天皇家は要するに――神話の話になりますが――アマテラスではなくスサノヲの男系一系ではないのですか？

１．　中国や韓国には《族譜》と呼ばれる家系の系譜を記したものがあります。
父系だとも言われていますが　日本には　これは　馴染まないですよね？

２．　男系の一系を重んじるのは　遊牧民だと言われています。たとえば　ユ
ダヤ人も同じだと言います。次のように　その血筋がとうとばれます。

３．　▲　（新約聖書・マタイ福音　冒頭）　～～～～～～～～～～～～～～
http://bible.salterrae.net/kougo/html/matthew.html

1:1　アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図。

1:2　アブラハムはイサクの父であり、
　　　イサクはヤコブの父、
　　　ヤコブはユダとその兄弟たちとの父、
1:3　ユダはタマルによるパレスとザラとの父、
　　　パレスはエスロンの父、
　　　エスロンはアラムの父、
1:4　アラムはアミナダブの父、
　　　アミナダブはナアソンの父、・・・
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
☆　男系一系です。

４．　ところで　日本でも　天皇家がそうです。古くは　次のように雄略ワカ
タケルの臣下の人間（ヲワケの臣という名）の家系が　記されているのが分か
っています。

５．　▼（ヰキぺ：稲荷山古墳出土鉄剣）　～～～～～～～～～～～～～～～
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E8%8D%B7 …

§ ２　銘文の内容

ヲワケの臣。
上祖（*　知られている最古の祖）、名はオホヒコ。
其の児、（名は）タカリのスクネ。
其の児、名はテヨカリワケ。
其の児、名はタカヒシ（タカハシ）ワケ。
其の児、名はタサキワケ。
其の児、名はハテヒ。
其の児、名はカサヒヨ。
其の児、名はヲワケの臣。

世々、杖刀人の首（おびと：長）と為り、奉事し来り今に至る。
ワカタケル（雄略）の大王の寺、シキの宮に在る時、吾（ヲワケ）、天下を左
治し、此の百練の利刀を作らしめ、吾が奉事の根原を記す也。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

６．　スサノヲ市民と呼びうる日本人一般は　養子縁組を別に嫌とも思わず　
ふつうにと言ってよいほどおこなっていますが　アマテラシテ（象徴）家系で
は　必ずしもそうではないようです。女系への転回は　嫌うようです。

７．　つまり　われわれスサノヲ市民は　ふところが深いので　このような異
質なナラハシをも　おだやかに受け容れて来ています。

８．　と考えてよいでしょうか？　つまり　男系一系の血筋というのは 日本人
には馴染まないと思われるが　これをも包容するのは　日本人的でしょうか？

９．　ところが　天皇家の祖先と言われるアマテラスは　女です。なら　女系
ではないか？

１０．　初代の天皇とされている神武カムヤマトイハレヒコからに限って　男
系の血筋を捉えるのでしょうか？　それ以前は　女系から始まっていても？

１１．　けれども　その神武の父には　アマツヒコヒコナギサタケウガヤフキ
アヘズがいると書かれており　その血筋をたどれば　マサカツアカツカチハヤ
ヒアメノオシホミミにまでさかのぼれる。

つまり　その子のアメニキシクニニキシアマツヒコヒコホノニニギが　タカマ
ノハラからこの地上なるタカチホの峰に降り来たったというとき　このホノニ
ニギが　天孫であり　その親の親が　アマテラスということになる。

１２．　アマテラスが　みなもとであるなら　万世一系は　女系を交じえてい
る。

１３．　それとも　アマテラスの夫は　誰か？　つまり　オシホミミの父親は
誰か？

１４．　オシホミミは　アマテラスとスサノヲとがウケヒ（賭け？）なる勝負
をしたときに生まれたのだから　父親は　スサノヲであろうか？　それとも　
別の血筋の――ツクヨミとも違った――或る男が　父親であったか？

１５．　スサノヲが父親であったのなら　けっきょく男系の一系というのは　
このスサノヲ（およびその父イザナキ）の血筋であるとなる。皇室と庶民とは
まったく同じ血筋であるとなる。完全に同じひとつの血筋なり。



１６．　解説することの出来る方　いらっしゃいますか？　男系にこだわり ス
サノヲ庶民と家系を分けるのは　どういう話なんですか？

質問者からの補足コメント

• №２つづく
  
  もし天皇家は　タカマノハラの血筋が９９％だとしても　１％は　スサノヲ
  らと同じです。
  
  
  ★　アマテラス以来男子一系という、おバカなことを言わなければ良いだけ。
  ☆　ええ。そして問題は　任意の人が　例外なく男系一系の血筋をたどるこ
  とが出来るということです。
  
  
  ★　すなわち、婚姻時に、夫婦どちらの姓を名乗っても良いこと。現代です
  ら、ほとんどが男性側の姓なので、一般人も、男系で考えることを基本とし
  ているとしか言えません。
  ☆　これは　この質問では別扱いにしましょう。
  
  ★　で、昔は養子縁組が嫌でない？そんな事実無いです。
  ・・・
  法的（旧民法以前）には、男系を存続させる
  ための方法が養子縁組、なんだよね。
  ☆　通い婚の時代には　女が土地や家を所有したんでしたっけ？　そういう
  場合をのぞけば　おっしゃるところは　妥当な見方でしょう。
  
