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最近ベトナムの歴史を学んでいますが、ベトナムに住んだことのある方のお聞きしたいことがあります。

ベトナムは19世紀から20世紀中頃までフランスの植民地でしたが、フランスの植民地経営のやり方がとても酷かったことを知りました。 植民地とは要は本国の利益のためにあることは言うまでもありませんが、フランスのベトナムに対する搾取は徹底していたようです。 酷さの一例として世界的なタイヤメーカー・ミシュラン (日本ではレストランの格付けミシュランガイドの方がよく知られています)所有のゴム農園で1917年から1944年の27年間で45000人いたベトナム人労働者の内なんと12000人が劣悪な作業環境のため伝染病や栄養失調で死んだという記録もあります。

ベトナムの状況は戦前日本の植民地であり、その後また戦争(朝鮮戦争)を経験した点でも韓国にとても似ているように思います。その韓国はいまだ反日感情が根強く、ことあるごとに昔のことを持ち出します。文在寅大統領がつい先日まだ慰安婦問題は終わっていないとか言い出し、ヤレヤレと思っています。

そこで質問なんですが、今のベトナム人のフランスに対する感情はどんなですか? 反仏感情というものはありますか?

A 回答 (7件)

私自身はベトナムは旅行しただけですが、職場にベトナム人の仲間がいるので以前聞いたことがあります。

彼(40代)の話では今のベトナム人には半仏感情はあまりないということです。やはり一番は反中国感情だということです。 その理由としてフランスの植民地になる以前は長い期間半ば中国に属国のような扱いを受けていたことに加え、ベトナムが経験した最後の戦争がベトナム戦争の後に中国と戦った中越戦争だっとことです。 そして今でも南シナ海の西沙諸島の領有権問題で中国の侵略的な態度に多くのベトナム人は頭に来ているようです。そういうことがベトナム人の反仏感情を小さくしているようです。
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>ベトナムに住んだことのある方のお聞きしたいことがあります。



ベトナムに住んだことはないので申し訳ないのですが、仏領インドシナ三国+タイ出身の知り合いが多く空気感は何となく説明できるので、僭越ながら回答します。

>フランスの植民地経営のやり方がとても酷かったことを知りました。

英国も相当なものですし、果物栽培業者主体の利益搾取に限れば米国も相当に酷いものです。

>酷さの一例として(略)ゴム農園で1917年から1944年の27年間で45000人いたベトナム人労働者の内なんと12000人が劣悪な作業環境のため伝染病や栄養失調で死んだという記録もあります。

世界のゴム生産の7割以上が東南アジアであること、植民地故に進出しやすかったこと(暴動などが起こっても自国の駐留軍で鎮圧できるという安心、ちなみに英国にとってのゴム生産地はマレー)、ゴム農園を設ける場所は田舎故にマラリア、コレラ、赤痢等がそもそも多かったこと、産業革命のあった欧州と比べ、この時代のアジア人の命の値段は総じて安かったこと、碌に産業が無い現地では雇用が生まれたことは、雇用側、被雇用側双方にメリットがあった等、多くの要素を多面的に見ましょう。現代の常識とは異なりますので、現代の基準で評価すると判断を誤ります。それでも大規模化と集約化に伴う強引な遣り方は、急速に物の需要が増えつつある先進国の抑制を促すことができなかったという批判ぐらいはできるかもしれません。

>ベトナムの状況は戦前日本の植民地であり、その後また戦争(朝鮮戦争)を経験した点でも韓国にとても似ているように思います。

韓国や台湾は日本の植民地ではありません。外地ではありますが、日本です。植民地であれば、植民地から本国に沢山の人間が働きにくることを認めますか? 本国が疲弊し植民地の過疎化で植民地経営が滞りますから様々な制限が課されるはずです。日本はどうであったか。昭和恐慌もあったし、時の政府が持っていた植民地感覚で、外地人の内地への移動を制限しようとしましたが、何と日本政府のその政策は裁判で負けています。サイパン等の南洋は信託統治領でしたら、あえていうならそこは植民地的だったかもしれませんが、搾取すべき物がなかったので、互いのメリット(軍の展開と安全保障)をバーター交換していただけと言えるかもしれません。

サイゴンもプノンペンも小パリと称される街並みがあります。当時のベトナム、カンボジアの国力、文化レベルでこんなものを作れる実力はなく、ご想像通り、宗主国であるフランスが構築したものです。自国の文化を正しく憧れるべき価値観として押し付けるためのモニュメントです。フランスは必ずと言って良い程、これをやります。

