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6thコード について教えてください。

独学で音楽を(作曲とか編曲とか)を勉強してきました。
先日、若かりし頃にいろいろ書籍を買い込んで、音楽を勉強している時に、それらの書籍の内容を、自分なりにまとめたノートを見つけて、見直してみました。
そこに、当時の私は、コードに関して、下記のような解釈をしていましたし、今でもしています。それで、その内容と言うのは・・・


ディミニッシュコードは、マイナートライアドコードの「長5度」を「減5度」にしたと言う成り立ちから、マイナー系のコードになる。
また、「コードは、基本的に1つ音おきに”重ねる””積み上げる”」と言うことから、「5度」の後ろには「5度から1つおきの音である7度がどう変化したか」を表記することになるので、「dim6」とは表記せず、「dim7」となる。
しかし、「『m♭5』コードに6度を”付け足した”」となると、表記は「m♭5(6)」となる。これは、7度の音が変化したのではなく、「6度の音を“付け足した”」と言う成り立ちから、このように表記する。
「C6(シー・シックス)」も同様で、「CM7の『7度』の音が変化した」のではなく、Cメジャーコードに、6度の音(この場合は『ラ』の音になる)を“重ねた、積み上げた”のではなく“付け足した”ために、「C6」と言う表記になる。

・・・・
などと、書いています・・・ かなり昔とは言え、自分が書いた文章ですから、何が言いたいのかは何となく分かるのですが、では、音を
「重ねる、積み上げる」

「付け足す、付け加える」
の違いが、今ではよくわかっていません。恐らく当時も分かって無かったように思います。
で、何と言いますか
「CM7」と「C6」の成り立ちの違いとでも言いましょうか、考え方の違いとでも言いましょうか、そういうものを教えていただけませんでしょうか?
自分でも何が解らなくて、何が知りたいのかよく分かっていないのですが、上記の説明では、何かがおかしい・・・。違いを明確に説明しきれていないような気がしてしょうがありません。「シックスコード」の成り立ちや解釈が解ればいいのかな? なんて、今では思っているのですが…
とにかく・・・これらの説明で、私をすっきりさせてくれる回答をぜひいただけませんでしょうか?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

つまり、ディミニッシュ7thが、通常、6度の和音ではなくて、減七度の和音で表記されるのはなぜか、ということでしょうか。



一言で言えば、ディミニッシュ7thコードというのは、そもそも、ハーモニックマイナースケールにおける導和音(leading chord)として表れるものだからです。
導和音というのは、(厳密には違いますが)、基本的には、そのキーのスケールの上にできる7番目の(キーのルート音の半音下を根音とする)ダイアトニックコードのことだと思えばよいです。

たとえば、Cメジャーキーでの導和音は、Cメジャースケール上の7番目のダイアトニックコード、つまり、Bm7(♭5) です。

Cマイナーキーの導和音は、Cハーモニックマイナースケール上の7番目のダイアトニックコード、つまり、Bdim7 です。
(マイナースケールには、ナチュラルマイナースケールもありますが、それだと、7番目の音がスケールのルート音の半音下ではなくなってしまうので、導和音とは言いません)

つまり、dim7という和音は、もともと、マイナーキーのダイアトニックコードだったわけです。で、ダイアトニックコードというのは、そもそも、スケール上で一つ飛びに音を積み上げたものですから、dim7も、(6度ではなくて)減7度の和音として表記されるのは当然です。

ただ、dim7 のコードは、マイナーキーの導和音(この用途であれば7度の和音として表記されるのは当然)、という当初の役割を越えて、ただの経過和音として、あるいは、その他の用途にもいろいろ使われています。その場合、もはや7度で表記することには単なる慣習という以上の意味はない、と言えます。
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こんちは。



dim7の説明は,NO.1さんの的確でわかりやすい説明の通りです。
ただ質問者様のいろんなもやもやをまだ払しょくしきれてないと思うので,別の角度から説明してみます。

>ディミニッシュコードは、マイナートライアドコードの「長5度」を「減5度」にしたと言う成り立ちから、マイナー系のコードになる。

・「長5度を減5度に・・・」ではなく,完全5度を減5度に が正しいです。
・「マイナー系のコード」 マイナースケール上に発生するハーモニーという意味であればその通りですが,響きや性格はマイナーコードとは全く別物です

