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認知心理学でスクリプトという言葉は
どういった意味で使われているのでしょうか?

ネットで検索すると心理学とは関係ないものが
出てきてしまって困っています・・・

どなたか詳しい方がいたら教えて下さい!!
お願いします

A 回答 (2件)

ご質問は、慶応大学通信教育課程の試験設問のことでしょうか。

どうやら昨年期末、同課程の「心理学(2)」の試験に認知心理学の「スキーマ」や「スクリプト」の設問があったようです。
ニフティ慶友会のHPに載っていたものを転写します。
ハンドルネームTakaya君の答え:
スキーマ
人はある事柄を記憶するときに、それを何かに関連づけて記憶しようとするが、その関係づけをもとめるときの既得の知識構造のこと
たとえば、「買い物をする」というのは、店にでかける、品物をさがす、どれを買うかきめる、お金をはらうという一般的な構造をもつから、ひとつのスキーマである。一般的に何かを買うということはなく、買い物はどこかで何かを買うという行為のはずである。つまりスキーマは知識のかたまりである。
スクリプト
前もって一括された因果関係の系列、と説明される。簡単にいえば、「××のときには××するものだ」というハウツー知識です。

われわれは世界でのさまざまな経験をスキーマやスクリプトの形に統合して長期記憶にたくわえ、また、今現在の認知や行動を、既得のそのようなスキーマやスクリプトをガイドに実行している可能性がひじょうに高い。つまり、過去の経験を知識として統合してたくわえつつ、現行の認知をそれによって枠づけるというように、スキーマやスクリプトは二重の機能をもっている。

なお、同設問は「認知心理学を知る」(市川伸一・伊東裕司編、ブレーン出版)から出題されているようです。
スクリプトについても、この本のp.73~詳しく説明されています。

参考URL:http://nifkei.cside.com/
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#1さんの回答でほぼ解決していると思いますが,補足しておきます。



スクリプトとは本来,台本という意味であることからもわかるとおり,
時系列に沿って体制化されたスキーマのことを指します。
したがって,#1さんがスキーマの例として挙げてらっしゃる買い物の際の行動は
じつはスクリプトの例にもなっています。
スキーマとスクリプトと区別するなら別の例を挙げたほうがいいでしょう。

蛇足ながらスキーマについてひとこと。
スキーマ概念にはバートレットとピアジェ(シェマとフランス語読みされるが)という2人の元祖がいます。
バートレットのスキーマは後天的に学習される文化的なものを想定していますが,
ピアジェのシェマは生物学的根拠を持ち,環境との相互作用の中で組みかえられていくものと考えられています。
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