交換」をして、別血統を導入し、血を薄めることです。もちろん別血統のタネオスを購入する人も多いです。また、良い血統のメスを購入すると、安く「血の入れ替え」ができます。

*前回質問の「手詰めの菌糸ビン」作成は、コストを下げたいだけなら、菌糸ブロックの耳を落として、金網でこして固詰めすればよいだけです。メーカーさんのものは、すでに必要な添加がなされています。要するにビンに詰められて市販されているものと全く同じものです。
オオクワ飼育も二年目以降になると、カラのビンが余ってきますので、それを消毒して、菌糸ブロックを手詰めする人は多いです。(多少のコツや注意点、方法があります)
早々に締め切られたので、お答えする間がありませんでした(笑)
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この回答へのお礼

毎度毎度ありがとうございます、これからも宜しくお願いします。

お礼日時:2009/12/28 14:20

 生物は違いますが知っている範囲について書きます。

クワガタ、カブトムシ等では頻繁にでませんが、金魚や錦鯉等の観賞魚では頻繁に出ます。

 まず「戻し交配」から記します。例として私の専門分野の金魚で説明します。サンショクデメキンとワキンを交配したら、シュウブンキンが誕生します。これをモザイクを強くするとスミシュウブン、これを赤を戻すとサクラシュウブンになります。交配する時にシュウブンキンを両親とせず、前者は片親をサンショクデメキンに、後者は片親をワキンにすると誕生します。これが「戻し交配」で、色や特性を調整をする場合に行います。

 次に「血の入替え」を記します。一つの水槽で同じ金魚を飼い続けると奇形の個体が生まれる事があり、これを避ける為に行う行為が「血の入替え」です。同じ金魚同士でも親が違うと近親相姦になりませんので奇形が産まれる確率は減ります。

 「同腹兄弟」、「同腹姉妹」は同じ親から生まれた個体を言います。また、血統書はこれを参考に決められ、入賞した親から産まれた個体を言います。これらは条件が厳しく、条件に合わないと唯の雑種扱いになります。

 他には「先祖返り」があり、突然交配した個体の親の特性が戻るとかする場合に言います。「戻し交配」は交配により行いますが、「先祖返り」は自然に起きる事から「突然変異」とも呼ばれます。
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この回答へのお礼

金魚でも同じ様な事をするんですね。
詳しく説明頂きありがとうございました。

お礼日時:2009/12/28 14:23

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