では、漢城や台北は小東京であったかと問われれば、日本は決してそうではなく、その土地に合ったインフラを構築しています。そこの市民が慣れ親しんだ光景を活かしつつ、教育と司法、衛生を近代化させました。フランスはサイゴンにリセまでは設置しましたが、パリ大学の分校を作るようなことはしません。大学で学ぶなら這い上がってきてフランス本国まで来いというスタンスです。日本は台北や漢城に帝大を設けました。人を育てるため、外地日本人に本土日本人と同等の機会を与えたのです。
日本の財政が破綻しかねないレベルでインフラ投資しました。台湾の近代化はダムにせよ治水にせよ日本の過大な投資によるものですが、その台湾の人が嫉妬するぐらい旧大韓帝国であった外地に投資しています。当時の地域毎の経済状況の差異は大きかったにしても、いずれは内地と同じレベルまで引き上げようという意思は明確です。それでも韓国、台湾は植民地であったと言うのであれば、当時の日本人は植民地を本土と同じ扱いと考える甘ちゃんで、人が好すぎる間抜けということになります。台湾はそれを感謝する人が多く、韓国にはそれを憎む人が多い、親切をしても結果は表裏一体で、まるで哲学を学ぶことを強要されてんじゃないの、と思うこともしばしば。

>その韓国はいまだ反日感情が根強く、ことあるごとに昔のことを持ち出します。文在寅大統領がつい先日まだ慰安婦問題は終わっていないとか言い出し、ヤレヤレと思っています。

中国は内政への不満を外に逸らすために日本を悪者にしますが、韓国のようなファンタジー国家は自分達のプライドのために自作した夢物語を補強すべく、歴史を捏造し、捏造した教育を施し、誤った歴史を正しいと自国民思い込まないとなりません。今となっては韓国民は既に洗脳されてしまったのか、洗脳捏造過程の継続中なのかは分かりませんが、傍目でみるには「嘘をついたらそれを貫け」、「百万回言えば嘘も本当になる」を地でやっているだけです。日本は生暖かく見守るのではなく、日本領事館文化広報を使って嘘をどんどん論破する広告をうっていくべきでしょう。

植民地経営をする場合は、本国が一番であると位置づけます。先に書いたように普通の植民地経営では最高学府は植民地には置きません。リセがあったのはインドシナ三国ではベトナムだけであって、カンボジア、ラオスの民が進学するのであれば、自地域→ベトナム→フランスとステップアップを求められます。お気づきでしょうが、フランスは治めた地域の中で序列を付けます。ベトナム人はフランス人の手先となって、カンボジアやラオスを支配指導していました。少なくとも治安機能はそうです。
もちろん、人種も違い気質も違います。「稲を植えるベトナム人、稲が育つのを見ているカンボジア人、稲が育つ音を聞いているラオス人」という格言が現地にあるように、フランス人から見ても、これらの中ではベトナム人はよく動き優秀ですから、序列の一番上に持ってくるのは理解できます。
#5の方がカンボジアとの関係を書いていますがクメール帝国全盛の時代のベトナムは今のベトナムではなくチャンパ王国です。チャンパ滅亡後に中国南部から侵入したのが今のベトナム民族。その時代になるとクメール帝国はチャンパやスコータイとの戦争で疲弊し、伝染病が蔓延して国力が低下、アンコールを放棄した頃で、国力が戻らないカンボジアとの度々の戦争で(というか勢力を増したアユタヤに追い立てられたカンボジアの窮地に付け入って)今のベトナム南部をカンボジアから奪っています。一大勢力であったラオスもタイ北部の諸侯国が併合される形でシャムを形成する頃には国力が落ちています。

シャムとベトナムという威勢の良い国が対立軸にあって、シャムは英仏緩衝地帯として残り、インドとその近隣を押さえた英国、シャムを除くインドシナ東部を押さえたフランスという図式に落ち着きますが、仏国が仏領インドシナにおいてベトナム人を尖兵として使ったのは自明でしょう。ベトナム人からすれば、カンボジア人は間抜けでラオス人はのんびりし過ぎ、カンボジア人やラオス人からすれば、ベトナム人は抜け目なく宗主国に媚を売る嫌な奴という具合でしょう。

>そこで質問なんですが、今のベトナム人のフランスに対する感情はどんなですか? 反仏感情というものはありますか?