>「コードは、基本的に1つ音おきに”重ねる””積み上げる”」と言うことから、「5度」の後ろには「5度から1つおきの音である7度がどう変化したか」を表記することになるので、「dim6」とは表記せず、「dim7」となる。

・NO.1さんの説明の通りです。AマイナーのキーのドミナントはE7ですよね。もうひとつ重ねるとE9(ミ・ソ♯・シ・レ・ファ)になりますね。このミの音をひかずにベースをソ♯にすると(※クラシックでいうドミナント9の第1展開,根音省略形)D♯dim7になります。これが元となって,すべて短3度の音程で積み重ねられた和音は短3度,減5度,減7度の音程を含むわけで,これをdim7のコードと呼ぶように決まりました。

>「『m♭5』コードに6度を”付け足した”」となると、表記は「m♭5(6)」となる。これは、7度の音が変化したのではなく、「6度の音を“付け足した”」と言う成り立ちから、このように表記する。

・質問者様が言う「m♭5(6)」の構成音がどうなるのかわかりません。ハーモニーは作曲者の自由ですから,どんなハーモニーがあってもいいのですが,一般的にメジャースケール上に発生する『m♭5』コードは,「m7♭5」になります。上の説明同様に,今度はAメジャーのキーのドミナント9の第一展開,根音省略形の構成音は「ソ♯・シ・レ・ファ♯」となって,G♯m7♭5ですよね。
.また,マイナーキーのII7のハーモニーも「m7♭5」になります。(Aマイナーのキーの時のDm7♭5)

>「C6(シー・シックス)」も同様で、「CM7の『7度』の音が変化した」のではなく、Cメジャーコードに、6度の音(この場合は『ラ』の音になる)を“重ねた、積み上げた”のではなく“付け足した”ために、「C6」と言う表記になる。

・その通りです。クラシックでは「付加6の和音」と呼びます。

>「CM7」と「C6」の成り立ちの違いとでも言いましょうか、考え方の違いとでも言いましょうか、そういうものを教えていただけませんでしょうか?

・わかりやすくCメジャーのキーで話をしますね。

7度の和音を理解するために,ド~シの7音に3度の音を4つずつ重ねていくと
ドミソシ(I7=Cmaj7),レファラド(II7=Dm7),ミソシレ(III7=Em7),ファラドミ(IV7=Fmaj7),ソシレファ(V7=G7),ラドミソ(VI7=Am7),シレファラ(VII7=Bm7♭5)です。

Cmaj7とAm7の挌はトニック(T),Dm7とFmaj7はサブドミナント(S),G7はドミナント(D)です。Em7とBm7♭5は使い方で変化します。

ではC7を使うとしたら立場かというと,SのFmaj7のドミナント7と解釈できます。
(ただし,ブルースではC7をトニック,F7をサブドミナントとしてよく使います)

ではC6とはどういう立場かというと,6度の音が付加されたトニックと解釈できます。
トニックの一つのAm7の構成音だけを見てみるとC6と同じであることからも,元来,6度の音がトニックに相性が良いことが想像できます。

と,こんな感じです。

実は,17世紀のクラシックの古典学派のころだけでも,もっと複雑なハーモニーの使い方がされていて,近代(19世紀後期)になると,ハーモニー自体も豊かになり,やがて20世紀初頭に誕生したジャズなどにも大きな影響を与えています。
質問者様の質問内容は,完璧にこたえようとすると,きっとこれらを細かく説明する必要があるのですが,何とか,簡単に理解できるように書いてみましたが,なんとなくでもご理解いただけたでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問を見直してみて、全てに回答をいただいているので、
もぅ本当に申し訳ございません。
どの質問に対しても詳細な回答をいただきありがとうございます。
しっかり理解したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/07/31 04:56

NO.2です



すいません。以下,書き間違ってました。混乱してたらごめんなさい。

.また,マイナーキーのII7のハーモニーも「m7♭5」になります。(Aマイナーのキーの時のBm7♭5)
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no.2です。


たびたびすみません。また間違い見つけました。

「このミの音をひかずにベースをソ♯にすると(※クラシックでいうドミナント9の第1展開,根音省略形)G♯dim7になります。」が正解です。とんでもない書き間違いしてました。(頭の中でドッペルドミナントにすり替わってました)
混乱してたらごめんなさい!
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