  ただし　いまは問題が違うと思います。

  No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時：2019/05/26 13:31

No.2 回答者： masa2211 回答日時： 2019/05/26 10:56

＞１６（天皇家が）男系の一系というのはこのスサノヲ（およびその父イザナキ）の血筋であるとなる。

生物学的にはそうなります。（神も生物学の法則には従うとして。）
ところが、法的にはそうじゃない。
スサノヲは高天原を追放されているから、法的には相続権を完全剥奪。よって、高天原の直系は、スサノヲの
子孫であると言うことができません。
　※勿論、出雲（の支配者層）はスサノヲ系。
　　で、国譲りでは、出雲はスサノヲ系何たらと、生物学的には正しいけど法的には間違い、と無茶やってるけど。

＞皇室と庶民とはまったく同じ血筋である
これは、明らかに記紀の記述と異なります。
スサノヲ追放時点（この時点では、神は無限の寿命を持ち、一般人はそれなり。）で、
・高天原には、一般人ががいた。
・出雲にも、スサノヲ系と別系統の支配者（＝クシナダ姫）がいた。一般人もいた。
よって、高天原にも出雲にも、アマテラス－スサノオの血を引いていない（生物学的にも）一般人がいた。
つまり、庶民は、皇室とは別系統であることが確定しています。

＞１２．　アマテラスが　みなもとであるなら　万世一系は　女系を交じえている。
万世一系をいうときは神武以来、単に先祖のことをいうらアマテラス以来　と使い分けて表現するなら矛盾はありません。
アマテラス以来男子一系という、おバカなことを言わなければ良いだけ。（アマテラス以来一系なら、男系と言っていないのでセーフ。ただ、男系を強調するなら神武以来と言うのが普通と思うが。）

＞６．　日本人一般は　養子縁組を別に嫌とも思わずふつうにと言ってよいほどおこなっています
これは、大いに文句があります。
男系女系こだわらないなら、現状の法律通りのはずです。
すなわち、婚姻時に、夫婦どちらの姓を名乗っても良いこと。現代ですら、ほとんどが男性側の姓なので、一般人も、男系で考えることを基本としているとしか言えません。
で、昔は養子縁組が嫌でない？そんな事実無いです。
養子縁組が起きるタイミングとは、養子縁組しないと家が滅びる、そういうタイミングであるのがほとんど。
つまり、仕方なく養子縁組しているということ。
一般人は関係ない？そんなことないです。
一般人とは、事実上、農民のこと。で、自作農（生産力カツカツ）を考えると、
分割相続→生産力不足で暮らせない。よってありえないので、誰かが全財産を占有相続。
ここで、男子がいれば問題ないけど、女子しかいなかった場合、
家を廃止は、土地がもったいない。
養子縁組してでも無理くり家を存続させるか、遠い親戚でもいいから、無理くり男系を引っ張るか。
これは、庶民の場合は養子縁組あつかい。
以上がダメなら、親戚以外から養子縁組してでも無理くり家を存続させる。
これが現実に起きていることで、法的（旧民法以前）には、男系を存続させるための方法が養子縁組、なんだよね。

この回答へのお礼

いつもご回答をありがとうございます。

☆☆　＞１６（天皇家が）男系の一系というのはこのスサノヲ（およびその父
イザナキ）の血筋であるとなる。
★　生物学的にはそうなります。
☆　おお！

★　ところが、法的にはそうじゃない。
スサノヲは高天原を追放されているから、法的には相続権を完全剥奪。
☆　だけど　オシホミミが生まれたのは　追放の以前ですよ。

★　よって、高天原の直系は、スサノヲの
子孫であると言うことができません。
☆　いや。実の父であるというだけで　いいですよ。それに　タカマノハラの
直系が問題にされるのは　ここアシハラのナカツクニのことなのですから。

天皇家が　どこの国から来たかの問題よりは　ここ日本において　どういう血
縁関係にあるかなのですから。




☆☆　＞皇室と庶民とはまったく同じ血筋である
★　これは、明らかに記紀の記述と異なります。
☆　ん？

★　スサノヲ追放時点・・・で、
・高天原には、一般人ががいた。
☆　タカマノハラびととしての一般人です。アシハラの国びととは　別です。

★　・出雲にも、スサノヲ系と別系統の支配者（＝クシナダ姫）がいた。一般
人もいた。
☆　そのムラヲサ（市長村長）のくらゐを　スサノヲとその子孫がになうよう
になったので　弥生人と縄文人とが混血となりました。つまり　同じ血筋を形
成した。

その系統は　３００年ごろに登場した第十代（じっしつ初代）の崇神ミマキイ
リヒコが継いでいます。

これを　途中から・おそらくヨコから同じ血筋に入って来たのが　応神ホムダ
ワケであり　その思想じょうの直系としての雄略ワカタケルおよび継体ヲホド
です。イリ系から　タラシ（ワケ）系に転調しました。


★　よって、高天原にも出雲にも、アマテラス－スサノオの血を引いていない
（生物学的にも）一般人がいた。
☆　そのとおりです。縄文人がそうであり　初期の弥生人も　タカマノハラと
は　つながりが薄い人びともいたでしょう。

★　つまり、庶民は、皇室とは別系統であることが確定しています。
☆　先住の人びととしては　そうです。しかし　このアシハラ・日本ですでに
混血を繰り返して来ています。《日本人》というひとつの民族を――少数民を
のぞくわけではありませんが――形成して来たのです。

つづく

お礼日時：2019/05/26 13:27

No.1 回答者： yukiyamaichigo 回答日時： 2019/05/21 22:09

拳法球状とか目的論とか

アドラー心理学とか
そういえば目的論棚と

質問とは関係名知恵助ｒ度。

この回答へのお礼

九条とかに直接にはかかわらないとは思いますが。

お礼日時：2019/05/21 23:18