特段、仏国が嫌いとか恨んでいる感じは受けません。きちんとした教育を受けたならば外国語を扱えるという意識は当のベトナム人にはあって、若い世代では英語、古い世代ではフランス語がそれに相当します。ラオスではフランス語の率が若干高め。カンボジアでは外国語が分かるインテリはほとんど殺されましたから、金儲けのためには英語という風潮です。私の知り合いの中でフランス語を扱えるカンボジア人は1名だけです。もちろん、大学レベルの高等教育を受ける人は市井にはほとんどいません。これらの国にFラン大学はなく、大学といえばAランクばかりですから。

ベトナム人が嫌うのは第一に中国人です。地域のライバルたるタイ人は警戒している節はありますが、何の根拠も無い親世代から言い伝えられた「気を抜くんじゃないよ」といった感覚がどこかに持っているだけです。ラオス、カンボジア人に対しては、舐めてかかっている節があり、結構上から目線です。
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ベトナムには、フランス時代の建物も多く残り、韓国とは大違いです。

そもそも韓国の反日は、反日教育が原因です。ベトナムで反仏教育を実施しているとは聞きません。というより植民地時代の宗主国に対する反教育など、韓国を含み北と中国ぐらいです。

中国は、一党独裁に反日を利用し、韓国は両班や朝廷の失政を隠すために反日教育です。現在の韓国の財閥が、日本と関係が無かったなどあり得ません。彼らこそ日本をだしに、金持ちになったから、それを隠すため反日です。

当然ベトナムにも反仏感情は存在すると思います。しかし日本人が米国を嫌う程度と思われます。
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ベトナムに限らず、白人国家の植民地になったアジア各国やアフリカ各国などはあまり反感がありません。

これは白人国家が搾取しつつも「マスターとして必要なことを教えてもらった」という意識があるからだと思います。
そのため植民地を経験した国は、元の宗主国を「マスターカントリー」と呼ぶそうです。

その代り、どこの国もそうですが、近隣国に対して憎悪があります。もっとも「隣の国と仲が良い」なら合併して一つの国になったほうが強大になるのでいいはずで、それができないのはどうしても「隣の国とは違う何か」があるからでしょう。それが近隣国との憎悪につながっているといえます。

ベトナムに関しては中国にはならなかった国でありカンボジアにならなかった国と言えます。ベトナムは中国とは人種がちょっと違い、文化を受け入れつつも同じ国にはなりませんでした。この点では日本と同様に「文化文明の受容と統治は別」というところでしょう。

ベトナムには歴史的にカンボジアのクメール王朝などが圧迫していましたが、彼らとは仏教の内容が少し違い(カンボジアなどは上座部仏教・ベトナムは大乗仏教)でやはりクメール人などと混じることはなかったのですが、中国に対してもカンボジアに対しても、激しい敵対心をもっています。

韓国の不幸はある意味「同じアジアの日本国に統治されたこと」です。日本と朝鮮は法律的には「合併」とされているので、日本は韓国のマスターカントリーではありませんが、もし韓国が日本の「植民地」だったとしたら、韓国は日本を「マスターカントリー(宗主国)」として対応することになります。

それは韓国人にとって耐えがたいでしょうが、そのあたりの韓国人の精神はかなり複雑なものがあるといえます。
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フランス植民地は、刑務所や収容所、監獄を大量に作る、徹底的な同化政策とか独立戦争など酷いからね。


アルジェリアやシリア、レバノン、ニジェール、カンボジアなどの極貧問題国家は皆旧仏領。
反仏は、アルジェリアやシリアの方が強いのでは?
http://kenjya.org/ajia1.html
http://kenjya.org/ajia4.html
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ベトナム人にはほとんど反仏感情はありません。

 また、ベトナム戦争でベトナム人を300万人殺したアメリカに対しても反米感情はありません。 ベトナム人が嫌いなのは1に中国、2に韓国です。 日本人も太平洋戦争でぼこぼこにされたアメリカに対しても、戦争が終われば一挙に反米感情を持たなくなりました。 悲しいかなアジア人は、どんなひどい目にあわされようともやはり白人に対してコンプレックスがあり、憧れがあるのです。
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ベトナム中南部ニャチャン在住です。


20年程前にホーチミン市に住んでいた頃に雇ったメイドですが、
隔日がフランス人宅、隔日が我が家で半額で契約しました。
若い方を雇う所が多い中でオバチャンを雇いました。
昔の話を聞いた時は「フランス人は厳しく前に出れば皆ビビった」と話していました。
「躾も厳しくその分学ぶ事も多かった。」と言われてました。
現在住んでいるニャチャンだと夜の地元TVニュースでは今でもフランス語放送が有ります。
同じニュースをベトナム語>ロシア語>英語>フランス語の順で流しています。
近くの高原の町ダラットはフランスが開発した町です。
ニャチャンはベトナム戦争で韓国軍が駐留した場所ですが、
「昔の事は忘れてはいけないが、これからの事を考えないといけない」
という考えの方が多いです。
韓国人は今でも行儀が悪く嫌われています。

写真はフランスが開発したダラットの町です。
「ベトナム人の反仏感情について」の回答画像1
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