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岩石を信仰している神社が、ところどころにありますね。
その岩石は、石神・磐座・磐境・奇岩・巨石ですね。
諸外国でも、岩石を信仰している、と思います。
ところで、日本は、岩石信仰が諸外国に比較して、強い方ですか?

A 回答 (2件)

諸外国では岩石を信仰の対象にする文化はすでにほとんどありません。



強いて上げるとすれば、エアーズロックが原住民にはウルルとよばれる聖地であり、来年2019年10月に外国人の立入や登山が禁止になる、ぐらいでここは今でも先住民が儀式などを行っているようです。
それ以外だと、インドネシアの部族とかアマゾンの部族など世界宗教ではない地域で残っている可能性はありますが、世界的にみてキリスト教・イスラム教・仏教では巨石信仰は行われていません。その中で例外なのはキリスト教の聖墳墓教会(ゴルゴダの丘とされる岩石の丘)とイスラム教のメッカにある黒石ぐらいでしょう。

日本は2000年以上前から存在する古代の精霊信仰が世界宗教(キリスト・イスラム・仏教)によって変革されなかったほぼ唯一の文明であり、巨石がいまでも信仰対象とされています。

他の国や文化は世界宗教を受容した時点で変化し、元の文化であった古代宗教の名残はあるもの、巨石のような自然物は既に信仰の対象から外されている、といえます。

各宗教における古代宗教の名残としては、たとえばキリスト教に変わったイタリアの道祖神(ローマ街道に置かれた旅行の無事を祈る道祖神がキリストの聖職者の名前をもらい同化したもの)や精霊(ドルイド教には精霊信仰があり、キリスト教受容時に「霊力のあるモノ」を精霊としたこと)などがあります。イスラムも文化的にはかなり多様で、アフリカのイスラム教徒とインドネシアのイスラム教徒の生活様式はかなり異なるといえます。

ただ、仏教も含めて「神(仏)がなにかをする」と言う時点で、自然界にあるものは「神が作り人間に与えたモノ」と言う解釈が成り立つようになり、ただの自然物になってしまうため、岩石や自然そのものに意味を見出すアミニズム的要素を失ってしまうのです。

ですから、日本のアミニズムと同様に「自然物に意味を見出す」巨石信仰はすでに世界中で見られなくなっていて、日本は国家の単位ではほぼ唯一「巨石信仰を含む、自然信仰を現在も持っている国」だといえます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<日本は2000年以上前から存在する古代の精霊信仰が世界宗教(キリスト・イスラム・仏教)によって変革されなかったほぼ唯一の文明であり、巨石がいまでも信仰対象とされています。>
日本では、神道を通して<古代の精霊信仰>が生き延びたのですね。その中にに、岩石信仰も含まれているのですね。また、アニミズムや八百万の神もあるのですね。
古今東西にわたり説明して頂き、非常に興味深かったです。

お礼日時:2018/12/19 17:10

火山、山岳が多いところへ多様な自然と相まって強いのではないでしょうか。

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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
平原や砂漠では、岩石がそもそもありませんからね。(ただし、オーストラリアには、あの小山のような岩がありますが)

お礼日時:2018/12/19 16:55

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